内部告発映画『スノーデン』、ロシア亡命後のInstagramに出産報告!

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https://www.facebook.com/SnowdenTheMovie

個人情報保護の重要性を叫べば叫ぶほど、比例するように個人情報は筒抜けになっている…。

皮肉な言い方をすると、個人情報保護をそんなに声高に叫んでも、現実は信じて登録したビッグデータを喜ばせているだけ。

そんな危うい時代を見透かしたような映画が『スノーデン』

もう、ほとんどドキュメンタリー映画といっても過言ではありません。

2013年公開の映画ですが、実在の主人公がここにきて再び注目され出したのです。


スノーデン(予告編)

国家機密の情報漏洩で、追われ続ける「容疑者」

今作は、NSA(国家安全保障局)職員だった「エドワード・スノーデン」という青年が、アメリカの機密プログラム情報を漏洩したという事件を扱っています。

いわゆる内部告発で、映画には本人も登場し、このプログラムには国家による違法な個人情報収集があると主張。

思い悩んだ挙句、実態をマスコミにリークするに至った顛末が描かれています。

アメリカは、現実の彼を即座に機密情報漏洩罪で訴追するのですが、(多少の紆余曲折があって)現在、彼は今もロシアに亡命中です。

アメリカとロシアの綱引きがあったものの膠着状態が続き、しばらく話題にならなかったこの問題。

しかし、ここにきて「エドワード・スノーデン」の名前がマスコミに顔を出すようになりました。

それには、2つの理由があります。

トランプ大統領が、「恩赦」対象に?

ひとつは、アメリカ大統領の政権移行に伴い、トランプ大統領による「恩赦」対象の噂が出ていること。

もう一点は、ロシアに一緒に亡命して暮らす妻リンゼイ・ミルズさんとの間に子どもが生まれたという情報です。

リンゼイ・ミルズさんは、「self-portrait artist 」という肩書で定期的にInstagramに画像を掲載。

2020年12月25日には、「the greatest gift of all is the love we share.」というメッセージとともに、赤ちゃん誕生を二人で喜び合う画像を発信しています。

 

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そんな幸せの絶頂を伝えるInstagram画像の一方で、二人はロシア国籍を取得するのではないかという話と、スノーデンが「いずれは両親の暮らすアメリカに戻りたい」という話が聞こえてきます。

参考:「エドワード・スノーデン容疑者、ロシア国籍取得を申請」(米CNN2020.11.3)

事の成り行きは見守るしかありませんが、そもそもスノーデンはCIAにも籍を置いたことのある人間。

一体、彼はなにをしたかったのでしょうか。

その顛末を明らかにしてくれるのがこの映画です。

機密事項を扱う、国家安全保障局のエリート職員

時代が少し前なので、事件の記憶もちょっと薄らいでいる人がいるかもしれません。

元CIAの職員であったスノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、NSAでも有能さを買われたエリート職員。

国家セキュリティにも通じる情報を扱う職員である以上、内部情報は当然守るべきものであるとの認識は当初から持っていました。

にもかかわらず、内部告発という手段に出たのは大きな理由があったのです。

●ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Joseph Gordon-Levitt)

誕生日:1981年2月17日

身長:177㎝

出身:アメリカ・カリフォルニア

▶ジョセフ・ゴードン=レヴィットの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品

スノーデン,個人情報,亡命
『スノーデン』https://www.facebook.com/SnowdenTheMovie/ 左上:本人 右上:ジョセフ・ゴードン=レヴィット 左下:シャイリーン・ウッドリー 右下:オリバー・ストーン監督

強化された、9.11テロ後の国家セキュリティ

彼が、NSAで仕事をしていてもっとも気になったのは、今(も昔も)一番デリケートな個人情報。

その情報が、政府関係者にいとも簡単に見られてしまうという事実に気付いたのです。

たとえば、日常的に操作するパソコンやスマホへの登録情報や、SNSで意見交換した内容。

これが、一部の人とはいえ見たいと思えば見られる「筒抜け状態」だったらどうでしょう?

当時、9.11テロの直後で、国家セキュリティ強化の背景があったの確かです。

しかし、そのために、何の関係もない一般人の行動まで盗聴、盗撮が可能なシステムがあることに疑問を感じてしまったのです。

「まさか!」スパイ映画並みの監視カメラが身近に!

シャイリーン・ウッドリー,スノーデン
■シャイリーン・ウッドリー《スノーデン》https://www.facebook.com/SnowdenTheMovie/

たとえば、パソコンの電源を落としていても、正面に付いているカメラを通して部屋の中を撮影できるシステム!

これって、いったいどうなっているのでしょう?

もう、スパイ映画の罠や仕掛けが現実となっている実態がそこにあったのです。

しかもそれは、優秀なエンジニアであった彼が、暗躍するテロリストから国を守るために自ら開発したプログラムでした。

正義感の強いスノーデンは、恋人リンゼイ(シェイリーン・ウッドリー)とも相談。

悩んだ末、ついに内部告発を決意するのでした。

●シェイリーン・ウッドリー(Shailene Woodley)

誕生日:1991年11月15日

身長:173㎝

出身:アメリカ・カリフォルニア

▶おすすめの代表作品


きっと、星のせいじゃない。(予告編)

国家相手の内部告発、選ばれた英・ガーディアン紙

しかし、告発といっても相手は国家。

しかも、NSAという国家機密を扱う巨大組織が相手とあってはそう簡単にはいきません。

彼がもっとも心配したのは、自分が誇大妄想家にされたり、持病で持っていたてんかん症状などを原因にされかねないこと。

彼が探したのは、自分の内部告発を正しく受け入れてくれるマスメディア。

結果、彼が選んだのはイギリスのガーディアン紙でした。

映画では、その過程と取材場所となった香港のホテルで秘密裏に会うまでをスリリングに紹介。

大きな見どころとなっています。

スノーデン本人をインタビューした映像

計画通り、ホテルに立てこもるスノーデンと取材スタッフ。

カメラを前にして、ついに、スノーデンはすべてを語り始めます。

映画では、実際にガーディアン紙が本物のスノーデン氏にインタビューした映像が挿入され臨場感が一気に増します。

公開された暁には、国家を裏切った犯罪人として葬られるのか。

いや、全世界に事実を訴えた英雄として受け入れられるのか、瀬戸際の緊張感がひしひしと伝わってきます。

さまざまなメディアに、正当性の訴え!

その後、世界はガーディアン紙の大スクープに驚きます。

ニュースソースは、情報そのものを扱うNSA職員本人の肉声だったからです。

さまざまなメディアはほぼ好意的に受け入れ、追随する報道や出版物は人権を無視した国家権力の横暴を一斉に非難。

彼の告発をきっかけに、インターネット上で蓄積されるSNSをはじめとするビッグ・データへの国の関りはもとより、あらゆる通信情報の盗聴・傍受に次々と警鐘が発せらました。

ロシアでの愛妻との蟄居(?)が続くエドワード・スノーデン。

「恩赦」対象に彼が選ばれる意味は?まだまだ予断が許されない状況が続きます。

彼が「英雄」か「犯罪人」か、まだ結論が出ていない中、アメリカのCNNは「容疑者」の肩書を外しません。

 

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ドキュメンタリー感 ★★★★★

個人情報の保護感 ☆☆☆☆☆

スノーデンのその後の情報 ★★☆☆☆

self-portrait artistリンゼイ ★★★☆☆

事実は、映画より奇なり! ★★★★★

■動画配信「ディズニープラス」

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