映画に出てくる「帝国」といえば、マーベルコミック「キャプテン・マーベル」のクリー帝国、あるいは「スターウォーズ」の銀河帝国を思い出します。
しかし、この映画の「帝国」は地球の歴史をさかのぼった紀元前500年頃の実在の帝国です。
現在の、イラン高原からトルコ、エジプトまで治めたペルシャ帝国のこと。
西はエーゲ海近くまで侵略し、もうすぐギリシャというところまで拡大した時の、いわゆる「ペルシャ戦争」が舞台です。
壮大な歴史ロマンが楽しめる作品です。
(冒頭画像:https://www.facebook.com/300moviejp/)
あらすじ:続編はテミストクレス将軍のリベンジ戦
この映画には前作があります。
前作『300 スリーハンドレッド』は、スパルタの精鋭300人で100万の大ペルシャ軍を迎え撃ったという悲劇の物語です。
モデルは、史実にある「テルモピュライの戦い」で、善戦するも陸路では結局、多勢に無勢で全滅するのでした。
続編となる今作は、ギリシャの都市国家アテナイのテミストクレス将軍(サリヴァン・ステイプルトン)を中心とした同盟軍です。
今回は、海路・陸路の両方からペルシャ帝国のクセルクセス王にさらに激しく抵抗します…。
●サリヴァン・ステイプルトン(Sullivan Stapleton)
誕生日:1977年6月14日生まれ
星座:ふたご座
身長:185㎝
出身:オーストラリア・メルボルン
▶おすすめの代表作品
狭い海峡、サラミス島近海への誘導作戦
海戦に誘導するといっても、ペルシャ海軍の戦力も相当なモノ。
周囲は反対しますが、テミストクレス将軍は、海上戦に固執します。
彼が誘導しようとしたのは、サラミス島の近海でここは入り組んだ峡谷の多い島でした。
狭い海峡では、両軍の大きな戦力差を縮められると考えたのです。
ペルシャ海軍の切札、アルテミシア女王!
さて、この映画の見どころは、ペルシャ海軍の切札アルテミシア(エヴァ・グリーン)の登場です。
実在の女海賊として今も名を遺す、妖艶な指揮官として有名です。
クセルクセス王に仕えた小国ハリカルナッソスの女王で、押され気味のペルシャ海軍の先頭に立ちテミストクレスに果敢に挑みます。
なお、この戦いは歴史上の「サラミスの海戦」がモデルになっています。
●エヴァ・グリーン(Eva Green)
誕生日:1980年7月6日生まれ
星座:かに座
身長:168㎝
出身:フランス・パリ
▶おすすめの代表作品
※エヴァ・グリーンの「アルテミシア女王」が満喫できます。
演技派エヴァ・グリーンが楽しめる!
暗い過去をもつアルテミシアの怨念の表情と、策略を巡らせる時の彼女の顔はなかなかの迫力。
アルテミシアを演じるエヴァ・グリーンは、有名作品『007カジノロワイヤル』など、圧倒的な演技力が魅力です。
また、兵士を満載した当時の木造船「三段櫂船(さんだんかいせん)」同士が激突する映像など見どころがいっぱい!
歴史的大海戦は、最後の船上対決へ!
総戦力からして絶対優勢のはずのペルシャ軍ですが、狭い海域では案の定、船と船の一騎打ちしかできず、テミストクレス率いる精鋭に攻め込まれて行きます。
何万もの兵を従えながらも、最後決戦では船上で、テミストクレスとアルテミシアが直接対決。
これはなかなか見応えがあります。
歴史に名を遺すペルシャ戦争の分かれ目をぜひ見届けて下さい…。
まとめ
紀元前500年ごろの戦争を映画で再現!
映画はなんでもできると言うものの、これだけリアルな映像だと本当に見応えがあります。
古代史をちょっと紐解きながら見てみると、さらに感慨深いものがあります。
おすすめです、ぜひ!
記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!