今回は”難解映画”の後編として、5作品をご紹介します。
前編をチェックしていない方は、ぜひこちらも確認してみて下さい。
前編よりも高度な難解映画を取り揃えていますので、さっそくチェックしていきましょう。
参考:難解映画の謎解きに挑戦!モヤモヤ解消?とりあえず視聴して、謎が解けたらメールを!【前編】
⑥『ミスター・ノーバディ』:どれが実際の人生?
舞台は2092年、世界最高齢の人間ニモは、死を目前に人生を語り出す。
彼から紡ぎ出されるのは、いくつもの人生。
あの時あの場所で、選択した人生や別の選択をした人生など多くのパラレルワールドが広がっていく…
●ニモと面談している人物は何者か?
●いくつのも人生のうち、どれが実際の人生か?
●1人の男の人生に、分岐点が多く存在する
ココに注目
パラレルワールドは映画でも良く題材となりますが、子供時代から大人まで、これほど多くの人生の選択肢を広げた映画は他にないと思います。
ジャレット・レトの透き通る瞳も魅力的です。
知る人ぞ知る、隠れた名作とも言えるでしょう。
(注意:2021年に公開された『Mr.ノーバディ』とは全く別作品です。)
■作品情報と動画配信【管理人:選】
※2092年、世の中は、化学の力で細胞が永久再生される不死の世界となっていた。永久再生化をほどこしていない唯一の死ぬことのできる人間であるニモは、118歳の誕生日を目前にしていた。メディカル・ステーションのニモの姿は生中継されていて、全世界が人間の死にゆく様子に注目していた。そんなとき、1人の新聞記者がやってきてニモに質問をする。「人間が“不死”となる前の世界は?」ニモは、少しずつ過去をさかのぼっていく――。【引用:Amazon】
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⑦『ファウンテン 永遠につづく愛』:独特な死生観
■ダーレン・アロノフスキー監督、ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ主演
難病の妻を助けるために新薬開発に没頭する男性の物語。
二人の関係は、過去現在未来と繋がっており、時代を超えて描かれる愛の物語。
●別軸で展開されるフィクションが、現実と絡み合う…?
●独特な死生観
●木は何を表すのか?
ココに注目
ダーレン・アロノフスキー監督作品からもう1作。
この映画を初めて観たとき、とにかくレイチェル・ワイズの美しさに心奪われました。
とんでもなく可愛いです。
ほとんどのシーンがヒュー・ジャックマンとレイチェル・ワイズのやり取りであり、
二人の顔のアップが多いため豊かな表情の変化も見どころです。
■作品情報と動画配信【管理人:選】
※難病に冒された最愛の妻の命を救いたい……その思いだけを胸に、特効薬の研究に没頭する医師のトミー。妻のイジーは運命を受け入れ、残されたわずかな時間をトミーと過ごし、彼の心に自分が生きた証を刻みつけたいと願う。だが、妻の命が尽きる前に新薬を完成させようと焦るトミーには、その思いが届かない。そんな彼に、イジーが渡した最後の贈り物。それはトミーの前世を思わせるスペインの高潔な騎士が女王の命を受け、不死を約束すると信じられている伝説の<ファウンテン(生命の泉)>を探す旅に出かけていく、壮大な物語だった……。【引用:Amazon】
⑧『マルホランド・ドライブ』:オープニングから謎!
デヴィッド・リンチ監督、ローラ・ハリング、ナオミ・ワッツ主演
自動車事故で記憶を失った女性。
彼女を助けたもう一人の女性ともに、何とか記憶を取り戻そうとするが…
●オープニングから謎
●私は誰?とあなたは誰?の両方が勃発
●どこが現実なのか、境界があいまい
ココに注目
映画史上最も難解で有名な作品といっても過言ではないでしょう。
デヴィッド・リンチ監督自身は「内容は観る者の解釈にゆだねる」とコメントしており、まずはアレコレ考えず観て欲しい作品です。
いくつも矛盾点が起こるため、混乱すること必死です。
一方で、映像としては幻想的なシーンがいくつもあり、ビジュアルとしても独特な世界を楽しむことができるでしょう。
豊かな黒髪のローラ・ハリングとブロンドヘアのナオミ・ワッツ、二人の素晴らしい女優の様々な場面での対比を意識しながら、鑑賞してみて下さい。
■作品情報と動画配信【管理人:選】
※マルホランド・ドライブで起きた車の衝突事故で記憶を失った女は、近所の家に迷い込み、女優の卵ベティと出会う。同居することになった2人は、いっしょに彼女の素性を調べはじめるが……。【引用:Amazon】
⑨『ゾディアック』:今も未解決の心ざわつく事件
カルフォルニアで発生した連続殺人事件。その事件について報道する新聞社の人々を中心に描かれた作品。
●映画のテーマである“ゾディアック事件”は、現在も継続捜査中の未解決事件
●それらしい犯人が登場するも、逮捕まで行きつかない
●とにかく最後まで落ち着かない、心がざわつく雰囲気
ココに注目
実際の事件をベースにした、という時点で、気味悪さがこの上ないというのがこの作品の見どころ。
また、キャストにはジェイク・ギレンホールをはじめ、ロバート・ダウニーJr、マーク・ラファロ、ジョン・キャロル・リンチなど、実力十分の俳優陣が勢ぞろいしている点も、ポイントです。
■作品情報と動画配信【管理人:選】
※“ゾディアック”と名乗る連続殺人犯と、その事件の解決に挑む者たち。「殺人」と「真実の究明」という全く逆の立場にいる人間たちが、謎が謎を呼ぶ事件を巡り、次第にその運命を狂わされていく…。【引用:Amazon】
⑩『コズモポリス』:含みあるセリフの連発!
■デヴィッド・クローネンバーグ監督、ロバート・パティンソン主演
若き実業家が、自分の進む道を見失い、身も心も破滅していく様を描いた作品。
●妻は何者なのか?
●なぜあのタイミングで護衛の頭を…?
●含みのあるセリフが連発
ココに注目
会話劇を中心に繰り広げられるストーリー。
ただ、セリフの理解が難しい…彼は天才か、サイコパスか…?
『トワイライト』シリーズや直近では『テネット』で注目を集めたイケメン俳優ロバート・パティンソンが、微妙な表情の変化で演じきる点が見どころです。
■作品情報と動画配信【管理人:選】
※28歳にして大富豪の投資家エリック・パーカー(ロバート・パティンソン)。 N.Y.の街を白いリムジンの中で、巨万の富を動かし続けている。天国と地獄が紙一重の世界で、金の動きに一喜一憂し、大損の危機に面しながらもセックスの快楽に溺れる。背後から、暗殺者が迫っている事にも気づかず、彼の一日は狂いはじめていく・・・。【引用:Amazon】
まとめ
いかがだったでしょうか。
いずれも大変難しい映画です。
レベルは高いですが、観応えバッチリですのでぜひチェックしてみて下さい。
ライターHalle宛のメッセージも大歓迎ですので、考察などあればぜひご意見頂ければと思います。
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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