『ジョジョ・ラビット』は泣ける映画!ヒトラーユーゲントに10歳で入隊した男の子

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https://www.facebook.com/JojoRabbitMovie/

第二次世界大戦中、ナチスドイツのユダヤ人迫害を題材にした映画はたくさんあります。

この映画は珍しい映画ではない、と言っているのではありません。

むしろ語られるべき悲惨さ、受け継がれるべきことがたくさんあるからこそいろいろな形でテーマにされてきた結果といえます。

さて、『ジョジョ・ラビット』もそんな悲しいテーマを背負った映画のひとつ。

しかも、純粋な子供の目を通して語られるだけに余計、切々と訴えるものがあります。

(でも、あまり悲しくなりすぎないように、柔らかく時にコミカルに描かれているので安心して下さい。)

「ヒトラーユーゲント」に、10歳で入隊したジョジョだったが…

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(引用:http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/)

映画の見どころを紹介する前に、少し時代背景と「ヒトラーユーゲント」について紹介しておきましょう。

第二次世界大戦も末期、ナチスドイツの敗北が濃厚になってくると、ドイツ国内では信じられないようなことが起こり始めていました。

それは、「最後の一兵卒」まで徹底抗戦させるために、小さな子供まで戦争に駆り出す準備と洗脳をし出していたのです。

その有名な組織が、「ヒトラーユーゲント」です。

「ヒトラーユーゲント」は、10歳頃からナチスドイツの総統ヒトラーに忠誠を尽くすことを目的に編成。

しかし、戦争末期になるとろくに訓練を受けないまま最前線に駆り出され、多くの子どもたちが犠牲になります。

今作の主人公は、そんな時代に生きた10歳の子ども、ジョジョ・ベッツラー ローマン・グリフィン・デイヴィス)の話です。

ウサギも殺せない臆病者、あだ名が「ジョジョ・ラビット」

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(引用:https://www.facebook.com/JojoRabbitMovie/)

大人はドイツの敗戦をうすうす覚悟するのですが、ジョジョをはじめとする純粋な子どもたちは、総統ヒトラー率いるドイツ帝国が負けるなんて夢にも思っていません。

それどころか、10歳で「ヒトラーユーゲント」に入隊したジョジョは、誰よりも強い兵士になることを毎日夢に見て訓練に励んでいました。

ところがある日、指導官から言われたのが度胸を付けるために、一匹のラビットをその場で絞め殺せという命令。

まさかの命令に、ジョジョは腰が引けてしまいその場から逃げ出してしまったのです。

そんな気弱なジョジョにつけられたあだ名が、「ジョジョ・ラビット」でした。

出没するヒトラー総統の幻影、与えられる試練!

優しいジョジョ・ラビット!

しかし、年齢を考えればまだまだ子供。ウサギを殺せないのも当たり前ですよね。

一方、気持ちだけはいつも前向きで、「ハイル、ヒトラー!」と元気はいいのですがなにかとヘマをやらかしてしまいます。

すると、突然現れるのが忠誠を誓った、あのチョビ髭の男「アドルフ・ヒトラー総統」

実は、ジョジョにしか見えない幻です。

なかなか一人前になれないジョジョに忠告をするために現れるのです。

「そんな気弱なことでどうするんだ!」と。

ちなみに、このヒトラー役はタイカ・ワイティティ。今作の映画監督です。

ある日、ジョジョの運命を変える出来事が!

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(引用:http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/))

ジョジョの暮らす家は、母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と二人暮らし。

一端の軍人になろうと頑張るジョジョですが、ロージーはいつも優しく彼を見守っていました。

ドイツの敗戦に気付いているのか、慌てて軍人になる必要はないと。

そして、戦争自体を否定し、世の中にはもっと大事なものがあると諭していくのでした。

ある日のこと、ジョジョは母親が留守の時に2階に隠し部屋があるのに気付きます。

そこで見つけたのは、なんとユダヤ人の可愛い女の子だったのです。

10歳のジョジョでさえ、ユダヤ人を匿うと家族も本人も全員絞首刑になることは十分わかっていました。

未熟なナチス党員、ジョジョが出会ったユダヤ人は?

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ここは、今作の大きな見どころです。

というのも、ユダヤ人なんて動物と一緒だと教え込まれているジョジョ。

それが、突然自宅に匿われているのを見つけるのですから、「未熟なナチス党員」は滑稽なほどパニくることに。

しかし、歴史的には笑えない真実が歴然とありました。

クライマックスに向け、ジョジョが女の子とどう折り合いをつけていくのかしっかり見届けて下さい。

そしてもう一点の見どころ。

ユダヤ人を匿うことを決めた母親ロージーの気持ちと、ジョジョの大好きな母親を心配する気持ちが交錯していくところです。

もう、このあたりから間違いなく涙腺は緩み始めます。

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(引用:https://www.facebook.com/JojoRabbitMovie/)

作品賞と、スカーレット・ヨハンソンの助演女優賞が候補に!

この映画は、アカデミー賞のノミネート発表があってさらに注目されることになりました。

他の候補作品が鳴り物入りで宣伝されたのに比べ、今作はどちらかといえばかなり地味な作品。

しかし、内容的には非常に奥深く悲しすぎるストーリー、間違いなく胸が打たれます。

スカーレット・ヨハンソンといえば、『ゴースト・イン・ザ・シェル』『ブラック・ウィドウ』など、キレキレのアクションイメージが強いのですが、今作で見せる母親役は感動ものです。

ちなみに、スカーレット・ヨハンソンは助演女優賞にノミネートされました。

まとめ~いつまでもずっじり心に残る作品~

コミカルに仕上げられたこの映画。

確かに楽しく観られて、エンディングに向かっていきます。

しかし、しかしです。

やはり戦争ドラマです。悲しい犠牲者が出ます。

映画がコミカルに進んでいっただけに、この犠牲者のことは見終わった後もずっしりと胸に残るという作品です。

ぜひ、見て欲しい映画であるとともに、こんな映画が最終的に「作品賞」に選ばれるのかもしれません。



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