フィービー・ウォーラー＝ブリッジとは？多才な横顔、『インディ・ジョーンズ5』ヒーローへ！

2023年、人気シリーズ待望の最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開！

登場したのは、おなじみのインディを演じるハリソン・フォード、そして「ヘレナ」と呼ばれた美しい女性。

敵か味方かわからないこの女性を演じるのが、フィービー・ウォーラー＝ブリッジ。

日本ではまだまだ知られていないフィービーですが、実は世界では旬の若きクリエイターとして注目されているんです。

ここでは、フィービー・ウォーラー＝ブリッジの多才で、才気あふれる魅力と横顔をお伝えしていきます！

（冒頭画像：引用https://www.facebook.com/fleabag/）

フィービー・ウォーラー＝ブリッジ：プロフィール

フィービー・ウォーラー＝ブリッジは1985年ロンドン生まれの女優にして脚本家、プロデューサー、コメディエンヌという、まさに「天才肌」という言葉が似合う女性。

アンソニー・ホプキンスやレイフ・ファインズといった数々の名優を輩出したロンドン王立演劇学校で学び、2007年にはシアター・カンパニーの「Dry Write」を設立。

その後は舞台を中心に女優や脚本家としてキャリアを重ね、2016年から放送開始されたドラマ『フリーバッグ』で一躍有名人になりました。

私生活では、『スリービルボード』のマーティン・マクドナー監督と15歳離れた年の差カップルとして交際中。

今最も旬の若きクリエイターの一人とも言えるフィービーの天才肌っぷりがわかる経歴をみてみましょう！

一人芝居から始まった、ドラマ『フリーバッグ』

フィービー・ウォーラー＝ブリッジという名を世に知らしめたのは、Amazonオリジナルドラマ『フリーバッグ』。

「フリーバッグ・エフェクト」を引き起こしたほどの大人気シリーズです。

実はこの作品はもともと一人芝居で、2013年に同タイトルで上映したものが評判になり、2016年にBBCで映像化されました。

映像化の際にはフィービー自らプロデュース・脚本・主演を務めています。

「フリーバッグ」とは「だらしない女」を意味する言葉で、フィービー演じる主人公の女性・フリーバッグは皮肉屋で性欲強め、感情の起伏がひたすら激しいキャラクター。

小さなカフェを経営しているものの、共同経営者を失って店は今にも潰れそう、平気で嘘をつき物を盗む人生を送っています。

変化していく時代の荒波の中で、フリーバッグが自問自答を繰り返しながら生きていく様が描かれるというストーリーです。

決して好感は持てないけれど人間味がある女性こそがフリーバッグ。

彼女の「見応えのある」人生が多くの人の心を掴み、エミー賞で11部門にノミネートされ6部門を受賞するという快挙を成し遂げました。

『ハン・ソロ』では、まさかのドロイド役！？

言わずと知れた『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ハン・ソロを主役として製作されたスピンオフ作品『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』。

この作品にもフィービーが出演しているのですが、どのキャラクターかわかりますか？

彼女が演じたのは美女型のドロイド・L3-37。

『スター・ウォーズ』シリーズにはR2-D2やC-3POといった個性豊かなドロイドが登場していますが、女性のドロイドが登場するのは初めてのこと。

脚本を執筆したジョン・カスダンは、これまでの映画に登場したドロイドと完璧に違うキャラクターにするためにも、女性であることが重要だったと語っています。

L3-37は他のドロイドの色々な部分を繋ぎ合わせて、自分で自分を創り出したというキャラクター。

演じたフィービーも「とても刺激的だった」と語るとおり、今までのドロイドとは一味も二味も違う「自立していて、反抗的で、愉快」という魅力を持っています。

ユーモアあふれるクリエイターのフィービーにぴったりの役どころだったと言えるでしょう。

『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』、脚本家に大抜擢

ドラマ『フリーバッグ』でフィービーが発揮した才能は瞬く間に知れ渡り、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の脚本家として抜擢されるに至りました。

彼女に声をかけたのは、同シリーズでボンドを演じたダニエル・クレイグ。

ダニエルは以前から『フリーバッグ』の大ファンで、フィービーが脚本を担当したドラマ『キリング・イヴ／Killing Eve』も観ていたほど。

『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の完成度を高めるためにも、ダニエル直々にフィービーへ脚本の執筆をオファーしたそうです。

ちなみに007シリーズで女性の脚本家が起用されるのは史上2回目。

シリーズ第1作『ドクター・ノオ』と第2作『ロシアより愛をこめて』を手がけたジョアンナ・ハーウッド以来です。

フィービーらしい味付けが加えられた脚本は大きな反響を呼び、クレイグ版ボンドの有終の美を飾るにふさわしいヒット作となりました。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ（作品情報）

新ヒーローへの抜擢、『インディ・ジョーンズ5』で飛躍！

人気シリーズ『インディ・ジョーンズ』の5作目にあたる、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』。

撮影が開始された当初、「主役がハリソン・フォードからバトンタッチする」という噂が流れました。

プロデューサーのキャスリーン・ケネディはシリーズに大胆な変化をもたらすため、「主人公を女性にする」という計画をしていたそうです。

1981年の第1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が公開されて以来、変わることがなかった主人公のインディ。

最新作はハリソン＝インディ最後の作品になると決定しているため、主人公のバトンタッチはなさそうですが、フィービー・ウォーラー＝ブリッジが重要な役どころを担うのは間違いないでしょう。

今後シリーズが続く場合はフィービー演じるヘレナが主人公になる可能性もあるので、ぜひ彼女の活躍をお見逃しなく！

インディ・ジョーンズ最後の冒険、どんなストーリー？

予告編は、インディが考古学者を引退するところから始まっています。

そこにフィービー演じるヘレナが現れ、「運命のダイヤル」の話を持ちかけるのです。

運命のダイヤルは、これまでにさまざまな冒険を繰り広げてきたインディがその生涯をかけて探し求めていた秘宝。

ヘレナはその秘宝が歴史を変えると語っており、今作は「運命のダイヤル」争奪戦がメインストーリーになるのでしょう。

そして同じようにダイヤルの行方を追っているのが、元ナチスのエンジニア・ヴォラー（マッツ・ミケルセン）。

インディにとっては因縁の宿敵であるヴォラーは、ダイヤルを使って歴史を変えようとしているようにも見えますね。

カーチェイスあり銃撃戦ありの、アクションシーンがどのような出来栄えかも期待が膨らみます。

さらに、シリーズ2作目『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』で登場した、相棒ショート・ラウンド（キー・ホイ・クァン）を思わせる少年も登場しているのが気になるところ。

フィービーは自身が演じたヘレナとその名付け親であるインディについて、「互いに敵対心を持ちながらも、似たようなところがある」と語っています。

似たもの同士のふたりがどんな冒険を繰り広げるのか、今から楽しみです！

まとめ：美貌だけじゃない、マルチな才能に注目！

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』への出演が決まり、ますます注目度が高まるであろうフィービー・ウォーラー＝ブリッジ。

今後は、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが共演した映画『Mr.&Mrs. スミス』のドラマ版で製作総指揮や主演を務めることも決定しています。

知的な魅力あふれるその美貌だけでなく、マルチに発揮される才能からも目が離せません！

《ライター：もな》　クリックで担当記事の一覧へ→

ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き！ライターの「もな」です。

映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。

私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。

連絡先：h.mayu571@gmail.com