父親のことが大嫌いなあなたに見て欲しい映画、『ガラスの城の約束』

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■ブリー・ラーソン《ガラスの城の約束》

もし、今、あなたが父親のことを大嫌いなら、ぜひ見て欲しい映画があります。

映画『ガラスの城の約束』は、アメリカNYマガジンの人気コラムニスト、ジャネット・ウォールズの書いたベストセラー自叙伝「The Glass Castle」を映画化したもの。

ガラスの城の約束 (ハヤカワ文庫NF) [ ジャネット・ウォールズ ]

 

ジャネット・ウォールズは今でこそ有名になり、安定した収入と地位を得たものの、彼女にはすさまじい過去がありました。

それは、貧しいホームレスのような生活になり下がり、連絡をしてくるかと思えばお金の無心をするだけの大嫌いな父親と一緒に暮らした日々。

母親もよく似たもの同士で、父親を本気で責めているふしがありません。

結婚を前にして、彼女の最大の悩みはできれば父親を彼に紹介したくない、そんな悶々とした日々が描かれた映画です。

八方破れ?いい加減?あまりにもひどい過去とは…

主人公ジャネット(ブリー・ラーソンが思い起こす子供の頃のこと。

それは、自分や兄弟が八方破れの父親レックス(ウッディ・ハレルソン)に育てられてきたという過去です。

人は、それを豪胆と呼ぶのか、八方破れと呼ぶのか。

大人になってみれば、たくましく成長した自分がいるという事実があるのは確かです。

しかし、それをあの豪胆な父親がいたからこそと思うには、あまりにもひどいことをレックスはしてきたのでした。

いつかは「ガラスの城」に住まわせてやる?
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https://www.facebook.com/GlassCastleFilm/ 中央:ジャネット 最左:長女ローリー

ジャネットは、両親と兄弟4人(ジャネットは次女)の6人家族でした。

父親レックスの安定しない収入のため、やりくりに困ると夜中にすぐ引越をするという生活。

しかし、肝心のレックスは気にする様子もなくとにかく口先ばかり。

ジャネット(子供時代:エラ・アンダーソンは、「本当に自分たちのことを愛してくれている?」という疑問をずっと持ち続けていました。

アルコール依存症の父親のする約束は、いい加減なものばかり。

そのひとつが映画のタイトルになった、「いずれはお前たちを『ガラスのお城』に住まわせてやるという言葉でした。

入院費が高すぎると、当たり散らす

一方、母親ローズマリー(ナオミ・ワッツ)も、子育てのいい加減さでは似た者同士でした。

絵画が趣味だった彼女は、子育てより絵を描くことに集中する毎日。

お腹を空かせてやってきた子供に、今は絵を描くので忙しいと言うほどです。

ある日のこと、火の使い方を満足に知らない幼いジャネットがひとりで自炊し、大やけどして入院してしまうことに。

驚いた父親レックスが病院に駆けつけたのはいいのですが、入院費が高すぎると腹を立てる始末。

病院中に当たり散らし、そのままジャネットを連れ出してしまいます。

学校より、もっといい勉強の仕方がある!
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https://www.facebook.com/GlassCastleFilm/

ジャネットが学校に行きたいと言い出すと、逃走中のおんぼろ車でそのまま野宿。

こんなことは絶対に学校では学べない、と適当なことを言いたい放題の父親でした。

深夜の草原に二人で寝そべり、夜空の星を見上げながら「ほら!好きな星を言ってごらん、早い者勝ちだ!」とも。

ロマンチックで、今となっては良き思い出となった?

当時の幼すぎるジャネットたちには、レックスの適当な方便に従わざるを得なかったというのが事実です。

成長するジャネット、愛想を尽かし始める

姉のローリー(サラ・スヌーク)は、不満をほとんど口にしない静かな性格でした。

しかし、ジャネットは10歳を越え出したころ、自分が思っている不満をレックスにぶつけるようになります。

一番の不満は、やはり彼がお酒をやめないこと。

少女のジャネットは、思いつめた上で禁酒の約束を取り付けます。

一旦、約束を守るそぶりを見せたものの、陰で母親からお金を奪ったとたん、酔っぱらって帰ってくる始末。

ジャネットは大きく傷つくとともに、進学を機についに家を出る決心をするのでした。

次第に愛想を尽かし、進学とともに独立
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https://www.facebook.com/GlassCastleFilm/

さて、すっかり大人に成長したジャネット。

かつて、父親と暮らした頃のことも記憶から遠ざかり、人気コラムニストとして忙しい日々が続きます。

時折、訪ねてくる母親を拒むわけにもいかず一緒に食事をするのですが、両親の生活ぶりは相変わらず昔のまま。

できれば、今後、かかわりたくないと思っている彼女を見ることができます。

しかし、そんなジャネットには大きな悩みがありました。

それは、近々結婚するにあたり、父親に婚約者デヴィッドの紹介ができていないことでした。

なんとか、婚約者を父親に引き合せたが…

理解あるデヴィッドになんとか段取りをつけ、やっと父親に引き合わせたジャネット。

二人は酒を酌み交わし、緊張もほぐれて来たと思いきや、レックスの酒ぐせは全然変わっていませんでした。

レックスがデヴィッドに取った、あまりにも突然の行動にジャネットは愕然とします。

そして、多くの仕事関係者を招いて開いた結婚披露パーティだったのですが…。

もちろん、父親抜きで!

エンディングで、ジャネットが取った行動に涙

どうしょうもない父親。

映画の半分は、何も知らずに父親と暮らした子供の頃の話です。

そして、残り半分は嫌な父親の行為に、大人になったジャネットが悔しさと情けなさを噛み殺す場面が続きます。

もしあなたが、大嫌いな父親を持つひとであったとしたらきっと同感するところがいっぱい!

でも、映画のエンディングでジャネットが取った行動に、一切の刺々しい気持ちが消えるはず。

ジャネットが、必ず作ってもらえると信じていた「ガラスの城」、あんなどうしようもない父親だけど「約束したよね?」と。

ネタバレはしませんが、きっと優しい気持ちが戻ってくるおススメの映画です。

ガラスの城の約束 [ ブリー・ラーソン ]


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