ナイキの代名詞ともいえる※エア・ジョーダン。
今でこそファッションに欠かせないアイテムとして、ストリートでもみんな履いているシューズですよね。
そんなエア・ジョーダンが、実はナイキの経営を救ったバスケットボールシューズだと知っている人は少ないのではないのでしょうか?
私もそんなストーリーがあったとは全く知らなかったのですが、2023年公開の映画『AIR/エア』では、ナイキ社員たちが会社の存続をかけてエア・ジョーダンを生み出すまでを描いています。
ベン・アフレックとマット・デイモンのコンビが制作、監督、主演を務めることでも話題です。
今回はあらすじとキャスト、そして制作秘話を交えてご紹介します!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/airmovie/)
あらすじ:アイコニックなスニーカーが誕生するまで
1984年、ナイキはバスケットシューズの不振に直面していました。
当時のバスケットボールシューズといえば、コンバースやアディダスが主流。
ナイキのシューズは蚊帳の外でした。
そんなバスケットボール部門の立て直しのために、重要な役割を与えられたのはナイキ社員のソニー・ヴァカロ。
ヴァカロはアイコニックなシューズを作るため、当時は新人で一度も試合に出たことのなかった※マイケル・ジョーダンを起用することに。
母親のデロリスも巻き込みつつ、ナイキのバスケットボール部門をかけたチャレンジが始まります。
■映画と共に楽しむ「エア・ジョーダン」コレクション【管理人・選】
※1985年発売のオリジナルAIR JORDANから、シリーズのターニングポイントとなったXX3まで、厳選した160足以上のエア ジョーダンを掲載。掲載画像は全て新規に撮り下ろし。ファン必携の永久保存版が登場。【引用:Amazon】
■「マイケル・ジョーダン」のこと
※人気コラムニストが世紀のスーパースターに完全密着。あたたかくユーモアにあふれた会話、飾らない言葉とボブの天才的な観察力によって、マイケル・ジョーダンのプライベートな素顔が明かされる。
登場人物:豪華なキャスト陣が集結
ソニー・ヴァカロ:マット・デイモン
エア・ジョーダンの立役者であり、ヴァカロなくして現在のナイキもカルチャーも存在しなかったといってもいいほど。
ヴァカロはナイキを去ったあと、スポーツマーケティングのプロとしてリーボックやアディダスとも仕事をしていました。
余談ですが、※コービー・ブライアントがアディダスと契約した時も、立役者はヴァカロだったそうです。
そんなヴァカロを演じたのは、マット・デイモン。
今回は主演にくわえ、製作としても参加しています。
敏腕マーケターをどう演じているのか楽しみですね。
■※コービー・ブライアントのこと【管理人・選】
KOBE BRYANT THE MAMBA MENTALITY HOW I PLAY
※マイケル・ジョーダンからレブロン・ジェームズまで、プレイヤーとして対面した相手との戦いを1ページ1ページたどり、ひとつひとつのプレイごとに彼自身の分析を披露している。全編に散りばめられた、アンドリュー・D・バーンスタインによる写真は秀逸だ。引退記念公式本。…【引用:Amazon】
著者:コービー・ブライアント
史上最も多くの成功と人気を博したアスリートのひとりだ。ロサンジェルス・レイカーズに入団時のか細い少年が、後に5度のNBAチャンピオン、2度のオリンピック金メダル、18度のオールスター選出、4度のオールスター・ゲームMVPを含む数々の偉業を成し遂げるとは誰が想像しただろうか? …。
※フィル・ナイト:ベン・アフレック
当時のナイキCEOだったナイト。
ナイキの創設者であるナイトは、大学卒業後に訪れた神戸で※オニツカタイガーのシューズに出会い、販売権を獲得。
のちに自社でシューズを生産し始めました。
現在は名誉会長としてナイキに携わっています。
演じるのは、監督も務めたベン・アフレック。
制作にあたって本人にも会いに行ったのかと思いきや、「ナイキに関しては色々な本が出てるから」という理由で話を聞きには行かなかったそうです。
■CEO「※フィル・ナイト」のこと【管理人・選】
※1962年晩秋、24歳のあるアメリカ人が日本に降り立った。彼の名はフィル・ナイト。のちに世界最強のブランドの一つとなる、ナイキの創業経営者だ。(中略)スタンフォード大MBA卒のエリートでありながら、なぜあえて靴のビジネスを選んだのか?しかもかつての敵国、日本の企業と組んでまで…。★Netflixが『SHOE DOG』の映画化権を獲得【引用:Amazon】
※著者:フィル・ナイト
1962年、オレゴンの「ブルーリボン・スポーツ」社の代表として日本のシューズ・メーカーであるオニツカを訪れ、同社の靴をアメリカで売るビジネスを始める。その後独自ブランドの「ナイキ」を立ち上げ、社名もナイキと変更。創業メンバーたちとともに、スポーツ用品界の巨人、アディダスとプーマをしのぐ企業へと同社を育て上げる。1964年から2004年まで同社のCEO、その後2016年まで会長を務める。妻ペニーとオレゴンに暮らす。
※デロリス・ジョーダン:ヴィオラ・デイヴィス
マイケル・ジョーダンの母で、ジョーダンがナイキと契約するために後押しする。
演じるのは、ヴィオラ・デイヴィス。
実は、このキャスティングはマイケル・ジョーダンのリクエストで実現したもの。
ベンにとって、ヴィオラは一緒に働きたかった女優で、頼み込んで出演に至ったそうです。
■マイケル・ジョーダン母:※デロリス・ジョーダンのこと【管理人・選】
※マイケルはバスケットボールが大好きだった。でも、マイケルの前には大きな壁が立ちはだかっていた。マイケルは、背が高くなりたかった…バスケットボールのスーパースター・マイケルの、幼い日の物語。【引用:Amazon】
著者:デロリス・ジョーダン
マイケル・ジョーダンの母親。子どもや家庭を守り、支援する活動で広く知られるデロリスは、ジェームズ・ジョーダン財団とノース・カロライナ大学チャペルヒル校ジョーダン家庭研究所に活動の拠点を置いている。ジェームズ・ジョーダン財団はイリノイ州シカゴにあるスラム街の学校を支援している…。
ハワード・ホワイト:クリス・タッカー
ナイキのバイスプレジデントで、ジョーダンの立役者の1人。
演じるのは、約7年ぶりの映画出演となるクリス・タッカー。
実は、タッカーはハワード・ホワイトとは実際に友人で、出演の話がきたときには電話で報告したそうです。
また、当初の脚本にはハワードのことが盛り込まれていなかったため、タッカー自身でその部分を書いています。
制作秘話①:マイケル・ジョーダンに会いに行ったベン・アフレック
もともと、ベン・アフレックとマイケル・ジョーダンには共通の友人がいたそうですが、親しい間柄ではありませんでした。
もちろん、アフレックはジョーダンのことをよく知っているし憧れの存在でしたが、ジョーダンにとっては「知り合い」程度。
そこで、アフレックは「出かけませんか?」と誘い、ジョーダンのリクエストによりゴルフへ行くことになったそうです。
ですが、ゴルフをやらないアフレックは、ジョーダンがコースを終了するまで待っていたのだとか(笑)
待った甲斐があり、ジョーダンは『AIR/エア』を制作するうえで重要なことを色々と話してくれたようです。
制作秘話②:マイケル・ジョーダンのリクエストで脚本変更?
アフレックは映画の主旨を話し、ジョーダンにとって何が一番大事なのかを尋ねます。
すると、当時のナイキでバイスプレジデントだったハワード・ホワイトのことや、母親のデロリスのことなどを話してくれたそうです。
当初送られてきた脚本には、ホワイトのこともデロリスのことも描かれていませんでしたが、この2人が映画のキーだと思ったアフレックは書き足すことに。
また、ジョーダンは自身の母親のことはヴィオラ・デイヴィスに演じて欲しいとリクエスト。
アフレックは承諾し、デイヴィスの出演にこぎつけたそうです。
ベンアフとマット・デイモン、再タッグで話題
映画好きなら知っている人も多いかと思いますが、ベン・アフレックとマット・デイモンは正真正銘の幼馴染。
マサチューセッツ出身の2人は同じ夢を追いかけ、駆け出しの頃はオーディション用の費用を一緒の銀行口座で管理していたほどなんです。
映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で共同執筆した脚本がオスカーを受賞し、名が知られるようになりました。
そんな2人が、再びタッグを組むことで、映画『AIR/エア』は公開前からかなり話題になっていました。
面白さは予想を上回っているようで、一部のメディアからは2023年のベスト作品と評価されるほどです。
まとめ
2023年4月7日公開の『AIR/エア』ですが、レビューは軒並み高評価ですね。
今でこそナイキの代名詞ともいえるエア・ジョーダンの誕生秘話、NBAファンだけでなくても楽しめそうです。
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高校時代にハマった映画観賞が、いつのまにかライフワークに。
ハリウッド大作からインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず見ています。
オタク気質ゆえ、気になる作品はとことん調べてしまいます(笑)
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