こんにちは!SF映画ファンのすどうゆきです。
今回は、宇宙の奥深い謎と人類の存在に対する重要な問いに挑む壮大なSFドラマシリーズ『三体/3-body-problem』を紹介します。
※劉慈欣の同名小説を原作とし、豪華な製作スタッフ陣が手掛ける本作はNetflixにて2024年3月21日から配信。
原作小説はアジア圏作品としては初のヒューゴー賞長篇部門を受賞した、現代中国最大のヒット作であり、バラク・オバマ元大統領、Facebook創業者マーク・ザッカーバーグ、映画監督入江悠らの愛読書としても知られる、いわばSFの最高傑作です。
以下では、『三体』のあらすじ・キャスト・製作スタッフ、そしてドラマ配信の概要についてチェックしていきます!
(冒頭画像:引用https://www.esquire.com/entertainment/tv/)
あらすじ:地球外知的生命体とのファーストコンタクト!
三部作の長編小説からなる『三体』の物語は、地球外知的生命体とのファーストコンタクトを描いた壮大な物語。
地球に向けて、謎の星系からの信号が送られ続けるという驚くべき発見から始まる。
物理学者の父を文化大革命で失った中国人女性科学者、葉文潔(イエ・ウェンジェ / よう・ぶんけつ)は謎めいた軍事基地へのスカウトを受け、人類の未来を左右するプロジェクトが進行していることを知る。
葉文潔が軍事基地で働く中で、地球が危機に瀕していることが明らかになり、人類は地球外文明との関わりに翻弄されていく。
主人公たちは、異星の文明との接触を通じて、自身の存在や宇宙の秘密について触れる運命に巻き込まれていく…
未知の舞台、『三体』が探求する人類の存在と宇宙の本質
『三体』のベースにあるのは、地球外知的生命体との関わりを通じて、人類の存在や宇宙の本質に深く迫る壮大な舞台。
描く時代は60年代の中国文化大革命と、現代の2つの時代にまたがるというスケールの大きさ。
そんな物語設定の中で、「もし地球外生命体が存在するなら、我々はどう対峙し、その影響にどう立ち向かうのか?」といった重要な問いが立ち上がるのが本作の魅力でもあります。
また本作は、異星の文明とのコミュニケーションの困難さ、彼らの意図や目的に関する謎が中心的なテーマ。
宇宙の不思議に思いを巡らせることで、観客の知的好奇心を刺激し、新たな視点をもたらしてくれることが期待でできます。
驚きと興奮が待つ、『三体』ワールドへの未知の旅に出るのが待ちきれません。
多彩なキャストが魅力、『三体』映画の出演者に注目
『三体』映画版の出演者には、ジョン・ブラッドリー、リーアム・カニンガム、エイザ・ゴンザレス、ジョナサン・プライス、ベネディクト・ウォンなどが名を連ねています。
キャストの中には新人もおり、ジーン・ツェン(下段左から3人目)が葉文潔(イエ・ウェンジェ / よう・ぶんけつ)を演じることが確定しています。
また製作陣には、才能豊かなクリエイターたちが集結。
『トゥルーブラッド』で知られるアレクサンダー・ウーがショーランナーとして参加し、『ゲーム・オブ・スローンズ』で一世を風靡したデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイス、以前もNetflix向けにドラマ『オクジャ』を製作したブラッド・ピットのPlan B Entertainment、ロザムンド・パイクのPrimitive Streakといった実力派の面々も製作陣に加わっています。
さらに、製作チームをまとめるのは製作総指揮はライアン・ジョンソンと製作パートナーのラム・バーグマン。
劉慈欣の原作小説に魅了された、これらの製作スタッフたちが、このSFジャンルの新たな巨大作品をどんな風に生み出してくれるのか期待が高まります。
今後の拡張に期待!Netflix『三体』シリーズ配信情報
Netflixの新作ドラマシリーズ『三体』は全24話で構成で、各話は約60分の尺になる予定とのこと。
さらに、異なる時代を舞台にした超大作であるため、すでにスピンオフの可能性も示唆されているようで、ネットフリックス側も既にシリーズの拡大とスピンオフに関心を寄せているそうです。
ドラマ公開前にして、すでに『三体』を取り巻く環境は未来に向けて進んでいるようです…
まとめ
Netflix製作SFドラマシリーズ『三体』を紹介してきました。
初放送は2024年3月21日(木)にNetflixで開始されていますが、原作ファン・SFファンにとって、見逃せない作品となることは間違いなさそうです。
新たな宇宙の冒険に身を委ね、未知の世界への興奮と驚きを体験して下さい!
《ライター:すどうゆき》 担当記事一覧はこちらへ→
●洋画好きのすどうです。英語が飛び交う環境で働くペーペー社会人。
映画鑑賞で英語上達を画策中。
▶※原作小説の1作目はこちら
※二時間の映画では、『三体』の世界観を表現しきれない。(ジェームス・キャメロン:映画監督)。A Year of Books(本の紹介コミュニティ)で次に取り上げるのは、劉慈欣の『三体』だ。これは今ハリウッドで映画化も進んでいる、とても人気の中国のSF作品だ。(マーク・ザッカーバーグ:Facebook創業者)【引用:Amazon】
著者:劉 慈欣
※1968年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌《科幻世界》に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。中国全土のみならず世界的にも評価され、2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。今もっとも注目すべき作家のひとりである。
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