日常で使える英語フレーズを、ネイティヴ英語から
英語を勉強してきて読み書きはいい感じになってきたけど、ネイティブが話す英語って聞きとれなかったりすることありませんか?
しかもネイティブが話したことを文字にしてみると案外シンプルな英語だったりすることも…。
しっかりとした英語力があるのに聞きとれないのは、実は英語の「音」に慣れていないことが原因だったりします。
では、英語の「音」に慣れる、すなわちリスニングを鍛えるためにはどうしたらいいでしょうか。
そこでおススメなのが映画のシーンに出てくる英語をつかってリスニング力を高めていく方法です。
今回は、映画『プラダを着た悪魔』のシーンからいくつか英語フレーズを紹介します。
『プラダを着た悪魔』は、現代の日常でつかわれる英語フレーズがセリフをとおして学べるうえにネイティブが話す英語のリスニングを実体験できる教材としてピッタリです。
『プラダを着た悪魔』原題・あらすじ・主要キャスト
■原題:『The Devil Wears Prada』(「プラダ」(Prada)はイタリア・ミラノに本拠を置く世界的ファッションブランド。主役のミランダ編集長を「プラダを着た悪魔」にたとえた原題。
■イリノイ州にある名門校ノースウエスタン大学を卒業したアンディ(アン・ハサウェイ)は、ジャーナリストになることを夢みてじぶんが望む仕事を得ようとニューヨークにやってきた。
■ファッションに関心がないアンディは、受からないのも当然だと思っていたファッション誌「ランウェイ」で働くことに!
■しかし、アンディのボスはファッション界の大物でカリスマ編集長のミランダ(メリル・ストリープ)。
■タイトル通り『プラダを着た悪魔』からの命令は絶対で、アンディはミランダの過酷な要求に応えながら成長していく。しかし、じぶんが本当に望むものは何だろうかと見つめなおしていくのだった。
●アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)
誕生日:1982年11月12日生まれ
星座:さそり座
身長:173㎝
出身:アメリカ・ニューヨーク州
▶おすすめの主演作品
※Amazonオリジナル。コメディエンヌのレベル・ウィルソンとの掛け合いが最高!
To Jobs That Pay The Rent
このセリフは主人公アンディがファッション誌「ランウェイ」で働くことになり、カレ氏や友達たちと語らうシーン。
カリスマ編集長ミランダは、ファッション関係者でなくとも名前を知らないものはいないくらいなのに、アンディは「ランウェイ」を自分がめざすジャーナリストになるための腰掛くらいにしか思っていませんでした。
ここでアンディがおたがいの就職を祝ったときに放った乾杯のセリフがコレ↓
To jobs that pay the rent. 家賃を払うための仕事に。
大してやる気はないけれど、生活のために仕方がないという現実的な気持ちが “pay the rent” に表れています。
Let Me See What I Can Do
ミランダの容赦ない命令に、アンディはヘトヘトになりながらもジャーナリストになるという夢に向かって頑張るのでしたが、家賃も遅れてしまうくらい私生活はボロボロ。
アンディを心配して会いにきた父親と話している最中にもミランダからの電話がなりはじめ、ふたりの会話はさえぎられてしまう。
このシーンでアンディがミランダからのムチャぶりに返したセリフは、誰かに何かを相談されたときにつかえる英語フレーズです。
Absolutely. Let me see what I can do. わかりました(ボス)。なんとかしてみます。
absolutelyは「そのとおり」という意味でミランダからの命令は絶対的なので「わかりました。」と返答しています。
Let me see what I can do. 上司と部下という上下関係があるので「なんとかしてみます。」というニュアンスがピッタリ。
例えば、洋服を買いに行って店員に買いたい服のイメージを伝えたときに店員が「探してみましょう。」という場合でもつかえます。
●メリル・ストリープ(Meryl Streep)
誕生日:1949年6月22日生まれ
星座:かに座
身長:168㎝
出身:アメリカ・ニュージャージー州
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※メリル・ストリープとクリント・イーストウッドが共演した切ない名作中の名作です。
※ベトナム戦争の現実をスッパ抜いた社会派映画の傑作です。
※イギリス英語を特訓するなど、「歴史的著名人物」になり切った名優の成果。2度目のアカデミー賞主演女優賞を獲得した作品です。
The Decision’s Yours
映画の後半、仕事がこなせるようになってきたアンディをミランダはチームの一員として認めはじめていました。
ミランダの信条は、仕事において冷酷さをもつことは絶対必要であり、その決断力があるからこそ何百もの女性があこがれるファッション業界のトップに立つことができる。
そして、ミランダはアンディにも冷酷さを求めるシーンがあります。
交通事故に遭ってミランダのフランス出張に同行できなくなったアンディの上司エミリー(エミリー・ブラント)に代わって、自分がフランスに行くとエミリーに伝えるよう命令をするのでした。
しかし、フランスに同行することが夢だったエミリーを押しのけてじぶんが行くなんてあまりに酷な話だとミランダに言います。
このときにミランダが言ったセリフは、ビジネスでも人生においてもついてまわる言いまわしと言えるでしょう。
The decision’s yours. 決めるのはあなたよ。
ミランダの言わんとすることは、
「命令を聞けないようなら「ランウェイ」であれ他の仕事場であれ、務めることなどできない」。
でも、
「どう決断するかはあなた次第よ。」と、自分自身に真剣になりなさいという意味が込められています。
まとめ
『プラダを着た悪魔』をとおして、リスニングを鍛える英語フレーズを紹介しました。
英語をしっかり勉強して読み書きができるようになってきたら、ネイティブがどう話すのか英語の「音」に耳を慣らしつつリスニングを強化をする点で映画のシーンと英語フレーズはとても勉強になります。
『プラダを着た悪魔』に出てくる英語は、現代の日常でつかわれるフレーズばかりです。
今回紹介した英語フレーズと映画のシーンをあわせて何度もくり返し聞いてリスニングの強化に役立ててください。
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