マットソン・トムリンが監督・脚本を務め、クロエ・グレース・モレッツが主演を務めた映画『マザー/アンドロイド』。
2021年12月にアメリカのHuluで配信され、日本ではNetflixが独占配信の話題作です。
本作は、一般家庭にも普及したアンドロイド(人型AIロボット)が突如として異常をきたし、人類を襲い、文明が崩壊した終末の世界を描いた物語。
主人公は若い妊婦ジョージアとそのボーイフレンドのサム。
生き残るためにアンドロイドの襲撃から逃げ惑いながら、希望を見つけ出すSFスリラー映画です。
ここでは静かなる魅力を持つ本作のあらすじと見どころ、クロエをより好きになるポイントを紹介します。
(※結末以外のネタバレを含んでいるのでご注意ください。画像:https://www.netflix.com/)
『マザー/アンドロイド』作品情報
映画タイトル | 『マザー/アンドロイド |
原題 | Mother/Android |
監督・脚本 | マットソン・トムリン |
出演 | クロエ・グレース・モレッツ、アルジー・スミス、ラウル・カスティーロ他 |
製作年 | 2021年(YouTube:予告) |
『マザー/アンドロイド』あらすじ
舞台は一般家庭にも普及した人型アンドロイドロボットが活躍している近未来。
楽しくなるはずのクリスマスイブでありながらも予期せぬ妊娠が判明し、途方に暮れる女性のジョージアとそのボーイフレンドのサム。
サムは愛するジョージアを支えるため、結婚を申し込むのですが、ジョージアはこの現実を全く受けられずにいました。
動揺を隠せないジョージアの目の前に広がっていた光景は、突如として起こったアンドロイドの異常なエラー。
クリスマスパーティーに訪れていたジョージアの友人らをアンドロイドは次々に襲い出し、殺害してしまいます。
この異常行動は他の住宅地でも一斉に起こっており、辺りは銃声と火の手が上がり、あちこちから悲鳴が上がっていました。
ジョージアとサムは何とか逃げ切り、森の中へ逃げ込むと、唯一の安全区となるシェルターに何とか身を寄せることが出来たのですが…。
妊婦役を演じたクロエ、リアルな演技力を見よ!
本作で主人公の妊婦であるジョージアを演じたのは、若手人気女優のクロエ・グレース・モレッツ。
今回は終末の世界を生き抜く妊婦という、様々な制限の中で戦い、葛藤する難しい役どころを演じました。
親になる覚悟が出来ていなかった中でアンドロイドの暴走が始まり、大きく膨れ上がったお腹を庇いながら戦うことになります。
痛みに苦しむことも多々あるのですが、この時のクロエの演技がとてもリアルで、見ているこちらにもその痛々しさが伝わってくるほど。
クロエの演技力の高さや、これまでに見ることが出来なかった新境地の演技が続々見れてクロエ・ファンとしては感慨深いものがありました。
(ビジュアルのキュートさは言わずもがなです。)
そんなジョージアも次第に逞しくなり、ボーイフレンドのサムが運転するバイクの後ろに乗ってガンアクションでアンドロイドを撒くシーンも。
母は強し、という言葉をしっかりと表現し、だんだんと覚醒していく姿が印象的でした。
こういった終末の世界をサバイバルするクロエ出演の作品では、『フィフス・ウェイブ』という映画があります。
こちらでも戦い生き抜くクロエを堪能出来るのですが、サバイバルする姿が実はとても似合うのでは?と筆者は密かに思っています。
劇中で登場するジョージアの子供時代の写真は実は…
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クロエファンである筆者が「おぉ!」と思ったマニアックなポイントがあります。
それは自宅の壁に飾ってあるジョージアの子供時代の写真。
実はあの写真はクロエの実際の子供時代の写真なのです。
クロエ・ファンならすぐに気付くかもしれません。
マニアックなポイントかもしれませんが、とてもキュートな写真なので是非ともチェックしてみてくださいね。
●クロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)
誕生日:1997年2月10日生まれ
星座:みずがめ座
身長:163cm
出身:アメリカ・ジョージア州
▶おすすめの代表作品
静かな世界観だからこそリアルさがある
社会の役に立つアンドロイドロボットがやがて反乱を起こし暴走、最終的に出した答えが人類抹殺…がテーマの映画は多く製作されています。
人類とロボットが戦い、世界を救う為に人類が奮起、やがて人類が勝利する…という物語が定番の中で、『マザー/アンドロイド』はとにかく自分達が生き延びることが目標の若者にスポットを当てていきます。
なので、壮大な人類 vs アンドロイドの大バトルで主人公が世界の救世主になるような映画とは少し違うのです。
もし実際にこういった世界になった場合、「ヒーローになって世界を救うぞ」という風に思うよりも、
「とにかく自分が今日を生き延びる」という風に思う方が何となくリアルなのではないかな?と筆者は思うので、
この映画は他のサバイバル映画よりもリアルさがあるなと感じました。
ド派手な戦闘シーンもなく、主人公周辺のコンパクトな世界の中で静かに物語が進行するからこそ滲み出る空気感が本作の魅力ではないかなと。
まとめ
人工知能が発達したアンドロイドが暴走し、人間を脅かすというストーリーは、近年の進歩したAI技術についても考えさせられる奥深いものになっているのではないでしょうか。
もし自分達の世界が『マザー/アンドロイド』のような世界になったら…と一緒に想像してみるのも面白いかもしれません。
クロエ演じるジョージアの強さや、命の大切さを丁寧に描いた魅力溢れる『マザー/アンドロイド』を是非ともご覧になってみてください。
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