3Dアニメ映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』【2023】あらすじ、続編ファンタジー！

今回紹介するのは、2023年3月公開の『長ぐつをはいたネコと9つの命』です。

映画は、同名のヨーロッパの民話が元になっていますがストーリー的にはあまり関係がありません。

※シュレック・シリーズとのスピンオフ作品として、ドリームワークス・アニメーションが制作した12年ぶりの３Dアニメ作品です。

スパニッシュっぽい音楽に、謎のファンタジー世界観があるのも特徴として挙げられます。

（冒頭画像：引用https://www.facebook.com/Pussinboots/）

あらすじ：命のストックを求めて旅に出る主人公！

ストーリーの始まりは平和な暮らしが描かれていますが、それは長く続きませんでした。

また、何でも叶う「願い星」の存在を知ることから、再び命のストックを得るために旅に出ることになるのです。

主人公プス（アントニオ バンデラス）が滞在していた家でパーティが開催され、住人と騒いでいるのですが、この出来事によって森の近くにいたデル・マーの町の眠れる巨人を目覚めさせてしまうことになるのです。

巨人は人々に襲い掛かりますが、プスは果敢に挑み見事に取り押さえることに成功します。

しかし、気を抜いた瞬間、巨人を取り押さえるために使用した大鐘がプスの上に落下し、プスは死んでしまうのです。

こうしてプスは病院で目を覚ますことになりますが、彼は9回の命のうち8回を使い果たしたことを知らされ、冒険から引退することを提案されます。

多くの出会いから、ストーリーは展開

プスは病院の医者の提案を笑い飛ばし、その後地元の飲み屋で一息ついていました。

そこで謎の黒い頭巾とマントを被ったウルフ（狼）と出逢います。

このウルフが賞金稼ぎだと知ったプスは、返り討ちにしようと挑みかかります。

プスはなんとかウルフから逃げ出し、医者が勧めていた「ママ・ルナ」という猫を保護する女性の家に潜むことにします。

家を見つけたプスは彼女の庭に自分の服を埋め、プスという英雄がいなくなったという儀式をすませるのでした。

しかし、ここでは退屈な引退生活とママ・ルナでの平和な生活暮らしは続くのですが、何も刺激がない日々でした。

そこでプスはリサとアンジュの場所を確保するために、猫に化けている犬「ワンコ」と知り合います。

プスが話ができる唯一の存在だということに気がついたワンコは、プスに付き纏うようになるのでした。

その後、ゴルディ・ロックス（フローレンス・ピュー）とスリーベアーズがお尋ね者のプスをさがしていて「ママ・ルナ」の住居に現れます。

彼女もまた、「願い星」への到達をもくろむ一人でした。

彼らはプスを探し出す前に彼の墓を見つけていました。

これによって、彼らはプスを探すのを諦め、本来の目的である「願い星」を探しに出ます。

その際、彼らは場所について話し合うのですが、プスは「願い星の位置を示す地図」は堕落したパティシエで魔法の犯罪組織のボスである「ビック・ジャック・ホーナー」の元にあるという情報をを盗み聞きすることに成功。

一方、プスはまたここでこの星を手に入れ、９つの命を持つという目的ができたため、冒険に出かけることを決意するのです。

激しい戦いの元、死と向き合うシーンは心踊らされる

実はビック・ジャック・ホーナーは、魔法の地図のありかを見つけており、人を雇って取りに行かせていたのでした。

地図を受け取る予定の夜、プスはワンコと共にジャックの屋敷に忍び込もうとします。

しかし、そこには彼らだけでなく、他にも狙いに来ているものもいたのです。

さらにゴルディと熊の家族も現れ、地図の激しい争奪戦が繰り広げられました。

プスと元カノの「キティ」（サルマ・ハエック）は地図を確保することに成功し、ワンコと一緒に逃げ出します。

ゴルディと熊の家族、そしてジャックたちは追いかけてくるのを振り切るのです。

ワンコが地図を持っていたことで他人を信頼し、誉める精神を持たないと通り抜けられない魔法の森が出現します。

最初は全く通り抜けられずにいたのですが、ワンコがしている方法でなんとか通り抜けられるのを見ながらプスも真似をしていくのです。

しかし、森の中には他の敵たちも現れお互いにこじり合いしつつ、無理やり通り抜けようと頑張っていました。

その結果、ジャックは持ってきていた魔法のカバンの中から自信のコレクションの一つであるバグを手に入れることができたのです。

争いが続く中、プスは地図を投げ捨ててしまい、ゴルディの手元に残り星に向かうのです。

恐怖に支配されたプスは、何を見てもウルフに見えてしまうほど我を失っていました。

なんとかワンコが彼の心を沈めることに成功し、彼も落ち着くことができたのです。

ここでゴルディが地図を持ったことで試練が変化し、最初に出会った熊の家に迷い込むのでした。

願い星の地図は再びプスへ、過去の自分と向き合うことに

プスとキティは、ゴルディたちが家での思い出に気を取られている間に地図を取り戻します。

プスが地図を手にしたことで世界がまた変化することになるのです。

敵はもちろんまた襲いにかかりますし、プスはここで自分の過去と向き合うことになるのです。

8回も人生を使ったブスを完全に殺しに来られるのです。

ここで再度パニックになり、地図を持ったまま一心不乱に逃げ出すのでした。

地図を無くしたゴルディは願いについて口論になってしまいます。

「願い星」に向かって、前進する仲間たち！

自分を取り戻したいブスの最後の決闘の後、一目散に逃げたプスは「願いの星」のもとにたどり着きます。

そこにキティが追いつきプスの行動を非難するのでした。

そして、彼女の願いは信頼できるパートナーを見つけることであると告白します。

こうしている間に彼らの前にジャックが現れ、魔法の地図をめぐっての争奪戦を再開してしまいます。

ジャックによってベイビーベアが消滅してしまうようになりますが、その時ちょうどゴルディは地図を手にして自身の願いを叶えられそうになってしまいました。

しかし、ゴルディは地図よりもベイビーベアの救出を選び、他のクマと一緒に助け出すことに成功します。

一方ジャックは持ってきていた魔法のカバンの中にプスとキティによって突き落とされてしまいましたが、そこに死神のウルフが現れます。

都市とオオカミの間に炎の壁を作り、プスが置いて逃げた彼の剣を突き返して最後の決闘を行うのでした。

プスとウルフの決闘の間に命についてワンコとの会話を思い出し、死への恐怖を修復します。

これによって、ウルフはプスを今殺す価値がなくなったことを認め再開を約束して去り、魔法の成長クッキーを食べたジャックはバックから巨人となって、そして再び現れプスとキティから地図を奪ってしまいます。

争いに引きちぎられる、「願い星の地図」の行方は…

（注意：ネタバレあり）

彼は全ての魔法をコントロールしたいという願いを叶えようとしますが、ジャックの気を引くことに成功します。

その間を利用し、ブス、キティとゴルディが地図を引きちぎるのでした。

これで願いの星は消滅を始め、彼ら一家は急いで星から離れます。

しかし、ジャックだけは地図の破片全てを集めて修復させようとしましたが、ついにジャックに愛想をつかした両親のバグが最後の小さな破片を燃やしたことで魔法の地図は完全に消滅します。

そのため、願いの星の崩壊は止まることなくジャックはそれに巻き込まれてしまうのです。

プスはキティとのロマンスを再燃させ、パートナーとしてワンコと共に行動を一緒にするのでした。

しばらくして、プス聞きワンコたちはデル・マーの知事から船を盗み、海に出ます。

こうして彼らは遠い遠い国に向け、航海を始めるのです。

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まとめ

ここで映画の特徴として主人公である「プス」である長ぐつをはいたネコは数々の冒険をし、恋もします。

そして、気がつけば９つあった命は残り１つのみになってしまうのです。

テーマとしては死ぬかもしれないという恐怖を取り上げ、冒険をすることの大切さを取り上げます。

また、死神であったウルフの存在が興味深く、狼らしい戦闘の描写もかっこよく、死の恐怖を修復したプスに対して殺す価値がないと去っていく姿も哲学を感じとれました。

もうすでにシュレックシリーズなどで有名どころのパロディも使われていたため、作品全体の雰囲気としてはコメディで楽しいものとなっておりますので、家族連れで見るのも大変おすすめです。

《ライター：Reina》 クリックで担当記事一覧へ→