【音響がすごい映画おすすめ5選】映画の世界観を支える“音”を楽しむ!録音オタクが選ぶ名作

映画サウンド
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(マーク・ハミル)

映画は“耳”で観るともっと面白い!ということをご存知ですか?

こんにちは、大学で映画学を学んでいた筆者のもなです。

私は授業の一環で『スター・ウォーズ』のオーディオドラマを作ったことがありました。

当然ワクワクしながら挑んだわけですが、これが難しい。

『スター・ウォーズ』ならではの音を再現できないのもさることながら、音だけで作品の魅力を伝えるにはかなりの工夫が必要でした。

それだけ、“音”は映画の世界観を支える大事な要素なんです。

今回は、映画の音の魅力から“音が神”な映画まで、徹底解説していきます!

(トップ画像:引用https://x.com/starwars/)

そもそも”映画の音”は、なぜ面白いのか?

まずは、『スター・ウォーズ』シリーズの効果音に関する小話を紹介します。

『スター・ウォーズ』には、日常では聴かない面白い音がたくさん使われていますよね。

例えば、ライトセーバーの「ブォンブォン」という音はどう作られたと思いますか?

映画サウンド
https://x.com/starwars/

正解は、ブラウン管テレビとプロジェクターのモーター音を掛け合わせているんです。

サウンドデザイナーのベン・バートは、身近な音を録音しながら、『スター・ウォーズ』ならではの音を作り上げていきました。

こんな風に、映画の音は「現実にはない音」を「現実の音」から作り出す、いわば錬金術のような作業。

大学の授業でこれを知ったとき、私は映画の見方(聴き方)がガラッと変わりました。

セリフや音楽だけでなく、足音・環境音・機械音の一つひとつに、誰かの工夫と意図が込められているんですよね。

そして音の面白さは「作り込み」だけじゃありません。

音量の強弱や無音の使い方、音の”距離感”の演出によって、観客の緊張感や没入感がコントロールされているんです。

そんな”音の演出”が特に光る作品を5つ、厳選してご紹介します。

“音が神”:観客のボルテージをあげた映画5選

①『スター・ウォーズ』シリーズ

映画サウンド
https://x.com/starwars/

『スター・ウォーズ』シリーズは、サウンド・デザインの教科書だと言えるでしょう。

ライトセーバーの「ブォン」という重厚な音や、R2-D2の「ピコピコ」という軽やかな電子音。

キャラクター毎に質感の違う、いわゆる”SF音”を使い分け、”音の個性”を与えていることがわかります。

裏話は先ほどお伝えした通り、サウンドデザイナーのベン・バートが身近な生活音を組み合わせて作り上げたということ。

SF作品のSF音は必ずしも電子的に作られるわけではなく、アナログな素材から生まれることも多いんです。

②『インセプション』

映画サウンド
https://x.com/DiscussingFilm/

クリストファー・ノーラン監督は、「時間の魔術師」と呼ばれますが、同時に「音の魔術師」でもあります。

『インセプション』では、あの有名な「ブオオオン」という重低音を多用しました。

どこか不気味で、映画に終末感を与えているこの重低音。

生みの親はハンス・ジマーで、エディット・ピアフ『水に流して』のトロンボーンの音をスロー再生して作ったそうです。

観客の緊張感を煽る”時間の音”としても使われており、まさにノーランの世界観にピッタリとハマっています。

③『トップガン マーヴェリック』

トップガン
https://www.facebook.com/TopGunMovie/

実在の音の迫力を味わうなら、『トップガン マーヴェリック』

戦闘機が画面の外から中へ、中から外へと通り抜けていく時の音の躍動感に鳥肌が立ちます。

さらに、機体が軋む金属音の生々しさも、しっかりと再現。

本作では実際の戦闘機の音を録音して使用しており、そのことが臨場感を何倍にも高めてくれるのです。

効果音だけでなく、ハンス・ジマーの手がける痺れる音楽の数々も、観客のボルテージを上げてくれます。

④『ラ・ラ・ランド』

エマ・ストーン
https://x.com/LaLaLand/

ミュージカル映画を観ると、つい楽曲にばかり気を取られてしまいませんか?

『ラ・ラ・ランド』の魅力は名曲の数々だけでなく、細部まで美しい環境音にもあります。

街のざわめきや、カフェの食器の音。

何気ない環境音が、日常と非日常(歌とダンス)の切り替わりを際立たせています。

“静けさ”や”生活音”を丁寧に重ねていることで、逆に音楽シーンの高揚感が引き立てられる…まさに、音の引き算と言えるでしょう。

⑤『1917 命をかけた伝令』

1917
https://x.com/1917_moviejp/

まるでワンカットであるかのような演出が話題になった、『1917 命をかけた伝令』

注目してほしいのは映像技術にリアリティを添える、銃声や爆発音の”距離感”。

戦場で聞こえる音を丁寧に設計しており、まるで自分がその場に立っているかのような感覚になります。

カメラが移動するたびに音の定位も変化していて、映像だけでなく音でも”継続する時間”を体感できる作りになっているんです。

まとめ

“映画の音”の奥深さ、面白さが伝わったでしょうか?

最後に、もっと映画音響について知りたい方には『ようこそ映画音響の世界へ』というドキュメンタリー映画をおすすめしたいです。

映画サウンド
https://x.com/eigaonkyo/

サイレントとして始まった映画が“音”によって立体感を持ち、進化していく様を追うことができます。

ぜひ、あなたが耳を奪われた映画音も教えて下さいね!

『ようこそ映画音響の世界へ』では、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、アン・リー、クリストファー・ノーラン、ライアン・クーグラーなど、著名で独創的な映画監督たちが映画の“音”へのこだわりや芸術性を語っています。

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もな

ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。

映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。

それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。

私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。

連絡先:m57.apres.le.film@gmail.com

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