シリーズ4作目が20年の時を経て復活、必見『マトリックス レザレクションズ』!
ラナ・ウォウシャウスキー(姉)監督だけで復活させたのです。(後述)
『マトリックス』シリーズの3部作が一世風靡したのは、1999年のひと昔以上前で知らない人も多いかもしれません。
「マトリックス」とは、「母体」「基盤」を意味します。
映画の中では、そこから転じて「何かを生み出すもの」と解釈されます。
現実世界を支配した仮想世界で生きることになった主人公ネオ(キアヌ・リーブス)が主人公。
SF映画がかつてから警鐘を鳴らしていたコンピュータによる人間支配の世界がテーマです。
ダイナミックな仮説、引き込まれる映像
奇想天外な空想フェチだったSF映画は大昔の話で、今や、現実を確実に手繰り寄せている感があります。
その意味で新鮮だった『マトリックス』シリーズ。
だからこそ、20年前の仮説映画が今になり、「その後」の世界を立証するかのように続編制作となったのではないでしょうか。
今作での興味の一点は、20年間で現実世界はどれだけ「SF世界」に追いつけたかどうか。
いや、逆にSF世界はさらに深化し、今シリーズのモデルとした『ブレード・ランナー』のようにディストピア化していったのでしょうか。
そしてもう一点の興味は今作での「映像美」の進化です。
●キアヌ・リーブス(Keanu Reeves)
誕生日:1964年9月2日生まれ
星座:おとめ座
身長:186㎝
出身:レバノン
▶おすすめの代表作品
※今も新鮮な映像美!2021年12月に『マトリックス4』で蘇ります!
※孤高の元暗殺者が復讐鬼となるリベンジ・アクションです。
時代は、かつてのSFXから進化しVFXへ!
前作『マトリックス』は、アカデミー賞の視覚効果賞や音響賞を受賞しました。
今でもハッとするような映像美のアクション・シーンがいくつも出てきます。
たとえば、コンピュータ支配の仮想世界にあって、秩序を守ろうとする「エージェント・スミス」(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、いわばコンピュータの監視プログラム的に存在。
侵入者となったネオを排除するために展開される格闘シーンは奇想天外です。
残念ながらヒューゴ・ウィーヴィングは今作では登場しません。
●ヒューゴ・ウィーヴィング (Hugo Weaving)
誕生日:1960年4月4日(おひつじ座)
身長:188㎝
出身:ナイジェリア~オーストラリア
▶おすすめの代表作品
※「エージェント・スミス」がいっぱい現れたあの特殊映像を覚えておられる人も多いのでは?
高速シーンとスローモーションを交錯させたSFX(特殊撮影)で見る銃撃戦と、カンフーによる肉弾戦は見るだけでも爽快!
ネットフリックスが公開している前作アクションシーンです。
しかし、あれから特殊撮影はさらに進化。
いまやVFX(視覚効果)が主流となっています。
最新技術を駆使した『マトリックス レザレクションズ』はさらに期待感が膨らみます。
予告編からもその一端が伺えます。
【YouTube:名戦闘シーン – ネオ (キアヌ・リーヴス) VS エージェント・スミス】
「レザレクション」の意味は復活、再会した二人だが…
前3部作の主人公ネオと、ネオを異世界に案内人したトリニティは続編でも登場します。
ネオは、もともとは人間社会でひっそり生きていたプログラマーでした。
しかし、ある日パソコンの画面に浮かび上がった仮想世界からのメッセージ「起きろ、ネオ(Wake up, Neo.)」に誘われるまま異世界へ。
退廃した現実世界の、先々救世主となるネオの道案内をしたのがトリニティ(キャリー・アン=モス)です。
仮想世界では、二人をまるで「バグ」のように排除しようとするエージェントとの死闘が待っていました。
ネオに寄り添い、守護神のように戦ったトリニティのアクションは必見です。
しかし激しい戦いの後、悲しいエンディングに衝撃を受けた人も多かったのではないでしょうか。
●キャリー=アン・モス(Carrie-Anne Moss)
誕生日:1967年8月21日(しし座)
身長:174cm
出身:カナダ
▶おすすめの代表作品
※ついに『マトリックス4』が公開へ!
さて、今作のサブタイトル「レザレクション」(resurrection)は復活を意味し、2人は再会します。
前作の致命的結末から20年、予告編では歴史が刻まれた懐かしい顔で再び出会うことに。
しかし、「前に会った?」と怪訝な顔のトリニティ、そして握った手がすり抜けていくのは意味深です。
カウンセリング中、「夢とは思えない夢を見た」と語るネオ、その映像がフラッシュバックします。
一瞬見えるシーンは新たな蘇生の瞬間なのか、あるいは二人の過去がそもそも仮想だったのか。
特別映像:新キャストが語る「マトリックス」とは?
真実は本編のみぞ知るところとなりますが、新キャストを加え期待感が膨らみます。
そしてこの特別映像では、主演二人とそれ以外の新キャストたちが登場します。
映像の中で再登場となるのは、「ジェイダ・ピンケット・スミス」(ナイオビ=仮想現実への反乱を企てる女性戦士)。
トリニティとともにネオを守り続けたモーフィアスには「ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が新しく登場します。
雰囲気がそっくりですネ!
最後に監督は、前作から引き続きラナ・ウォシャウスキー監督となりますが、これまでの姉妹(リリー・ウォシャウスキー)共同制作とはなりませんでした。
3部作で完結したはずの「マトリックス」を、あえてラナ・ウォウシャウスキー(姉)だけで復活させたその世界観が楽しみです。
ちなみに、以前は「ウォシャウスキー兄弟」と言われていた二人ですが、どちらもトランスジェンダーで「ウォシャウスキー姉妹」に変更されています。
【YouTube:予告編】
●ラナ・ウォシャウスキー監督(Lana Wachowski)
誕生日:1965年6月21日 生まれ
星座:かに座
出身:アメリカ・イリノイ州
▶おすすめの代表作品
※いずれも、ウォシャウスキー姉妹作品を含む。
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