今回は90年代に制作された映画、中でも怖さを感じられるホラーや非現実的な舞台や登場人物に魅力が詰め込まれたファンタジーの紹介です。
時代を問わず、今見ても切なさを味わえる4作品を、特に選んでご紹介させていただきます。
切なさで胸が熱くなり、体を内側から温められる…かもしれません。
また、Amazon Prime やU-NEXTで現在公開中ですので見たことのない作品があれば是非ご覧になっていただければと思います。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/thesixthsense1999)
『シックス・センス』(99):心を閉ざす少年と精神科医…
おすすめポイント
第6感がテーマのホラー映画です。
ホラー映画は一般的にスリル・恐怖を感じさせるジャンルですが、本作はドラマ要素の強い映画のため、ホラーは怖いから苦手という人にもおすすめの作品です。
ストーリー展開が巧妙で、その仕掛けに気づいてしまった瞬間、切ない感情が込み上げてくる悲しくも後味の良い気持ちを味わえることでしょう。
ストーリー紹介
優秀な小児精神科医のマルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)は愛する妻と祝福の夜を過ごしていた最中、かつての患者ヴィンセントの襲撃を受け被弾する。
1年後マルコムは、固く心を閉ざし周囲から孤立する9歳の少年コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の治療を担当していた。
かつて救えなかったヴィンセントとコールを重ね根気強く治療に励むマルコム。
そんなマルコムに徐々に心を開き始めたコールは、自分がずっと秘密にしていた常時死者が見えていることを打ち明かす…。
『シザー・ハンズ』(90):孤独な人造人間の物語
おすすめポイント
ファンタジーやアニメーションなど幅広いジャンルを手掛けるティム・バートンの監督作品です。
人造人間という空想の生物の恋模様を描かれたストーリーです。
現実世界でのマイノリティやハンディキャップを持つ人の苦悩を投影しているようで、ティム・バートンのユーモラスな世界観とともに節々で考えさせられる作品でもあります。
ストーリー紹介
丘に建てられた屋敷を訪ねた化粧品セールスのペグ(ダイアン・ウィースト)は、1人孤独に暮らす人造人間エドワード・シザーハンズ(ジョニー・デップ)に出会った。
生みの親に先立たれた未完成のエドワードの両手はハサミでできていた。
孤独なエドワードはペグの自宅に迎えられ、彼女の娘キム(ウィノナ・ライダー)に恋心を抱くようになるが、キムにはボーイフレンドがいた…。
『ガタカ』(97):遺伝子操作による出産が優遇?
おすすめポイント
科学の進歩によって生まれた差別社会を描くSFサスペンス映画です。
80年代に誕生した遺伝子組換えの技術ですが、人へ使用することが当たり前となった近未来が舞台として描かれています。
生まれながら不利な立場に置かれた主人公の葛藤から切なさ、悔しさ、苦しさなど様々な思いが伝わってきます。
ストーリー紹介
遺伝子操作によって生まれた"適正者"が社会的に優遇される近未来で、自然出産で生まれた"不適正者"のヴィンセント・アントン・フリーマン(イーサン・ホーク)。
社会から冷遇され、適正者として生まれた弟との埋まる事のない壁を感じながら育ち、いつからか適正者のみに許された職業の宇宙飛行士を目指して家族の元を離れた。
ブローカーを介し半身不随となった元水泳選手のエリート適正者ジェローム・ユージーン・モロー(ジュード・ロウ)の遺伝子を買い取ったヴィンセントは宇宙局「ガタカ」に入社を果たす。
宇宙局で働くアイリーン・カッシーニ(ユマ・サーマン)とも打ち解け、探索隊の宇宙飛行士に選ばれた矢先、局内で起きた事件に巻き込まれていく…。
『ゴースト/ニューヨークの幻』(90):あの名作です!
おすすめポイント
言わずと知れた名作映画です。
恋人とろくろを回すシーンは誰もが一度目にしたことがあるのではないでしょうか。
ロマンス×ファンタジー映画として様々な場面で胸が熱くなりジーンとした切なさを感じられます。
大切な人を守りたい、大切な人を失いたくない、恋人に限らず家族や友人など自分が大切に想う人をを思い浮かべながら味わいたい作品です。
ストーリー紹介
陶芸家の恋人モリー・ジャンセン(デミ・ムーア)と同棲を始めた銀行勤めのサム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は、あるデートの夜暴漢に襲われて命を落としゴーストとなってしまう。
死を受け入れられずモリーを見守るサムは、自分を殺した犯人が恋人を狙っていることに気づき前科持ちの霊媒師のオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)を介して危険を知らせようと奮闘する…。
さいごに:ライターコメント(by サヤヲ)
お久しぶりの投稿でしたが、いかがでしたか?
今回ご紹介した4作品で筆者は切なくなってジーンと胸が熱くなり、見事に号泣してしまいました!
上記の4作品に限らず、今でも感動する名作・旧作はいっぱいあります。
ぜひ切なさを味わえる映画で心から暖をとるというのも良いかもしれないです。
《ライター:サヤヲ》 クリックで担当記事一覧へ→
ミステリー小説とカレー、そして猫を愛するサヤヲといいます。
様々な視点から映画をたのしむきっかけとなれれば幸いです。
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