
何気ない世間話で「映画なんかはよく見られますか?」「好きな映画は?」なんて聞かれることってありませんか?
初対面の人たちへの自己紹介や挨拶、あるいは趣味の紹介、そして最近では就活の面接でもよく聞かれるのが映画の話です。
どれも、人間関係の距離を近づけたり相手の好みを聞くのにはとっておきの質問だからかもしれません。
自分に興味をもってもらい、せっかく尋ねてもらった質問。
聞かれた以上、ここはうまく答えて会話を盛り上げ良い印象を与えたいですよね。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/TopGunMovie.jp)
よく聞かれる「好きな映画は?」
「あまり観ないんです~」、あなたへの興味は半減かも?
「好きな映画は?」でよくある残念な答えを紹介しましょう。
①映画、あまり観ないんです~。
②古いのしか知らないな~。
③これといった好きな映画、あまりないな~。
この時点でせっかく尋ねてくれた人は、あなたへの興味を半分なくしたかもしれません。
趣味に探りを入れる気軽な質問なのでサラッと話題を変えればいいのですが、「映画ぐらい見るだろ」と思って尋ねた相手はきっとあわてて次の質問をムリムリ探しているかも。
ピンポイントの映画タイトル、リスクが大きい!
さて、多少なりとも映画を観たことがある人が「好きな映画は?」と聞かれ、すぐ答えてしまい失敗しがちなのは映画のタイトルを言うことです。
映画のタイトルで答えてしまうと、どうしても後々、無理が出ます。
仮にトム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』と言ったとしましょう。
なぜ無理が出るかというと、尋ねた人が観ていなかった時のリスクが大きいからです。
邦画、洋画問わず毎週、いくつもの映画が次々と公開されています。
そんな中で、ピンポイントの作品名はイチかバチ的なところがあって、質問者が観たことのない映画だとちょっとガッカリされてしまうかもです。
映画をあまり観ていない時、イメージやジャンルで!
せっかくの自分への質問、できればしばらくは「映画ネタ」で繋がっていたいですよね。
仮に、「最近あまり観ていない」というのが事実としても「映画のイメージ」で会話を繋いでいくという方法があります。
たとえば、こんな答え方だとどうでしょう。
「見ていて『心が温まる映画』が好きですね。」
「『ほのぼのする映画』って、落ち着くんですよね~。」
「あまり、理屈っぽいの嫌いだから見終わって単純に『スカッとする映画』が好きです。」
会話が繫がり、思わず次の質問を受けるために…

さあ、こういう返事をもらうと、尋ねた人は絶対あなたの「好きな映画のイメージ」が膨らむはず。
邦画とか洋画とかが問題ではなく、答えた映画イメージからなんとなくその人の好みの一端が見えたような気になります。
しかも、「心が温まる」「ほのぼのする」「スカッとする」映画から、悪いイメージを持たれることはまずありません。
そして、必ずと言っていいほど、尋ねた人に「突っ込み質問」のスイッチが入ります。
これは、就活面接の質問や日常会話でも大切なことです。
「突っ込み質問」、例えばこんな質問が来るかも?

たとえば、「スカッとする映画が好き」と言われた場合だと、順に尋ねてみたいこんな質問が思い浮かびませんか?
1.「スカッとする映画」って、どんな映画ですか?
2.「ジャンル的にはどうですか?アクション?サスペンス?ホラー?」
3.「何か、具体的な映画はありますか?」
簡単な自己紹介や、自己PRに発展するチャンス!
「1.」の「どんな映画ですか?」と聞かれたら、さあ、自己PRのチャンスです。
「さっぱりした性格なのか、見終わってからやっぱりスカッとしたいですよね!」
「2.」の場合だと、
「アクションものやヒーローものが好きで、特にトム・クルーズが好きなので必ず見ています。意外と単純な正義派なんです。」
「3.」だと、
「先日見た、『トップガン マーヴェリック』けっこう良かったですよ!」
ここまで来ると、仮に質問者が観ていなかったとしても必ず自己紹介や自己PRに繋がるきっかけを作れます。
まとめ:自己PRのあとは、こちらから逆質問へ
ところで、映画で話を盛り上げたいからと言って、無理して「映画通」になる必要はありません。
あくまでコミュニケーションのキッカケが映画なので、自分の話が一段落すれば、次は相手に尋ねてあげる番です。
「ところで、●●さんはよく映画をご覧になるのですか?」
「●●さんは、どんな映画がお好きですか?」
「いい映画があれば教えて下さい。」
と順に続けていきましょう。
ぜひ、参考にして下さい。必ず会話がはずみますよ!
関連記事:就活のよくある面接質問「好きな映画は?」への対策、無難な映画の選び方と答え方を話法で紹介!
記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!