「サノス」と死闘したアベンジャーズ、その後
マーベル・コミックのスーパーヒーローたちを描いた『アベンジャーズ』シリーズは、2019年『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一旦、幕を閉じました。
スーパーヴィラン「サノス」による大量殺戮に見舞われた地球も、スーパー・ヒーローたちの必死の防戦でなんとか平穏を取り戻すことに…。
映画的には文字通り「エンドゲーム」となり、アベンジャーズを10年近く応援し続けたファンには得も言われぬ「ロス感」が漂っていました。
そんな時「地球滅亡まで7日間」とし、再びかつての胸騒ぎを呼び戻すマーベル映画が登場したのです。
それが、『エターナルズ』です。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/officialeternals/)
地球の守護者、古くから存在した宇宙種族
サノスとの激闘も一段落し、安泰感が漂っていた地球に再び脅威が迫ってきます。
それは、エターナルズと因縁深い最古の宿敵「ディヴィアンツ」でした。
しかも、「滅亡までたったの7日間」というではありませんか。
実は、「エターナルズ」は過去7000年にわたり地球に迫る危機から人類をひそかに守ってきた宇宙種族。
それまでひっそりと暮らしていたのが、残された限りある時間を知り危機回避に立ち上がったのは10人の守護神。
離ればなれになっていた仲間たちが再結集し始めたのです。
(冒頭画像:https://www.facebook.com/officialeternals/)
主要キャスト、「セルシ」と「イカリス」
シリーズ化への期待も高まる中、10人のエターナルズ・メンバーを紹介しておきましょう。
「セルシ」(Sersi)は、物体の原子構造を操作し変容させる力に富んでおり、その力は他のエターナルズ・メンバーよりはるかに優れていると言われています。
演じるのは、「ジェンマ・チャン」で中国系のイギリス女優です。
エターナルズにあっていわばヒロイン的存在。
人類との親和性にすぐれ、人々の中に溶け込み暮らしていました。
●ジェンマ・チャン(Gemma Chan)
誕生日:1982年11月29日 (いて座)
身長:175cm
出身:イギリス・ ロンドン
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次は、画像右に見える「イカリス」(Ikaris)。
自由に浮遊できる能力に長け、宇宙エネルギーと同化して目から放つビームの破壊力は圧倒的です。
エターナルズの中にあってその超人的能力で、メンバーのリーダー的存在です。
演じるのは、「リチャード・マッデン」。
スコットランド出身のイギリス俳優です。
●リチャード・マッデン(Richard Madden)
誕生日:1986年6月18日 (ふたご座)
身長:177cm
出身:イギリス
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帰ってきた戦士「セナ」に、アンジェリーナ・ジョリー
次に紹介するのは、セナ(Thena)。
予告編の中でリーダー・イカリスが声をかけるシーンで、セナは「hello、久しぶりね」と登場。
この貫禄ある声と鋭い目配せこそ、久々のアクション映画登場の実力派女優、アンジェリーナ・ジョリーです。
スタイリッシュな未知のボディ・アーマーに身を包み、宇宙のエネルギーを取り込んであらゆる武器を生み出す能力は無敵かつ不死身の存在です。
そして、セナのパートナー的存在となるのが「ギルガメッシュ」(Gilgamesh)です。(画像左)
強靭な体躯は、身体的損傷に驚異的な耐久性をみせるエターナル・メンバーです。
温度、衝撃、免疫、高度などあわゆる耐性に圧倒的な強さを持つ存在として登場。
演じる「マ・ドンソク」は、韓国系のアメリカ人です。
●アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)
誕生日:1975年6月4日(ふたご座)
身長:170㎝
出身:アメリカ・カリフォルニア州
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※展開が早くて、スリリングな内容に大満足!
※ディズニー屈指のヴィランを、実力派のアンジェリーナ・ジョリーが好演!
ハリウッドの多様性を象徴、キャスト陣に注目!
さて、ここまでキャストを紹介してきて気付かれた人も多いのではないでしょうか?
ハリウッドが目指す「多様性」こそ、さまざまな国にルーツを持つキャスト陣の起用なのです。
これまで順に、中国系、イギリス、アメリカ、韓国系と紹介してきましたが次は、パキスタン系アメリカ人。
「クメイル・ナンジアニ」が演じるのは「キンゴ」(Kingo)です。
手から宇宙エネルギーを発射することができるキンゴ。
侍風の、ボディ・アーマーが特徴で画像の左側に位置します。
中央は、「マッカリ」(Makkari)。
超能力は、宇宙を動力源にした超スピードを武器に惑星の偵察を得意とします。
演じるのは、アメリカの女優「ローレン・リドロフ」です。
実は彼女は聴覚障害をもつ女優で、マーベル映画史上初めての聴覚障害を持つスーパーヒーローを演じることでも話題となっています。
そして、先の画像の右側が「ドルイグ」(Druig)。
宇宙からのエネルギーを取り込むことで強化された体は、その分子構造を完全にコントロールするという能力の保持者です。
演じるのは、アイルランド出身の「 バリー・コーガン」です。
マーベル初のゲイで登場、「ファストス」
最後に紹介する3人のうち、左は「アジャク」(Ajak)。
エターナルズの中にあって、人類の文明が進歩し続けるようサポートする役割をもつ精神的リーダーです。
演じる「サルマ・ハエック」の出身はメキシコです。
中央の子どもは、「スプライト」(Sprite)。
一見、12歳の子どものようですが見た目以上にタフで、エターナルズの中でリアルな現実に生きているメンバーです。
悪ふざけといたずら好きなキャラクターで登場します。
もともと男性キャラですが、2007年生まれのアメリカ女優、リア・マクヒューが演じます。
そして、ラストのメンバーは「ファストス」(Phastos)(左)。
ファストスは、人類の技術的な進歩を密かに支援するキャラクターとして登場。
知的な宇宙の力を保持した発明家としての一面を見せます。
演じるのは、ブライアン・タイリー・ヘンリー。
多様性という点において、彼はマーベル映画で初めてゲイのヒーローとして登場します。
まとめ
キャストと演じるキャラクターを中心に紹介しましたがいがかでしたでしょうか?
冒頭述べた、その多様性に改めて驚かれたのではないでしょうか。
なお、監督は中国出身のクロエ・ジャオ監督です。
そう、あの『ノマドランド』でアカデミー賞監督賞(同時に作品賞、主演女優賞)の受賞歴を持ちます。
「アベンジャーズ」後の壮大な宇宙観を、さらに深化させてくれるSF大作です。
まずは登場人物に馴染んでもらい、地球の行く末に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
(登場キャラクターのプロフィールは、Wikipedia(日文・英文共)を参照)
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