元CIA職員の告発映画『スノーデン』、事件から今も逃亡する実録モノ!

ジョセフ・ゴードン=レヴィット,スノーデン
■ジョセフ・ゴードン=レヴィット《スノーデン》

個人情報保護の重要性を叫べば叫ぶほど、比例するように、個人情報は筒抜けになっている…。

皮肉な言い方をすると、個人情報保護をそんなに声高に叫んでも、

現実はどこかの誰かが集めた情報にほくそ笑んでいる、それが実体なのでは?

 

そんな時代を見透かしたような映画が『スノーデン』

もう、ほとんどドキュメンタリー映画といっても過言ではありません。

2013年に暴露されたアメリカの国際的監視プログラム。

これが、こともあろうかおひざ元のNSA(国家安全保障局)職員、

エドワード・スノーデンという青年によるものだった…。

 

スノーデンは、一体、なにをしたかったのでしょう。

 

 国家安全保障局のエリート職員

 

 

時代が少し前なので、ちょっと記憶の薄らいでいる人もいるかもしれません。

しかし、逆に時代はあれからもっと進み、個人情報を含むさまざまな機密情報は

あたかも保護されているかのような錯覚に陥らせている可能性もあります。

 

元CIAの職員でもあったスノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、

NSAでも有能さを買われたエリート職員。

国家セキュリティにも通じる情報を扱う職員である以上、

内部情報は当然、守るべきものであるとの認識は彼自身、当初から持っていました。

 

にもかかわらず、内部告発という手段に出たのは大きな理由があったのです。

 

 盗聴、盗撮が可能なシステムとは?

 


(引用:https://www.facebook.com/SnowdenTheMovie/)

 

強化された、9.11テロ後の国家セキュリティ

 

仕事をしていて彼が気になったのは、まさに今一番デリケートな個人情報。

その情報が、政府関係者にいとも簡単に見られてしまうという事実に気付いたのです。

たとえば、日常的に操作するパソコンやスマホへの登録情報や、

SNSで意見交換した内容が、一部の人とはいえ見たいと思えば見られるという、

筒抜け状態だったらどうでしょう?

当時、9.11テロの直後で、国家セキュリティ強化の背景があったとはいえ、

そのために、何の関係もない一般人の行動まで盗聴、盗撮が可能なシステムに疑問を感じてしまったのです。

 

まさか、スパイ映画並みの監視カメラが身近に!

 

(引用:https://www.facebook.com/SnowdenTheMovie/)

 

パソコンの電源を落としていても、正面に付いているカメラを通して部屋の中を撮影できるシステム!

これって、いったいどうなっているのでしょう?

もう、スパイ映画の罠や仕掛けが現実となっている実態がそこにあったのです。

しかもそれは、優秀なエンジニアであった彼が、暗躍するテロリストから国を守るために自ら開発したプログラム。

正義感の強いスノーデンは、恋人リンゼイ(シャイリーン・ウッドリー)とも相談。

悩んだ末、ついに内部告発を決意するのでした。

 

国家相手の内部告発に選ばれた英・ガーディアン紙

 

しかし、告発といっても相手は国家。

しかも、NSA(国家安全保障局)という国家機密を扱う巨大組織の中にあって、そう簡単にはいきません。

彼がもっとも心配したのは、告発者である自分が誇大妄想家にされたり、

もともと持っていたてんかん症状の悪化などが原因にされかねないこと。

彼が探したのは、自分の内部告発を正しく受け入れてくれるマスメディア。

結果、彼が選んだのはイギリスのガーディアン紙でした。

映画では、その過程と、取材場所となった香港のホテルで秘密裏に会うまでを過程をスリリングに紹介。

大きな見どころとなっています。

 

 スノーデン本人をインタビューした臨場感

 

計画通り、ホテルに立てこもるスノーデンと取材スタッフ。

ついに、スノーデンはカメラの前ですべてを語り始めます。

映画では、実際にガーディアン紙が本物のスノーデン氏にインタビューした映像が挿入され、臨場感が満載。

公開された暁には、国家を裏切った犯罪人として葬られるのか。

いや、全世界に事実を訴えた英雄として受け入れられるのか、緊張感がひしひしと伝わってきます。

 

その後の彼は、さまざまなメディアが報じる通り好意的に受け入れられます。

また、ご承知の通り、アメリカには戻らず(戻れず?)なんとロシアに亡命。

恋人リンゼイ・ミルズさんとも一緒に住んでいるとのこと…。

 

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あれから数年が経過、定期的に更新されるミルズさんのインスタグラムでは、

時々スノーデン氏との、溢れんばかりの楽し気なツーショットが。

いろいろ考えさせられる映画です。

 

ドキュメンタリー感 ★★★★★

個人情報の保護感 ☆☆☆☆☆

スノーデンのその後の情報 ★★☆☆☆

self-portrait artistリンゼイ ★★★★☆

事実は、映画より奇なり! ★★★★★

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