2023年6月に公開された『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。
前作『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)は、アニメーション史の歴史を塗り替える圧倒的なビジュアル感覚とエンタメ性で私たちを魅了してくれました。
あれから5年、『アクロス・ザ・スパイダーバース』は強力な画面もメッセージ性もさらにパワーアップして帰ってきます。
本作のポイントは、主人公マイルスの他に(前作にも増して!)大勢のスパイダーマンが登場するということ!
その上、どのキャラクターもかなりの豪華キャストなんです。
今回は、声だけではなかなか気づけない『アクロス・ザ・スパイダーバース』の声キャストと出演作品を紹介していきます!
(冒頭画像:引用https://www.spider-verse.jp/share/)
スパイダーマンたちのリーダー役、オスカー・アイザック
前作『スパイダーバース』でも、メインキャストには豪華スターが起用されています。
例えば、マイルスの叔父さんアーロン役には『グリーン・ブック』(18)のマハーシャラ・アリ、
警察官の父親役を『エターナルズ』(21)『ブレット・トレイン』(22)のブライアン・タイリー・ヘンリー、
ヒロイン※スパイダーグウェンを演じたヘンリー・スタインフェルドは、マーベルのドラマシリーズ『ホークアイ』でケイト・ビショップを演じています。
■映画パンフレットとスパイダーグウェン【管理人・選】
※舞台は別の時間軸の世界。放射能を浴びたクモに噛まれ、ヒーローになった女子高生グウェン・ステイシー。 学校生活やバンド活動、家族、友情、そして皆を守るための戦い。波乱に満ちたグウェンの冒険が始まる!【引用:Amazon】
さて、今作にキャスティングされている有名俳優といえば、オスカー・アイザック!
『スター・ウォーズ』シリーズで世界的に有名になり、近年ではマーベルのドラマシリーズ『ムーンナイト』で解離性同一性障害に苦しむヒーローを演じました。
ほぼ一人二役のようなキャラクターをアクセントや立ち姿、さらには目だけで演じ分けてみせるなど、その演技力が大きな話題になりました。
今回は、近未来的な別次元の世界「アース2099」で大勢のスパイダーマンたちを取りまとめる、影のあるリーダー的存在であるミゲル・オハラを演じています。
キャラクターの顔もどことなく本人を彷彿とさせるビジュアルで、まるでオスカーがアニメーションの世界に飛び込んだようです。
●オスカー・アイザック(Oscar Isaac)
誕生日:1979年3月9日生まれ
星座:うお座
身長:174cm
出身:アメリカ・フロリダ
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インド人のスパイダーマン役、『デッドプール』のあの人!
シャーマンの力によって蜘蛛の能力を得たパヴィトル・プラパカールは、インドが世界の中心となっている次元でスパイダーマン・インディアとして活躍しています。
陽気でおしゃべりな姿は、私たちの知っているピーター・パーカーそのもの。
住んでいるのはマンハッタンならぬ「ムンバッタン」!
イニシャルが「P.P.」であることからもわかるように、ピーター・パーカーの別次元における同一の存在なのです。
演じているのはカラン・ソーニ。
実は、『デッドプール』にたびたび登場し、タクシー運転手のドーピンダーを演じている俳優さんなんです!
コミックでは何度も共演しているスパイダーマンとデッドプールですが、実写映画での合流は未だ叶っていません。
本作のスパイダーマン・インディアの登場によって、思わぬところで二つの世界に繋がりができました。
パンクロッカーのスパイダーマン役、『NOPE』の主演俳優
大勢のスパイダーマンたちの中でも一層奇抜なビジュアルのスパイダーパンク。
(ニューヨークならぬ)オールドヨークというイギリスの街からやってきたパンクロッカーです。
言動の隅々までがパンクの精神に溢れたアナキストである一方、マイルズたち十代のキャラクターには頼りになる兄のような一面も見せています。
そんなスパイダーパンクことホービー・ブラウンを演じているのは、ダニエル・カルーヤ。
『ブラックパンサー』(18)や『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(21)、ジョーダン・ピール監督作品では『ゲット・アウト』(17)と『NOPE/ノープ』(22)で主演を務めている今注目の俳優です。
参考:『NOPE/ノープ』公開!『アス』『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督映画紹介!
抑えた声の演技がスパイダーパンクの雰囲気にピッタリはまり、公開から数日のうちに大人気のキャラクターになっています。
●ダニエル・カルーヤ(Daniel Kaluuya)
誕生日:1989年2月24日生まれ
星座:うお座
身長:174cm
出身:イギリス・イングランド
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隠れた有名キャラクター、『ブルックリン99』のあの人!
真っ赤なスーツが特徴的なスカーレット・スパイダーは、原作コミックではピーター・パーカーのクローンという設定。
邪悪な科学者によって作られた人物である彼は、自分の存在意義に常に悩んでいるシリアスなキャラクターです。
今作で登場するシーンはごくわずかですが、バックストーリーが見え隠れするような言動に注目です。
スカーレット・スパイダーことベン・ライリーに声を当てているのは、コメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』の主演を務めるアンディ・サムバーグ。
陽気な警官のジェイク役(『ブルックリン・ナイン-ナイン』)からは想像がつかない声色ですが、どこかクスッと笑える雰囲気があり、一瞬の登場ながら印象に残るキャラクターになっています。
不遇のヴィラン「ザ・スポット」、ジェイソン・シュワルツマン
最後に紹介するのは、本作のヴィランであるザ・スポット。
身体一面に空いている真っ黒い穴は空間を移動することができ、またその穴を自分で作り出すこともできます。
力をコントロールできないちょっと間抜けなヴィランとして登場しますが、その能力の矛先は段々と恐ろしい方向へ……。
ザ・スポットを演じているのは、なんとジェイソン・シュワルツマン。
『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『ダージリン急行』(05)など、ウェス・アンダーソン監督作品の常連として知られていますね。
あまり周知されていませんが、独特の雰囲気や存在感、うっすらとした不気味さが嵌っているかなり秀逸なキャスティングです。
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まとめ:キャストを知ると違って見えてくる!
映画のエンドクレジットで初めて「あの人出てたんだ!?」と驚くこと、よくありませんか?
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、まさにそんな驚きの連続です。
特に本作は画面の情報量がかなり多いので、「聞き覚えのある声!」と思っても、それが誰なのかまでは全くと言っていいほど考える余裕がありません。
キャストを知った上でもう一度観ると、その豪華さがかなりはっきり感じられるでしょう!
《ライター:ぜろ》 担当記事一覧はこちらをクリック→
高校2年生で『アベンジャーズ』を観て以来の映画ファン。大学と大学院では映画研究にどっぷり浸かっていました。
アナログでファンアートを描いてはインスタグラムに載せています。楽し〜!
話題の作品や、そこにつながる過去の名作、注目のキャストなどをわかりやすく楽しく紹介していきたいです!
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