働く女性のバイブル映画として一世を風靡した『プラダを着た悪魔』、あれから20年…。
ミランダとアンディが、再びスクリーンに帰ってきました!
『プラダを着た悪魔2』は、ストーリーもメッセージ性も現代版にアップデート。
今回は、期待の続編のあらすじを紹介しながら「ここが良い!」と思ったポイントを2つ解説していきます。
(トップ画像:引用https://www.vogue.co.jp/gallery/)
ポイント①:おなじみキャラの「現在地」を描く

『プラダを着た悪魔2』では、ミランダ(メリル・ストリープ)とアンディ(アン・ハサウェイ)はもちろん、エミリー(エミリー・ブラント)、ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)ら、前作からのおなじみキャラが登場。
それぞれが20年の時を経て、どのような「現在地」を生きているかが描かれます。
まるで懐かしい友人や同僚に再会し、キャッチアップしているような気分になれるんです。
ストーリーの主軸、あの2人が「再タッグ」!
『プラダを着た悪魔2』のメインストーリーとなるのは、ミランダとアンディの「再タッグ」。
前作のラストで、ミランダの元を離れ、ジャーナリズムの道を歩むことに決めたアンディ。

20年経ち、彼女は権威ある賞を受賞できるほどのジャーナリストに成長しています。
しかし、会社縮小の波を受け、突如としてリストラされることに…。
一方のミランダも、鬼編集長として君臨しながら、紙媒体の衰退に直面していました。
さらに不祥事をすっぱ抜かれ、SNSで炎上する大ピンチ。
そんな中でアンディがランウェイ編集部に舞い戻り、2人はタッグを組むことになります。
20年の歳月で、変わったものと変わらないもの

特に注目したいのは、メインキャラクターたちの「変化」です。
アンディはすっかり洗練されたキャリアウーマンに。
キャリアの浮き沈みを経験しながらも、信念を貫き、自信に満ちた表情をしています。
ここで観客は、アンディの姿に、自身を重ね合わせることができるのではないでしょうか?
観客自身も20年の歳月を経て変化と成長を経験しています。
「ああ、私も頑張ってきたよな」と共感できるのが、本作の素敵なところだと感じました。
変わらぬ辛口の「ミランダ節」に懐かしさ!
そして、ミランダ。
彼女は相変わらず鬼編集長として君臨しているものの、やはり、前作から変化しています。
時代の波に押され、自分よりもうんと年下の若者たちに囲まれ、考え方を変えざるを得なかった部分もあるようです。
それでもアンディと対峙すると、「ミランダ節」が炸裂。
変わらぬ辛口具合に、アンディと同じように懐かしさを覚えてニヤッとしてしまいます。
ポイント②:「今」だからこそ響くメッセージ

『プラダを着た悪魔2』で描かれるのは、2026年現在のファッション・雑誌・ジャーナリズムの在り方です。
前作から一歩進んで、「今」だからこそ伝えられるメッセージがふんだんに込められています。
AI時代に、クリエイターができることは?

本作で重点的に触れられているのは、現代が消費過多・AI時代であるということ。
かつては誰もが憧れるファッション雑誌だったランウェイも、トイレの中でスクロールされるようになった、なんで皮肉なセリフもありました。
アンディはランウェイを救うために様々な記事を書きますが、真面目な読み物は大衆ウケしません。
奮闘する彼女にナイジェルは、「自分のやり方を見つけろ」とアドバイスします。
ミランダもまた、時代の波に抗おうとしていました。
現代を生きる人へ、新たなバイブル映画!
AIが台頭しようとも、残るものはあると信じるミランダ。
しかし他者からは、「AIさえあれば、モデルもスタジオもいらなくなるかもしれない」と言われてしまいます。
それでも、アンディとミランダ、ふたりは自らの仕事に誇りを持って突き進むのです。
プライドを捨てず、頑張り続ける人には必ず幸せが訪れる…ラストには、そんなハッピーエンドが用意されています。
本作は、現代を生きる人にポジティブなメッセージを伝えてくれる、新たなバイブル映画になりそうです。
最後に:もちろん、ファッションにも注目して!
『プラダを着た悪魔2』は、かなり完成度の高い続編だと感じました。
ここまで良いポイントを語ってきましたが、やはり最後に言いたいのは、「ファッションにも注目してほしい」ということ。
『プラダを着た悪魔』シリーズの最大の魅力だから、当然ですよね。
個人的に本作は、マニッシュ×レディライクなスタイルが大優勝でした。
ミランダのグレージュのジャケットスタイルは、「エレガント」の一言。

アンディのサマールックは、ジレにストライプパンツを合わせて爽やかに。

また、劇中で度々ヴィンテージファッションについて触れているのも今風だなと思います。
前作からさらにパワーアップして戻ってきた、『プラダを着た悪魔2』。
ぜひ皆さんも、スクリーンでチェックしてくださいね!
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。


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