TARのケイト・ブランシェット、マニッシュな魅力と磨かれたファッションアイコンを解説！

カッコいい！という言葉がぴったりな女優、ケイト・ブランシェット。

ケイト・ブランシェット史上最高の演技と高評価を得ている話題作『TAR ／ ター』の公開（2023年5月12日）もあってなにかと話題の女優です。

こちらの作品では天才的な指揮者という役どころで、シャツにジャケットのパンツスタイルというマニッシュなファッションを披露しています。

さて、今記事では、中性的な格好をすればカッコよく、キレイめな格好をすれば美しいケイトの磨かれた「ファッション・アイコン」を紹介します。

イメージコンサルタントの視点から、着こなしのコツと併せて紹介していきますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね！

（冒頭画像：引用https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/stories/spirit-high-jewelry）

コットンやリネンの着こなしには、大人っぽさをプラス

こちらは、Max Maraの23SSコレクションで登場したケイト。

カジュアルなシャツの胸元を大きめに開けつつマーメイドスカートを合わせることで、カジュアルでは終わらせない大人女性のエレガントさを演出しています。

コットンのハリ感を残しつつ、裾から感じる柔らかさが素敵なスカートですよね！

この辺りのバランスの取り方はさすがMax Maraという感じでしょうか。

リネンやコットン素材はカジュアル要素が強くなるので、大人っぽい顔立ちの方が着こなすにはケイトのようにどこかに大人要素を感じさせることがポイントです。

袖を捲って手首を見せるだけでも大人要素がアップしますのでぜひ試してみてくださいね！

大人のマニッシュコーデ、コツは淡い色づかいで着こなす！

マニッシュな格好がやっぱり似合う！パンツスーツスタイルは、ケイトには欠かせませんよね。

グリーンのグラデーションと締め色のブラックの配色が素敵！

ウエストのピンクの大きめリボンも遊び心があってとっても好きなコーディネートです。

グリーンとピンクは相性の良い組み合わせなので、※カラーコーディネートにチャレンジしたい方にはオススメの配色！

ブラックやホワイトのベーシックカラーを持ってくると統一感が出てくるので、洋服だけではなくベルトやクツ、カバン、アクセサリーなどで取り入れるのも良いですよ。

ラフ感コーデ、コントラストを効かせて引き締める！

次に紹介するのは、新曲MVに登場するケイト・ブランシェットです。

曲は、アダム・ドライバー主演『アネット』で原案・音楽を担当し、2023年7月には来日公演の兄弟デュオ「SPARKS」の新曲「The Girl Is Crying In Her Latte」です。【発売日：2023年5月26日】

【YouTube：Sparks – The Girl Is Crying In Her Latte】

鮮やかなイエローとブラックのコントラストが印象的なスタイルを見せてくれています。

落ち感のあるジャケットと袖の長いシャツに厚底の靴を合わせていて、大人ならではの余裕のあるラフ感コーディネートになっているとともに、太めフレームメガネとヘッドフォンの小物使いがコーディネートの良さをさらに底上げしています。

暑くなる季節は同じイエローでも青みのあるレモンイエローに変えてみると、見た目にも涼しげのある配色コーディネートになりますよ！

The Girl Is Crying In Her Latte

見て楽しめる、ファッショナブルなオススメ映画３選

淡くクリアな色を身につけると肌の白さや透明感が爆上がりするケイト。

パステルカラーやマニッシュが好きな方は、ぜひケイトのコーディネートを参考にしてみてください！

さて、ここからはファッションも楽しめるケイトの美しさ満載のオススメ映画３作品をご紹介します。

セレブから転落！高飛車ケイトが見られる『ブルージャスミン』

セレブな妻から借金だらけの貧乏へ転落したジャスミン（ケイト・ブランシェット）は、高飛車だし嘘つきだし文句ばっかり言うし…主人公らしからぬ「イヤなやつ」。

自力で生計を立てなければならないものの、そんな経験もなければ精神的にも病んでしまっている状態なもんで、そう上手く事は運ばずジャスミンはイヤなやつのまま（笑）。

ジャスミンや周りの人達を通して、人の醜さや不安定さ、愛すること、優しさなどキレイごとではない部分を垣間見れる作品になっています。

劇中ではセレブだったジャスミンらしく、上品なファッションを披露しているケイト。

コンサバで優しい色づかいが多くオフィスコーデの参考になると思いますので、ぜひご覧になってみてください！

美しいケイトが満載！人妻との同性愛を描く『キャロル』

1950年代のニューヨークを舞台に、写真家を目指すテレーズ（ルーニー・マーラ）と人妻キャロル（ケイト・ブランシェット）が互いに惹かれ合っていく物語。

クリスマスシーズンのきらびやかな街並みとシンシンと降る雪の演出がとても素敵で、なんだか気持ちが落ち着く作品です。

濃い色のリップを使うイメージが少ないケイトですが、本作では赤いリップを塗っていてそれが白い肌に映えて美しさも倍増です！

50年代のクラシカルなコーディネートを楽しみつつ、テレーズが思わず目を奪われてしまったキャロルの美しさも堪能できちゃいます。

また、ケイトとは対照的な可愛い系ルーニー・マーラのファッションも必見です。

眉毛の上で短く整えた厚めの前髪と幅の太いカチューシャの組み合わせがとにかく可愛い！

カッコいいケイトを見たいならコレ！『オーシャンズ８』

豪華俳優陣の共演が話題となりましたが、もうこの作品はケイトというより全編に出てくる華やかなファッションを楽しむ作品！

本作では主人公デビー（サンドラ・ブロック）の右腕となるルーを演じているケイトですが、このケイトがカッコ良すぎて「抱かれても良い！」と思った女性が多発したとかしないとか・・・（笑）。

ケイトの真骨頂であるマニッシュファッションのカッコ良さはもちろんですが、切りっぱなしの前髪のあるボブヘアーとアイメイクもカッコ良さに拍車をかけています。

目にかかる長さの前髪から見える目は濃いめのスモーキーアイになっていて、色素の薄いケイトの瞳をより際立たせていますよね！

前髪の隙間からこんな印象的な目で見つめられたらドキッとしてしまうのも納得。

まとめ

ケイトの次回作は2023年5月カンヌ国際映画祭にて上映予定の『The New Boy』。

1940年代のオーストラリアが舞台となる本作では主演の修道女役で出演しており、修道女の衣装を着たケイトが少年を抱きかかえているファーストルックが公開されています。

修道女役ということでメイクも薄くとてもナチュラルなビジュアルとなっていますが、それでも50代のケイトは年齢を重ねるごとに美しさに磨きがかかっています。

人生を変えるのに遅すぎることはないと失敗や変化を恐れず様々なことに挑戦し続けているそうで、経験に裏打ちされた内面から出てくる自信も美しさの秘訣なのかもしれません。

《ライター：咲里（えり）》　クリックで担当記事一覧へ→

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