
2025年もやってきました、第97回米アカデミー賞授賞式!
ノミネートされている作品で既に日本公開されている洋画も多数ありますが、これから公開される作品もまだまだあります。
今記事では、ノミネート作品の中から2025年3月から4月に公開が予定されている作品をピックアップ!
注目ポイントとノミネート部門、そして受賞が決定した部門を合わせて紹介していきます。
(冒頭画像:引用https://x.com/emiliaperez0328/)
2025年アカデミー賞作品から「3月~4月の公開作品」は?ノミネート作品から受賞作も決定し期待映画をピックアップ!
『ウィキッド ふたりの魔女』:待望のミュージカル!

監督: ジョン・M・チュウ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム他
NYブロードウェイミュージカルでも世界的に有名な「ウィキッド」が、ミュージカル映画化されました。
ジョン・M・チュウ監督は『イン・ザ・ハイツ』でミュージカル映画を作成済。
今回はどのように仕上がっているのか、ファンタジー映画としても楽しみです!
日本語吹き替え版では、エルファバ役に高畑充希、グリンダ役に清水美依紗が、アメリカでのオーディションを経て配役されています。
【2025年アカデミー賞ノミネート】→受賞部門
・作品賞
・主演女優賞(シンシア・エリヴォ)
・助演女優賞(アリアナ・グランデ)

☆衣装デザイン賞受賞
・編集賞
・ヘアメイク&ヘアスタイリング賞
・作曲賞
・音響賞
☆美術賞受賞
・視覚効果賞
公式ホームページ: https://wicked-movie.jp/
公開:2025年3月7日(金)
『教皇選挙』:ローマ教皇決定の、ミステリアスな世界へ

監督:エドワード・ベルガー
出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ他
本来、ローマ教皇を決める教皇選挙“コンクラーベ”は密室で行われ、外部からの影響が無いように徹底的に遮断するため、その詳細を知る者は少ないという。
その舞台裏を見せてくれるのが本作品であり、密室だからこそ渦巻く疑念や思惑がミステリーとしての質を高めているように思います。
カトリック教会という宗教色の濃い作品であるため、異文化理解としても意味のある作品になりそうです。
【2025年アカデミー賞ノミネート】→受賞部門
・作品賞
・主演男優賞(レイフ・ファインズ)

・助演女優賞(イザベラ・ロッセリーニ)

☆脚色賞受賞
・編集賞
・美術賞
・衣装デザイン賞
・作曲賞
公式ホームページ: https://cclv-movie.jp/
公開:2025年3月20日(木)
『BETTER MAN/ベター・マン』:視覚効果賞ノミネート

監督:マイケル・グレイシー
出演:ロビー・ウィリアムズ、ジョノ・デイヴィス、スティーブ・ペンバートン、アリソン・ステッドマン他
イギリスを代表するポップシンガー、ロビー・ウィリアムズの半生を描いた物語。
この映画でロビー・ウィリアムズはサルとして描かれるのが大きな特徴です。
なぜサルなのか?
「ステージで動き回るのを動物に例えるとしたらサルのようだ」という彼自身のコメントに、ピンときた監督。
彼自身の目線で描くのに最適だと判断したとのこと。
ミュージカル映画として『グレイテスト・ショーマン』で確固たる地位を築いたマイケル・グレイシー監督。
今回のサル、ロビー・ウィリアムズは映画の中でどんなステージを見せてくれるのでしょうか?!
【2025年アカデミー賞ノミネート】
・視覚効果賞

公式ホームページ:https://betterman-movie.jp/
公開:2025年3月28日(金)
『エミリア・ペレス』:ゾーイ・サルダナが助演女優賞!

監督:ジャック・オーディアール
出演:ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス他
メキシコの麻薬王マニタスは、とある弁護士に「女性としての人生を用意して欲しい」と依頼する。
弁護士の緻密な計画により麻薬王は消え、“エミリア・ペレス”という女性として人生を歩んでいく…
全編スペイン語で、ミュージカル映画としても位置付けられています。
ゾーイ・サルダナが円卓に登って踊るシーンなど、彼女の力強さにも期待。
そして本作品の最注目ポイントは、カルラ・ソフィア・ガスコン!。
トランスジェンダー女性である彼女は、本作品を通じて自分らしく生きることを力強く訴えます。
【2025年アカデミー賞ノミネート】→受賞部門
・作品賞
・監督賞
・主演女優賞(カルラ・ソフィア・ガスコン)
☆助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)受賞

・脚色賞
・編集賞
・撮影賞
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・音響賞
・作曲賞
☆歌曲賞(“El Mal”、“Mi Camino”の2曲)受賞
・国際長編映画賞
最多ノミネート作品です!
公式ホームページ:https://gaga.ne.jp/emiliaperez/
公開:2025年3月28日(金)
『シンシン/SING SING』:元収監者たちも多数出演!

監督:グレッグ・クウェダー
出演:コールマン・ドミンゴ他
NYにある厳重警備のシンシン刑務所に、無実の罪で収監されてしまった主人公。
そこで出会ったのは舞台演劇。
この映画では、実際に元収監者たちも多数演じているそうです。
アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた“Like A Bird”はYouTubeで聴くことができます。
刑務所の中で過ごす悲しげな様子もあり、生きる希望を見出そうとしている様子もあり…
私たちにどのようなメッセージを与えてくれるのか、本編をぜひ観てみたいところです。
【2025年アカデミー賞ノミネート】
・主演男優賞(コールマン・ドミンゴ)

・脚色賞
・歌曲賞(“Like A Bird”)
公式ホームページ: https://gaga.ne.jp/singsing/
公開:2025年4月11日(金)
おまけ情報:5月以降の公開予定のノミネート作品
ノミネート作品で、5月以降に日本公開が予定されている作品とノミネート部門は次の通りです。
『ノスフェラトゥ』

・衣装デザイン賞
・美術賞
・メイク&ヘア賞
関連記事:2025年アカデミー賞の注目株『ノスフェラトゥ』を詳しく解説!吸血鬼映画の新たな金字塔となるか?
公開:2025年5月16日(金)
『サブスタンス』
☆メイク&ヘア賞→受賞

・作品賞
・監督賞
・主演女優賞(デミ・ムーア)
・脚本賞
公開:2025年5月16日(金)
『ガール・ウィズ・ニードル』
公開:2025年5月16日(金)
『アイム・スティル・ヒア』
☆国際映画賞受賞
・作品賞
・主演女優賞(フェルナンダ・トーレス)
公開:8月公開予定
『Maria』(マリア)
・撮影賞
(日本公開未定)
※アンジェリーナ・ジョリーがオペラ歌手を演じ、その美しさは話題になっていますので、ぜひとも日本公開して欲しいですね。
『A Different Man』
・メイク&ヘア賞
(日本公開未定)
『ANORA アノーラ』&マイキー・マディソンが受賞!

年に1度、映画祭の最高峰ともいえる、米アカデミー賞!
年々、国際色が豊かになっているのも面白味のひとつだと思います。
受賞する、しないに関わらず、映画製作に関わった全ての方へ拍手を送りたいと思います。
(画像は、すでに公開の『ANORA アノーラ』。作品賞、監督賞、主演女優賞(マイキー・マディソン)、脚本賞、編集賞の5冠を制しました!)
関連記事:『ANORA アノーラ』マイキー・マディソンとは?アカデミー賞話題の超キュートなブレイク女優!
《ライター:Halle》

暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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