宇宙開発はNASAから民間へ。次世代『ファースト・マン』を実話映画で学ぼう!

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『ゼロ・グラヴィティ』サンドラ・ブロック

今、日本で宇宙開発の話題がちょっとしたブーム。

ひとつは、野口聡一さんクルードラゴンの搭乗者となってISS(国際宇宙センター)へ飛び立ったという話。

もうひとつは、はやぶさ2号が6年を経過して小惑星探査の任務を終えて帰還したという話題です。

普段、何気なくしか見ることのない空の、はるか頭上の宇宙で起こっていること。

あらためて知らされる世界に、新鮮かつダイナミックな感動が沸き上がってきます。


15歳の寺子屋 宇宙少年

イーロン・マスク氏「スペースX」は、民間事業の象徴

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https://www.facebook.com/ISS 「クルー・ドラゴン」登場の4飛行士 左から:シャノン・ウォーカー(Shannon Walker)飛行士 ヴィクター・グローヴァー(Victor Glover)飛行士 マイケル・ホプキンス(Michael Hopkins)飛行士 野口聡一(のぐち・そういち)飛行士

昨今の宇宙開発で特徴的なことがあります。

それは、民間企業が表に出てきたことではないでしょうか。

これまでの宇宙開拓史は、アメリカが国の威信をかけて先導してきたNASA(米航空宇宙局)と、その有人宇宙船であるスペースシャトルが象徴的でした。

しかし、野口聡一さんをISS(国際宇宙ステーション)に運んだ飛行船「クルードラゴン」は、イーロン・マスク氏が設立した「スペースX」社によるもの。

また、小惑星「りゅうぐう」からのサンプル採取探査に成功した「はやぶさ2号」も、200~300社の企業参画の結果と言われています。

参考記事:「日本、惑星探査で存在感 はやぶさ2で7つの世界初」(日経新聞:12月8日)


「はやぶさ2」のすべて ミッション&メカニカル編: 小惑星リュウグウ探査プロジェクト

とは言っても、NASAもJAXA(日本宇宙航空研究開発機構)も宇宙開発の司令塔であることに変わりはありません。

つまり、民間に任せられるところは任せる一方で、国として次に進めるのは深宇宙開発(月での基地設置、火星への有人探査など)と言われています。

日米欧に限らず、中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)としのぎを削る宇宙開発競争。

いずれの国もみんなが目指すのはやはり「ファースト・マン(カントリー)」

次世代の「ファースト・マン」も楽しみですが、その前に、見ておいていほしい映画があります。

『ファースト・マン』、初めて月に降り立つ!

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宇宙をテーマにした映画は、一般的にSF映画と呼ばれることが多いですよね。

ちなみに、これから紹介する『ファーストマン』は、史実に基づいた実話映画です。

時は、1969年7月20日

今から約半世紀前、人類が初めて月に降り立った記念すべき日です。

歴史に残る名誉の飛行士は、アポロ11号のニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)

と書くと、輝かしい宇宙開拓史(もちろん!)を想像しますが、映画は彼の背後にあった苦闘の経緯が描かれています。

昨今の華々しい開発ニュースの影にも、語りつくせぬドラマがあったことを想像させる映画です。


ファースト・マン 上下合本版 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生

ファーストマン,ライアン・ゴズリング,宇宙開発『ファーストマン』ライアン・ゴズリングhttps://www.facebook.com/FirstManMovie

歴史的英雄が、妻や子どもの前で見せる素顔

われわれは「歴史的偉業」という事実を念頭において映画を観るのですが、さて現実にはどんな葛藤に苦しみ、死と向き合う恐怖と闘ったのでしょう。

アメリカの宇宙開発は、当時の旧ソ連(現ロシア)を出し抜くことが愁眉の課題。

1958年のマーキュリー計画に始まり、ジェミニ計画アポロ計画と矢継ぎ早に「月」への挑戦が続きます。

今作の主人公アームストロングが船長として登場するのは、1968年から始まったジェミニ計画のジェミニ8号

与えられた任務は、宇宙空間で無人衛星とドッキングすることでした。

一旦成功したかに見えたドッキングも、思わぬハプニングに見舞われ、任務が常に死と隣り合わせであることを見せつけられます。

妻ジャネット(クレア・フォイ)や家続で見せる彼の素顔は、明らかにこころの葛藤を映し出していました。

●ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)

誕生日:1980年11月12日(さそり座)

身長:184㎝

出身:カナダ

▶ライアン・ゴズリングの出演映画一覧

▶おすすめ代表作品


ラ・ラ・ランド(予告編:Amazon) (サントラ:楽天)

●クレア・フォイ(Claire Foy)

誕生日:1984年4月16日(おひつじ座)

身長:162㎝

出身:イギリス

▶クレア・フォイの出演映画一覧

▶おすすめの代表作


蜘蛛の巣を払う女 (予告編:Amazon) (原作ダヴィド・ラーゲルクランツ:楽天)

 

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ジェミニ計画の次に着手されたのは、いよいよ本番の「アポロ計画」。

それまでが準備計画とすれば、ここからは月への「有人飛行計画」であり、具体的には「月面着陸」を目指すものでした。

しかし、無念にも出だしのアポロ1号から失敗、発射直前に火災事故が発生してしまったのです。

アームストロングは、同じ飛行士仲間であるエド・ホワイト他2人を事故で亡くすという辛い経験をします。

アポロ1号の失敗は、経費の問題とともに世間の強烈な非難にさらされます。

それは、皮肉にも「月面着陸」という究極目標をなんとしても達成しなければならないという国の政策に拍車をかけることに。

もちろん、アームストロングをはじめとする次期搭乗予定の飛行士たちへの相当なプレッシャーでもあったのです。

世界中の期待と心配を背負って迎えたのは「アポロ11号」

指名された搭乗員は、ニール・アームストロングを船長に、マイケル・コリンズバズ・オルドリンの3人でした…。

さあ、あの感動を改めて噛みしめて下さい。

まとめ~おすすめの「宇宙モノ」~

宇宙を舞台にした映画を筆者は「宇宙モノ」と呼んでいます。

『スター・ウォーズ』のような完全なSFもあれば、今記事の『ファースト・マン』のような実話ドラマもあります。

いずれにせよ、広大な宇宙空間で繰り広げられる物語は筆者の大好きな映画ジャンルのひとつです。

特撮やCGを駆使しているとはいえ、観客を飽きさせない臨場感あふれる映像美と感動こそ「宇宙モノ」の醍醐味ではないでしょうか。

ちなみに冒頭の画像は、映像の「視覚効果」や「音響編集」でアカデミー賞を受賞した『ゼロ・グラビティ』のワン・シーンです。


ゼロ・グラビティ(予告編)

(引用:https://www.facebook.com/zerogravitymovie/ 「アポロ11号」のバズ・オルドリン飛行士をして、「現実の宇宙空間に近い」と称賛した映画です。)

あと、今サイトでも紹介している『オデッセイ』『アド・アストラ』もおすすめです。

参考記事:サバイバル映画『オデッセイ』、火星脱出でジャガイモ栽培をした植物学者!

参考記事:宇宙人ジョーンズのコロナ・メッセージ。映画『アド・アストラ』の関係は?

いずれも、冒頭に述べた宇宙開発の現実が、これら「映画の世界」にどんどん追いついてくるのを感じずにはおられません。

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