特殊能力は、数少ないスーパー魔術ヒーロー
アメコミのスーパーヒーローといえば、出版元DC、マーベルを問わず、今多くのキャラクターが実写映画界を席巻しています。
2022年になってからも、『スパイダーマン』『ザ・バットマン』『モービウス』などが記憶に新しいところです。
共通しているのは過去の出来事ゆえの特殊能力です。
さて、今回紹介するスーパーヒーローは元天才神経外科医の「ドクター・ストレンジ」。
スーパーパワーの中でも、彼が持つ特殊能力は数少ない「魔術」が売りです。
映画はシリーズ待望の2作目となる、『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』となって登場します。
禁断の呪文が、「マルチバース」に接続!
「魔術」といえば、人気の『ハリー・ポッター』シリーズ、続く『ファンタスティック・ビースト』(2022年には第3作目)など、人気実写映画のトレンドです。
しかし、『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』はこれらのファンタジックな魔術とは一線を画し、とてつもない宇宙観を背景に生まれました。
キーワードは、サブタイトルの「マルチバース」が如実に物語っています。
「多元的宇宙」を開き、呼び込んだ新たな脅威
「マルチバース」という言葉は、最近よく耳にするようになりました。
アメコミやSF映画が勝手に作った架空概念のようですが、「多元宇宙」と訳され、実際に理論物理学に登場する言葉なのです。
宇宙のことを英語で「ユニバース」というのに対して、「ユニ(単一)」でない「マルチ(複数)バース」だというわけです。
かつてSFには異次元、パラレルワールドといった言葉がありましたが、今我々が存在し認識している唯一の宇宙とは異なる、別の宇宙の存在を語る言葉なのです。
今作の主人公ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の魔術は、アベンジャーズの中にあって最強無敵だったのですが、その魔術が禁断の呪文で開いたのはまさに「違う宇宙」だったのです。
主演は、変幻自在のベネディクト・カンバーバッチ
『ドクター・ストレンジ』は1作目から、ベネディクト・カンバーバッチが主演。
最近作では、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(NETFLIX)に登場し、主演男優賞ノミネートされた実力俳優です。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』『クーリエ:最高機密の運び屋』などでは、知的な渋さが際立つ変幻自在な役どころが特徴です。
1作目で描かれる「ストレンジ」は、外科医時代に事故に合い失意のどん底からチベットを訪問。
指導者エンシェント・ワンと出会い、神秘の魔術を習得していく過程が描かれています。
●ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)
誕生日:1976年7月19日生まれ
星座:かに座
身長 183cm
出身:イギリス・ロンドン
▶おすすめの代表作品
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(予告編:Amazon) (サントラ:楽天)
※イギリス紳士の毅然とした役柄やインテリジェンスのある映画がよく似合う俳優です。
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※スーパー・ヒーローはちょっとイメージが違うようですが、なんのなんの意外とピッタリ!
禁断の魔術が導いた、新たな脅威とは?
これまで世界の危機を守ってきたストレンジ、今回使命感で使ったのは、ある禁断の魔術。
これがこともあろうか、別次元のマルチバースに繫がる扉を開いてしまうことになってしまいます。
結果、期せずしてなんと別人の「邪悪なストレンジ」を呼び寄せることになるのです。
そして、今作の見どころはストレンジが、危機を脱するためにアベンジャーズ屈指の強力メンバー「スカーレット・ウィッチことワンダ」(エリザベス・オルセン)と共闘するところにあります。
ワンダは、これまで『アベンジャーズ』の強力メンバーとして活躍、念動力とテレパシーなどの超能力を駆使できるスーパーヒーロー「スカーレット・ウィッチ」として活躍。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後は、『ワンダヴィジョン』(ディズニー・プラス配信)に登場する人気のキャラクターです。
そのワンダが、ストレンジと共闘するシーンは予告編からも伺えます。
苦戦が伝えられるストレンジですが、スクリーンでは久々の登場となるワンダのスーパーパワーでどこまでストレンジを支えるかに期待です。
●エリザベス・オルセン(Elizabeth Olsen)
誕生日:1989年2月16日生まれ
星座:みずがめ座
身長:168㎝
出身:アメリカ・カリフォルニア州
苦難が続くストレンジが、ホッとする瞬間
さて、さすがの連戦錬磨のドクター・ストレンジも、今回ばかりは冒頭の悪夢のように苦悩と苦戦に支配されていきます。
しかし、前作同様、ストレンジが心のよりどころとする女性が今作でも登場。
激闘の間隙を縫ってホッとする存在が、クリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)です。
総合病院に勤務する救命救急医で、ストレンジとはかつて恋人同士だったことも。
今はかつての同僚として、ストレンジの唯一信頼できるパートナーとして認められた存在です。
ストレンジの危機を支えるクリスティーンとの関係性や行動にも注目です。
●レイチェル・マクアダムス(Rachel McAdams)
誕生日:1978年11月17日生まれ
星座:さそり座
身長:162㎝
出身:カナダ・オンタリオ州
▶おすすめの代表作品
まとめ
2022年上半期に登場したアメコミヒーロー映画だけでも、すでに数名を数えています。
『ソー ラブ・アンド・サンダー』『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』『アクアマン アンド・ザ・ロストキングダム』など、今後、まだまだ続くスーパー・ヒーローの世界観!
目が離せません!
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