こんにちは!永瀬花帆です!
季節は移ろい、お芋やかぼちゃのスイーツをよく見かけるようになりましたね!
陽が短くなってきて、なんだかちょっぴりセンチメンタルな気持ち…になったり。
そんな時はこれ、、、!(ドラムロール)ジャン!「ますます気持ちが落ち込むバッドエンド映画」を観よう!
何故人間は、胸糞悪くなるとわかっていても、バッドエンドに惹かれれてしまうのか…。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/Se7en.Film/)
しばらくぼんやりと、余韻に浸れるおすすめ映画
明るい気持ちになれるばかりが映画の良さではありません。
色んな映画を観ることによって、「自分の中にこんな感情があったんだ!」と気付かされることもあります。
バッドエンド映画を観て、しばらくぼんやりと気持ちを引きずられてしまうのも、「ああ、映画を観たんだなあ…」なんていう余韻に浸れて秋の夜長には良いのではないでしょうか。
(ちなみに、筆者は夏が大好き)
前回の参考記事:永瀬花帆が選ぶホラー映画3選!かほちゃんシネマは、「人間が怖い!」ジャンルが大好き!
『縞模様のパジャマの少年』:もう二度と見ないかも?
筆者が、ラストシーンで「マジか…」と思わず声に出してしまった作品が『縞模様のパジャマの少年』です。
バッドエンド映画の金字塔ですよね。
時代は戦時下のホロコースト時代。
8歳の少年ブルーノは、ナチスドイツの上層部の軍人を父を持つおぼっちゃまでした。
そんな中でブルーノは、フェンス越しに強制収容されている、ブルーノと同じ8歳のユダヤ人であるシュムールと出会い友情を育みます。
ナチス軍人の父を持つブルーノと、ユダヤ人のシュムール。
大人から見れば「仲良くならない方が賢明」ということが分かりますが、8歳の少年たちにそんなことが分かるはずもなく二人は残酷な運命を共にします。
あらためて知る、今まで知らなかった残酷な歴史
戦争中のお話ということもあり、「どちらかが撃たれて死んでしまうとか?」「二人の仲が引き裂かれてしまうのかな?」なんていった想像をしていました。
が、そんなものではありませんでした。
想像を絶するバッドエンドです。
子どものあまりのピュアさ、疑うことを知らないこと、本来なら美しいはずのそんな子供の純粋な心が憎く思えてしまうほどの衝撃のラストでした。
筆者はもう、一生観ることができないかもしれません…。
と書くと、「そんな映画観たくないよ…」と思われてしまうかもしれませんが、今まで知らなかった歴史や「子供たちの目線から見た戦争」を知ることが出来て、改めて戦争の恐ろしさを感じることもできました。
■参考:原作・DVD・動画配信・レンタル・本【管理人・選】
※大都会ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは、遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検にでかけ、巨大なフェンス越しに、縞模様のパジャマを着た少年と出会う。ふたりの間には奇妙な友情が芽生えるが、やがて別れの日がやってきて…。【引用:Amazon】
著者:ジョン ボイン 1971年、アイルランドのダブリンに生まれる。トリニティ・カレッジで英文学を、イースト・アングリア大学で創作を学ぶ。小説として4作目にあたる『縞模様のパジャマの少年』は、アイルランドで長期間ベストセラーとなって話題をよび、カーネギー賞の候補にも選ばれた。30か国以上で翻訳出版され、映画化もされている。
『セブン』:ラストで「oh…!」私の中のブラピが叫んだ!
デヴィット・フィンチャー監督の『セブン』も胸糞映画の代表作です。
セブンは、七つの大罪になぞらえて発生している猟奇的殺人事件を追うストーリーです。
オープニングクレジットがおしゃれで秀逸ですよね。
オープニングだけ見たことある!という人もいるのでは?
1つ、2つと犯罪が起きていき、新人刑事のデヴィッド(ブラッド・ピット)と、定年退職間近のサマセット(モーガン・フリーマン)刑事は、7つの犯罪が起こるのでは?と予想します。
事件を追っていたある日、突然一人の男が「自分が犯人だ」と名乗り出てくるのです。
残る大罪はあと2つ。
この男の登場で、物語はどのようなクライマックスを迎えるのでしょうか?
■おすすめの動画配信・レンタル・本【管理人・選】
じめっとした内容と、マッチしている演出
いやあ、これもラストを観た時は「oh…」と私の中のブラピが叫びました。
正直、途中「まさかネ…」と、オチが頭をよぎる瞬間もありましたが、まさかこんな結末とは、、!
余談ですが、セブンって何回か観ているはずなのに、イマイチ内容が入ってこないのはブラピのご尊顔ばかり見ていたからということに数回目の鑑賞で気が付きました。
(ちゃんと映画館でも観ましたよ!)
イケメン新人デカのデヴィッドと、渋いベテラン刑事のサマセットのコンビネーションも最高にかっこいいです。
作中ではずっと雨が降っていて、じめっとした内容とマッチしている演出も素晴らしい!
是非一度、ラストシーンの絶望を味わってみてください!
(話は逸れますが、デヴィット・フィンチャー監督といえば『セブン』派?それとも『ファイト・クラブ』派?という討論をするのが好きな筆者です。
ちなみに胸糞ではありませんが私はファイトクラブ派です。)
『オープン・ウォーター』:怖さは『MEG2』以上!
最後に紹介するのが私の大好きなサメ映画、『オープン・ウォーター』です!
2023年にも『MEG ザ・モンスターズ2』が公開されるなど、サメ映画の人気は昭和の時代から令和まで、とどまることを知らないですよね!
私もドキドキハラハラする※サメ映画が大好き!
ですが、本作『オープン・ウォーター』はそれだけでなく、超バッドエンド。
ダイビング中に、自分たちを乗せてきた船に置き去りにされてしまい、海面に戻った時には大海原に二人きりになってしまった夫婦。
そこに浮かぶのは夫婦ふたりと、獰猛なあの生き物だけだったのです。
ラストシーンは、教えてほしいみなさんの感想を!
鑑賞後、声が出ずに一緒に観ていた友達と共にしばらく静かな時間を過ごしました。
それはまるでこの映画に出てくる海洋のよう…、しかもこの話、実話だとか。
制作費1500万円以下という低予算で作成されたようですが、逆に映像が乱れたりしていて、リアリティが増しています。
ちょっと船酔いしそうなくらいです。
この映画はバッドエンドだけでなく、ハラハラドキドキなスリルを味わえること間違いなしなので、恋人同士や女子会なんかでみんなでキャーキャー言いながら見るのも盛り上がりそうです!
ラストシーンは、個人的には「だよね…私もそうすると思う…」と言いたくなる結末でしたが、是非みなさんの感想を教えてください!!
(オススメのサメ映画も教えてください!)
■参考:動画配信・レンタル・本【管理人・選】
※モンスター・パニック作品に革新をもたらした金字塔『ジョーズ』以降、サメ映画は無限の可能性を追求してきたーーサメの顎とタコの腕を持つ生物兵器『死神ジョーズ 戦慄の血しぶき』、恐怖のサメ人間映画 『海棲獣』、シャーク+オクトパス=『シャークトパス』、陸を泳いで襲い掛かる『ビーチ・シャーク』、多頭系シリーズの先駆け 『ダブルヘッド・ジョーズ』、トンデモ系サメ映画のイノベーション 『シャークネード』 etc……【引用:Amazon】
参考記事:サメ映画『MEGザ・モンスターズ2』8月公開!メガロドンVS.ステイサムの決戦予告解禁!
まとめ:大きな余韻の、最強バッドエンド映画…!
筆者は、「なぜ人はムカついたり、暗い気持ちになると分かっているのに胸糞映画を観てしまうのか」という冒頭の問いの答えをずっと探して生きています。
答えはまだ見つかっていません。
が、例え「暗い気持ち」になったとしても、自分の知見が広がったり、知識が深くなったりすることもあるので、あんまりバッドエンド映画を嫌いになんないでやってくださいね!
そして永瀬は、今日も大きな余韻に浸るため、最強のバッドエンドを探すのでした。
《ライター:永瀬花帆》 クリックで担当記事一覧へ→
グラビアアイドルとして活動中。ミニシアター系の映画をまんべんなく見ます。
普段映画を観ない方にも「観たい!」と思っていただけるような記事を目指してます!
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