アカデミー賞10部門でノミネート、タランティーノ監督の「ワンアポ」はどんな映画?

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第92回アカデミー賞のノミネート作品を紹介しましょう。

アカデミー賞の部門数は、全部で24部門ありますが、主だった部門でノミネートされた今回の話題作品や人物を紹介していきましょう。

今回のノミネートで最多部門作品は、1位『ジョーカー』(11部門)、2位は同数で『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『アイリッシュマン』『1917 命をかけた伝令』(10部門)でした。

今回はその中から、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、略して「ワンアポ」(あるいは、「ワンハリ」)を紹介しましょう。

作品賞・監督賞・主演および助演男優賞など、10部門でノミネート!

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https://www.facebook.com/OnceInHollywood/ 左から:ブラッド・ピット クエンティン・タランティーノ監督 マーゴット・ロビー レオナルド・デカプリオ

多くの部門で賞獲得が期待され、大本命の評判が高いのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』!

ノミネートされた部門は以下の通りです。

作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞、衣装デザイン賞、撮影賞、美術賞、音響編集賞、録音賞の10部門です。

いかがでしょうか?

堂々たるノミネートぶりですね。

もちろん、部門間の優劣はないとはいうものの、映画という作品全体への評価という点では「作品賞」「監督賞」のノミネートは素晴らしい評価といえるのではないでしょうか。

日本通「タラちゃん」こと、クエンティン・タランティーノ監督

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今作、監督賞の対象となるは、あのクエンティン・タランティーノ監督が対象です。

「あの」という意味は、日本通であり日本の知人も多い監督という意味で、あえて形容詞を付けてみました。

自らを、日本語で「タラちゃん」と呼んでと言えるほどです。

これまで9作品を送り出しましたが、映画名を聞けば思い起こす人も多いのではないでしょうか。

主人公が日本刀で活躍する『キル・ビル』の作風は、見るからに日本映画の影響を受けているのがわかります。

それともう一点、驚くのが脚本賞もクエンティン・タランティーノ監督です。

実はこれについては、過去に『パルプ・フィクション』(1994年)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)で同賞の実績を持つほど。

今回の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、9本目の傑作で「1969年のハリウッド」がテーマ。

暴力も涙も笑いもありの、「クエンティン・タランティーノ」ワールド全開の作品です。

直近の前作、『ヘイトフル・エイト』はこのマガジンで紹介していますのでご覧ください。

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主演男優賞レオナルド・デカプリオ、助演男優賞ブラッド・ピット

さて、実際に映画を見て面白くて興味がある賞は、やっぱり主演、助演はじめするキャスト陣と役どころ。

映画の見どころを紹介しながら、主だったキャストを紹介していきましょう。

ストーリーとしては、1969年に実際に起こった「シャロン・テート殺人事件」を題材に、当時のハリウッド映画界のノスタルジーが満喫できるように組み立てられたなんとも楽しい映画です。

主演に、落ち目の俳優リック・ダルトンにレオナルド・デカプリオ(主演男優賞)。この落ち目さ加減の演技が素晴らしい!

助演に、リックの運転手兼スタントマンのクリフ・ブースとしてブラッド・ピット(助演男優賞)

レオナルド・デカプリオの陰の存在でありながら、自らも愛される独特のキャラクターとして登場します。

もう一人、シャロン・テート役にマーゴット・ロビー。

いずれも主役級の俳優ばかりで、これだけでも見応えのある素晴らしいラインナップです。

痛ましい「シャロン・テート殺人事件」をしのぶ、追悼映画!

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シャロン・テート殺人事件というのは、当時駆け出しの女優だったシャロン・テートが、自宅で知人らとともに惨殺された事件です。

いまだに謎の残る事件で、彼女が妊娠中だったこともあり世間の大きな注目を集めました。

映画の最初は最初はリックとクリフのやりとりが中心ですが、後半以降、知らず知らずのうちに事件の核心に迫っていきます。

シャロン・テート事件が凄惨だっただけに、マーゴット・ロビー演じる可愛いシャロン・テートにはなんだか癒されます。

1969年というのは、今からほぼ50年前

音楽、ファッション、家の中のたたずまい、街並み、価値観、どれをとっても今とは違うひと時代前の世界が蘇ります。

映画の中で自然と出てくるこられの風景は、逆に新鮮ささえ感じさせてくれます。

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オール・スター・キャスト、アルパチーノから新進マーガレット・クアリーまで

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この映画のもうひとつの見どころは、なんといってもバラエティに富んだ、オール・スター・キャスト!

最近では『アイリッシュマン』に登場したアル・パチーノが、レオナルド・デカプリオ」との絡みで渋いところを見せてくれます。

若手のマーガレット・クアリーは、「プッシーキャッツ」と呼ばれる、当時の流行だったヒッピー役で登場。

ダコタ・ファニングは、これもヒッピーの教祖の世話役。

どちらかといえば汚れ役で、いずれも「こんなところに出てくるんだ!」という場面で登場、ハッとさせてくれます。

さらに、ジャッキー・チェンスティーブ・マックイーンまで登場。

もちろん、この二人は故人なのでそっくりの俳優が登場しますが、往年のファンにはたまらない存在。

一瞬、ドキッとすること間違いなし!

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作品賞、監督賞、主演男優賞、大本命は「ワンアポ」に!

アカデミー賞ノミネート作品が発表されると、映画ファンは2月の発表に向け、さてどの作品、俳優が栄誉ある賞を獲得するかに関心が向います。

筆者の個人的感想と期待も含め、大本命は「ワンアポ」こと、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』だと信じています。

理由はここで述べてきたことに由来しますが、一言でいえばいかにも「映画らしい映画」という理由です。

ライバルと目される『ジョーカー』も、もちろん素晴らしい映画ですが、娯楽性やワクワク感においては「ワンアポ」が圧倒的に秀でていると思うからです。

かといって、「ワンアポ」がまったく思想のないお祭り映画かといえば、全然そんなことはありません。

なんといっても、映画人(ファンを含み、映画に携わる人すべて)の聖地、ハリウッド賛歌の熱い思いがあちこちに感じられる深い映画です。


参考:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(姉妹サイト「あの映画見た?あらすじと見どころ紹介!」)

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