
『世界一キライなあなたに』の原題は、「Me Before You」。
直訳すれば「あなたの前の私」、見終わった後は「あなたとしっかり向き合う私」の意訳の深さがよくわかります。
主演のエミリア・クラークといえば、ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』が有名ですよね。
さて、今回紹介するのはエミリア・クラークが20代の代表作品で、「健気な可愛さ」がピッタリとくる恋人役で好演しています。
泣けそうになるのですが、泣かずにグッとこらえて応援して上げたくなるラブ・ストーリーです。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/MeBeforeYouMovie)
エミリア・クラーク20代の代表作、実話『世界一キライなあなたに』で感涙した最高の演技!
●エミリア・クラーク(Emilia Clarke)
誕生日:1986年10月23日生まれ
星座:さそり座
身長:157㎝
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あらすじ:誰にも心を開かない…大キライな人のお世話

不治の身体障害を理由に、安楽死を切望する男性ウィリアム・トレイナー「愛称ウィル」(サム・クラフリン)。
そして、彼に最後まで寄り添ってあげた女性、ルイーザ・クラーク「愛称ルー」(エミリア・クラーク)の物語です。
邦画のタイトル『世界一キライなあなたに』は、ルーのウィルに向けられた気持ちそのもの。
二人が出会った当初から、ウィルはずっと殻にこもり、誰にもこころを開こうとしない「大きらいな」存在だったのです…。
安楽死を切望する男性、引き返せない理由が…
前職を失業し、新たに仕事探しをしていたルーがやっと見つけたのは、身体障碍者のお世話係でした。
高給と聞き飛びついたものの、お世話する男性ウィルの余命はあと半年と両親から説明を受けます。
ショックだったものの、大家族の稼ぎ頭であったルーはやむなく引き受けることに。
しかし、初対面の紹介からウィルはまったく不愛想で心を開く様子もありません。
口を開けば憎まれ口ばかり、つらい日々の連続…

はじめて接するウィルの様子は、2年前の交通事故で下半身不随となり車いすの状態。
しかも脊髄損傷で、体温調節ができない体になっていました。
仕事は、話相手になるだけでいいというものの、口を開けば憎まれ口ばかりです。
初日から、「こんな仕事、私にできるのかしら?」という状態でした。
悩みながらも、とりあえずウィルと接していくしかない痛々しいルーの日々が続きます。
好きな映画はゲイポルノ?雪解けの思わぬきっかけに

そんな中、ルーには持ち前の健気な明るさがあり、ウィルに少しずつ届いている気配もありました。
この辺りの、エミリア・クラークの一生懸命さの演技は秀逸なので、じっくり鑑賞して下さい。
二人の雰囲気が好転し出すのは、ある時、ルーがウィルに好きな映画を尋ねるシーン。
そこで、ウィルはルーをからかうため、ゲイポルノだと軽口をたたいたのです。
いつも真剣で真面目に取り組んできたルーにとって、ウィルのこの答えには驚きを隠せないません。
ウィルが次第に心を開き出したのは、そんなルーのまじめな態度でした…。
心を通じ始める二人だが、覆せない「決心」に涙!

お互い少しづつこころが通じ合い、認め合い出した二人の関係。
しかし、ウィルには誰に対しても絶対に譲ろうとしないことがひとつありました。
それは、ウィルの当初からの決心、「安楽死」という選択肢です。
実行してくれる施設との契約で、その日は確実に近づいてきていたのです。
ルーがそんなウィルに対して取った決心に涙が止まりません…。
まとめ:エミリア・クラークの健気さ、最高のスパイスに!

「安楽死」という、出口のない映画の設定は非常に重たいものがあり、つい暗くて苦しい気持ちになりがちです。
実際そうでした。
しかしこの映画で救われるのは、冒頭に述べた変わらないルーの健気さです。
そしてもうひとつ、ルーのなんとも底抜けに明るいファッションにも注目。
絶妙のスパイスとして映画全体に効いています!
テーマは重いですが、ぜひ、肩の力を抜いてご覧下さい。

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