『ゼロ・ダーク・サーティ』の印象が強いジェシカ・チャステイン。
しかしこの『モリーズ・ゲーム』は、名女優ジェシカ・チャステインの30代作品の中での特にセレブ姿満載の彼女が見られる作品です。
本作は、実在の人物「モリー・ブルーム」が著した同名の自叙伝が原作。
映画全体のゴージャス感と、加えて法廷モノ特有の緊迫感がミックスした伝記的ヒューマンドラマとしてぜひおすすめしたい一本になっています。
(冒頭画像:引用https://x.com/Mollys_Game/)
『モリーズ・ゲーム』:華麗なる転身のワケ?
主人公モリー(ジェシカ・チャステイン)は、スキーのモーグルの実力選手で、かつてはオリンピックを狙っていました。
しかし、出場選考の試合で不慮の事故に会い、選手の道を断念。
その後、モリーはなんと秘密のポーカー・サロン経営者という華麗な転身を果たします。
波乱万丈の自らの歴史を書いた自叙伝を発表した直後、あろうことかかねてより目を付けられていたFBIに逮捕されることに。
そこでモリーは、高額だが敏腕の弁護士チャーリー(イドリス・エルバ)に弁護を依頼、映画は一転、法廷闘争へと移っていきます…。
元スキー選手の転身は、偶然ではなかった!
そもそもスキー選手をあきらめ、次に目指したものがポーカー・サロンの経営だった経緯はなんだったのでしょう?
それはモリ―がウェイトレスのアルバイト時代、雇い主ディーンが別に経営していたポーカー・サロンの手伝いを頼まれたのがキッカケでした。
ポーカーが趣味の顧客をサロンでもてなす仕事ですが、モリーのもともとの美貌と才媛さで、ディーンに重宝されるのに時間はかかりませんでした。
●ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)
誕生日:1977年3月24日生まれ
星座:おひつじ座
出生地:アメリカ・カリフォルニア
身長: 163 cm
▶おすすめ主演作品
自ら立ち上げた、秘密のポーカー・サロン!
その後、ディーンのサロン経営がうまくいかなくなったのを機にモーリーは一旦、退職します。
しかし、彼女はアルバイトを通じて大きな財産を手にしていたのです。
それは、サロンで経験した帳簿ノウハウと、大物顧客の管理、つまり「もてなしと経営テクニック」でした。
大物顧客とは、実業界・スポーツ界・映画界・政界などさまざまな各界を代表するサロン利用者たちでした。
彼女はその顧客財産をもって、自ら経営するポーカー・サロンを立ち上げることになったのです。
一転して摘発・逮捕!モリーが守ろうとしたものは?
さて、FBIに逮捕後、弁護士チャーリーと対策を立てる中でモリーのサロン経営の実態が見えてきます。
マフィアなど裏社会とのつきあいをせざるを得なかったこと、FBIの逮捕理由である違法賭博など。
罪を免れない状況の中で、検察から司法取引を提案されます。
それは、モリーがサロン経営で得た財産ともいうべき顧客データだったのです。
●イドリス・エルバ(Idris Elba)
生年月日 1972年9月6日生まれ
星座:おとめ座
身長:189cm
出身:イギリス・ロンドン
▶おすすめの代表作品
モリ―の葛藤と決断、緊張の法廷シーン!
セレブ感いっぱいのモリーが、闇社会からの挑発やサロンへの介入、そして検察の追及の中で疲弊していく姿には悲しいものがあります。
どの時点で罪を逃れるのか?あるいは罪を認める?
緊張の法廷シーンが続く中、ギリギリの状況に追い込まれるモーリーの下す最後の決断が見ものです!
まるで、「ポーカーの勝ち方」を身をもって知っていた彼女らしい判断だったのかも?
まとめ:栄光のスキー選手の夢の果てとは?
この映画の謳い文句は「男社会を牛耳る女」。
しかし、モリーはそんな「ヒドイ」女だったのでしょうか?
映画ではモリ―の父親ラリー(ケビン・コスナー)との過去の確執が紹介されます。
栄光のスキー選手だったモリ―の夢がいつしか変わっていく過程がこのエピソードでわかります。
ぜひおススメしたい、なかなか奥深い映画です!
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