『ボヘミアン・ラプソディー』の脚本家、アンソニー・マクカーテンを迎えた、世界の歌姫ホイットニー・ヒューストンの伝記映画!
今回は、本作『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』の魅力を深掘りしてみましょう。
本作のキャスティングで特筆すべきことは、プロデューサーにクライヴ・デイビス本人がクレジットされていることでしょう。
ここに並々ならぬ製作陣の、この作品にかける思いが込められているのではないかと思います。
本作のストーリーでも、題名を『ホイットニー・ヒューストン』としていながらも、クライヴ・デイビスがかなりの頻度で出てきます。
まさしくホイットニーにとってとても大事な存在だったのだなと思います。
(冒頭画像:引用 https://www.facebook.com/wannadancemovie/)
アメリカ、レコード界の内幕―元CBS社長クライブ・デイビスの告発 (著・クライブ・デイビス)
あらすじ:クライブ・デイビスとの出会い
まだ、レコード会社からデビューする前のホイットニー・ヒューストン(ナオミ・アッキー)。
彼女は母親、シシー・ヒューストン(タマラ・チュニー)とともに、教会でゴスペルを歌う生活を送っていました。
実はホイットニーの母親、シシーは、デヴィッド・ボウイやアレサ・フランクリンらの楽曲でバッキング・ボーカルを勤めたことのある有名なシンガーでした。
そんな母親に歌を教わりながらホイットニーは自分のスタイルを磨いていくのです。
そして、時は1985年。
マイケル・ジャクソンやプリンスがヒットチャートを賑わせていた時代に、彼女はクライブ・デイビス(スタンリー・トゥッチ)にスカウトされ、彼の持つArista Recordsからデビューします。
クライヴ・デイビスといえば、ビリー・ジョエルやピンク・フロイドと契約するなど若手や才能のあるアーティストを発掘することで有名なプロデューサー。
そうして彼とホイットニー・ヒューストンは、二人三脚で数々のNO.1ソングを世に送り出していくことになるのでした。
本作の見どころ:ナオミ・アッキーのパフォーマンス
本作の観どころはなんといってもナオミ・アッキー演じるホイットニーによる、数々の伝説的なパフォーマンスの再現でしょう。
やはり脚本家がアンソニー・マクカーテンなだけに、パフォーマンスの再現度は実際の映像と見間違うほど正確です。
衣装、カメラワーク、そして当時実際に撮られた映像を散りばめた演出は、ホイットニーファンには堪らないです。
筆者も最初は『ナオミ・アッキー、似てなくね?』なんて思っていました。
しかし、物語が進んでいくにつれそんなことはどうでも良くなり、映画の終わりには『ホイットニーってこんな感じだったな。』と思ってしまったほどでした。
●ナオミ・アッキー (Naomi Ackie)
誕生日:1992年11月2日生まれ
星座:さそり座
身長:167cm
出身:イギリス・ロンドン
▶主な出演作品
●スタンリー・トゥッチ (Stanley Tucci)
誕生日:1960年11月11日生まれ
星座:さそり座
身長:172cm
出身:アメリカ・ニューヨーク州
▶おすすめの代表作品
初めてのホイットニー:世界の歌姫の代表曲
本作で初めてホイットニー・ヒューストンを知った方もいると思いますので、より深く彼女を知るためにいくつか彼女の作品を挙げようと思います。
『Whitney Houston』(1985)
彼女のデビュー作。
『Saving All My Love for You』『How Will I Know』『The Greatest love of All』の3つの収録曲それぞれでチャート1位を記録。
まさに、世界の歌姫としてのキャリアを歩みはじめる彼女を知ることができる作品です。
『Whitney』(1987)
この映画のタイトルにもなった曲、『I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me)』を含む彼女にとって2枚目のスタジオアルバム。
このアルバムでビルボードチャート、初登場1位(女性歌手では初) を獲得した彼女が、名実ともに世界の頂点に立った作品です。
『The Bodyguard』(1992)
The Bodyguard (Original Soundtrack Album)
本作でもチラッと映ったケビン・コスナーと共演したロマンティック・サスペンス映画。
当時全盛期だったホイットニーを起用したこともあって、この映画は大ヒット。
さらに彼女が歌唱を務めたサウンドトラックも、4200万枚を売り上げる大ヒットを記録した。
まとめ
本作は、長年のホイットニーファン、そしてこの映画で初めて彼女を知った方にもおすすめできる映画です。
忠実に再現された数々のステージや、時代を彩った名曲の数々にぜひ酔いしれてくださいね。
ではまた!
《ライター:yuho》
コメントを残す