みなさまこんにちは!
寒かったり暑かったりすると、つい家にこもってしまうことも多くなってしまうのではないでしょうか?
そんな時は…お家で映画を観るに限りますよね。
今回は、筆者オススメの「人間が怖い」映画3選をご紹介いたします。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/GetOutMovie/)
かほちゃんシネマのホラー・ジャンルは、背筋がスッと…
みなさまは、ホラーのどんなジャンルがお好きですか?
ホラーといえば、井戸からコワモテな女性が出てきたり…(画像:『貞子DX』)
時には、赤い風船を持ったピエロが追いかけてきたり…(画像:『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
怖いと思いつつも、つい指の隙間から見てしまったりしますよね。
筆者はホラージャンルもよく見ますが、いわゆる霊やオバケが「わっ!」と驚かしてくる作品より、背筋がスっと寒くなる「人間が怖い映画」が大好きです。
今回おすすめするのは次の3作品です。
1.『エスター』:信じられなさすぎる、オチに感服!
あらすじ
子供を死産してしまい、悲しみから抜け出せないケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)の夫婦は養子を迎え入れることを決意します。
孤児院に赴き、そこで利発そうな少女「エスター」(イザベル・ファーマン)と出会い、家に迎えることになりました。
初めは9歳の少女にしては賢く、大人びた性格の女の子だとばかり思っていたのですが、一緒に生活するうちに、妻のケイトは「どこかおかしい」と感じるようになってきます。
「ファック」の意味を知っていたり、本当はピアノが弾けるのに、母ケイトに「あなたが教えたがっていたから弾けないフリをした」という子供とは思えない理由でピアノを教えてもらっていたり…。
父であるジョンの前では子供っぽく振舞っているのもなんだかおかしいと、ケイトの不信感はどんどん募っていき、だんだんとエスターの恐ろしい本性が露になってきます。
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短大時代に冷や汗と涙、2023年3月は続編が公開!
エスターは短大時代に図書室のパソコンで冷や汗をかきながら観た思い出の逸品です。
感動して泣いてしまう映画はよくありますが、怖くて涙の出た映画は初めてでした。
「早く終わってほしい」と願うほど怖かった本作。
エスターに、「何か裏の顔がある」というのは序盤から薄々気づいていたのですが、信じられなさすぎるオチに感服してしまいました。
今年の3月に続編が公開されることも発表されています!
是非、なんの前情報もなく観てほしい、背筋の凍る作品です!
■ホラー好きのための推薦本【管理者選】
※ベストセラー『高慢と偏見とゾンビ』『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を執筆し、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』をプロデューサーとして大ヒットに導いたセス・グレアム=スミスが贈る最高に実用的なサバイバル・ガイドです。
2.『ゲット・アウト』:見事なホラーサスペンス!
あらすじ
黒人男性のクリス(ダニエル・カルーヤ)が、白人の恋人ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家へ挨拶しに行くところから始まります。
ローズの家族はクリスのことを歓迎し、家には黒人の使用人もいます。
家族は神経外科や精神科医などの医療一家。
翌日、家ではパーティが行われました。
参加者はほとんどが白人で、中に黒人もいるのですが、クリスはその黒人の素振りに違和感を感じます。
その傍らで、パーティの中では、白人の間で「ビンゴ大会」という名のオークションが行われていました。
そこにはクリスの写真が商品のように飾られていたのです。
不信感をもったクリスは、家を逃げ出そうとします。
準備をしていると、恋人ローズの部屋で、ローズと複数の黒人男性が写った写真を何枚も見つけてしまうのです。
そう、ローズはクリスにハニートラップを仕掛け、多くの黒人男性を騙して実家に連れてきていたのでした。
その衝撃の理由とは…?
誰も想像しなかった展開、薄気味悪さも…
「超面白い!」と声に出して言いたくなってしまったのが本作。
ローズ含め、ローズの家族が行っていることは確かに恐ろしいのですが、ところどころに様々な伏線が張り巡らされており、「すごい伏線だ…」と感心さえしてしまいました!
序盤で「?」と思えた部分も、見事に回収してくれます。
「あのシーンはこういうことだったのか…」と気づいたときにはゾゾゾ、と悪寒がします。
黒人と白人の人種差別問題を、見事なホラーサスペンスに昇華させてくれました。
「黒人が白人を迫害するストーリーなのでは?」と思うかもしれませんが、誰も想像していなかった展開に、また一味違った薄気味悪さを感じることが出来ます!
参考記事:『NOPE/ノープ』公開!『アス』『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督映画紹介!
■ホラー好きのための推薦本【管理者選】
※2022年夏、続々と公開された新時代のホラー映画!
鬼才ジョーダン・ピールをはじめ、いま注目のホラー作家たちをまとめて紹介!
これ一冊で、いまのホラーシーンがわかる!!
※内容:2022話題の新作紹介
『女神の継承』(『哭声/コクソン』のナ・ホンジン原案・プロデュース)
『ザ・ミソジニー』(『リング』『霊的ボルシェビキ』の高橋洋監督)
『哭悲』(世界が戦慄した容赦なきエクストリーム・ホラー)
『X エックス』『ブラックフォン』(現在最重要プロダクション「A24」新作)
『戦慄のリンク』(「Jホラーの父」鶴田法男監督による中国ホラー)ほか
※著者:児玉美月
映画執筆家。共著に『反=恋愛映画論』(ele-king books、2022年)、『「百合映画」完全ガイド』(星海社新書、2020年)など
3.『THE BOY 人形少年の館』:予想だにしない結末!
あらすじ
ある老夫婦が住む豪邸の館に、「旅行の間、子守りをしてほしい」との依頼を受け、グレタ(ローレン・コーハン)は屋敷を訪れます。
そこで老夫婦に紹介された「ブラームス」という少年。
なんと、どこからどう見ても人形なのです。
老夫婦から、旅行で留守にしている間、何個かのブラームスへの日課を言い渡されますが、ブラームスは人形。
グレタは言いつけを無視して過ごすのですが、家には奇妙な異変が起こり始めます。
人形、ブラームスの正体とは…?
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人間が怖い映画、そして「どんでん返し」にハマる!
「まじか」というのがこの映画の感想です。
あまりに大胆すぎる結末に度肝を抜かれました。
大胆すぎて、逆に誰も予想だにしていない結末だと思います。
人形が知らぬ間に動いて、霊や怨霊が憑りついている?と思わせるホラーって多いですよね。
本作も序盤は人形が動いたり、屋敷に異変が起きたり、「あるある」な人形系ホラーです。
ネタバレは控えますが、観たらすぐにでも人に話したくなるオチが待っています。
わたしも友達に紹介されて観たのですが、鑑賞後、すぐ別の友達に紹介してしまいました。
人間怖い映画もそうですが、この映画をきっかけに、「どんでん返しストーリー」にもハマってしまいました!
参考記事:「どんでん返し映画」を洋画で楽しむ3選、まさかの仕掛けにラストで唸る「やられた!」
まとめ
以上、永瀬花帆の選ぶ「人間が怖い映画」3選でした。
いかがだったでしょうか?
筆者はいつも、平凡な日常を描いたストーリーを好んでよく観るのですが、たまに刺激が欲しくなる時があります。
そんな時に観たいのが、今日紹介したような「人間の狂気」に迫った映画です。
観た後はジェットコースターに乗った後のような、「すごかった…」という気分にさせてくれて、ドキドキハラハラしますが、何故か爽快な気分にもさせてくれますよ。
ホラー作品が苦手な方も、たまにはこういった非日常に飛び込んでみるのはいかがでしょうか!
《ライター:永瀬花帆》 クリックで担当記事一覧へ→
グラビアアイドルとして活動中。ミニシアター系の映画をまんべんなく見ます。
普段映画を観ない方にも「観たい!」と思っていただけるような記事を目指してます!
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