
アメリカがメキシコとの国境すべてに壁をつくるというトンデモない話を耳にします。
日本人が聞くと驚くしかないのですが、一体、ここで何が起こっているのでしょうか?
映画の現場となる地域から、『ボーダーライン』という邦題はきっと「国境」に違いないと。
しかし、原題は「Sicario」(暗殺者)でした。
今作の題材は、「国境」で起こっているトンデモナイ麻薬売買の現実と暗躍する組織の話。
真の「ボーダーライン」の意味を知って驚く問題作、取締りと摘発を行う当局の手段が「合法かどうか」いうボーダーだったのです…。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/SicarioMovie/)
あらすじ:メキシコ国境は、麻薬組織とテロの温床

麻薬組織やテロ活動の温床といわれるメキシコ国境はまさに無法地帯。
想像を絶する殺戮が日々、繰り返されていました。
組織の壊滅に立ち向かうのは、今作の主役となる国防総省所属の特殊メンバーたち。
麻薬カルテルの幹部一掃という特命を受けたリーダー、マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)。
彼の右腕となる国防総省コンサルタント、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)。
そして、マットはFBIにも捜査協力を依頼するのでした…。
●ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)
誕生日:1968年2月12日生まれ
星座:みずがめ座
身長:178㎝
出身:アメリカ・カリフォルニア州
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国防総省から受けた、最初の質問「家族はいるか?」

FBIで指名されたのは、関連捜査を担当していた女性専任捜査官のケイト・メイサー(エミリー・ブラント)。
ケイトが最初にマットから受けた質問が、「家族はいるか?」でした。
シングルで子どものいないケイトでしたが、不安だけが募るケイト。
「何をすればいいか」いうケイトの質問に、自分たちのすることを見ていればいいと言うだけ。
そしてケイトには、もうひとつ彼らへの不信感がありました。
それは、行動を共にするアレハンドロのこと。
●エミリー・ブラント(Emily Blunt)
誕生日:1983年2月23日生まれ
星座:うお座
身長:171㎝
出身:イギリス・ ロンドン
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※ドウェイン・ジョンソンと共演、かわいいエミリー・ブラントが見られますよ!
非合法捜査?そしてまさかのオトリ捜査?深まる謎…

というのも、アレハンドロの捜査方法はケイトの所属するFBIとはまったく異なっており、目的のためなら非合法でもやってしまうのでした。
彼の素性は、徐々に明かされますが、家族を過去に麻薬組織に惨殺された人物だとわかります。
ケイトは、合法捜査でないことをFBIの上司に直訴しますが上司に却下されます。
そんな時、ケイトは地元メキシコ警察の警察官、テッドと知り合うことに。
味方と思い一瞬気を許すものの、彼こそ麻薬組織に買収されている地元警官であることを見破ります。
しかし、テッドに先に攻撃され危うく殺されそうになるケイト。
その瞬間、タイミングよく助け出してくれたのはアレハンドロでした。
ケイトがとっさに思ったのは、自分は組織に買収されている警官をあぶり出すために、オトリに使われたのではないのだろうか?
ケイトとアレハンドロの駆け引きは、後半の謎解きへとつながっていきます…。
●ベニチオ・デル・トロ(Benicio del Toro)
誕生日:1967年2月19日生まれ
星座:うお座
身長:188㎝
出身:プエルトリコ
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※前作のアクション映画『ボーダーライン』からさらに過激に!ベニチオ・デル・トロにスポットが当たります。
FBI捜査官を同行させ、あえて見させた現実世界とは?

この映画は、麻薬カルテルを壊滅させるために国防総省、FBI、地元警察の三者が協力して計画をすすめていく…
いいえ、そんな生易しい映画ではありません。
アレハンドロの正体がわかるに従い、彼の本当の狙いがわかってきます。
さまざまな伏線が張り巡らされたこの映画。
一連の捜査にFBIの捜査官ケイトを同行させ、一部始終を目撃させたのも目的があったのです!
まとめ:重低音の中、ひたむきな「ケイト」にホッ!

激しい銃撃戦と殺し合い場面にちょっと痺れすぎるかも。
一方で、正義感が強く使命感だけで捜査に同行したケイトを演じるエミリーブラントにホッとします。
映画を通じてずっと流れる重低音が、見終わった後もずっと耳に残るかもしれません。
続編『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』も合わせて見るとさらに理解が深まります。
また、脚本テイラー・シェリダンが描く、もうひとつの「アメリカ辺境テーマ作品」もご参考に!
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