みなさんは映画を観終わった後、どんな気持ちになりたいですか?
スッキリ!楽しかった!笑った!感動した!…などなど…
映画界には、それだけではありません。
モヤモヤ、意味不明、何が言いたいのか…??などなど、いわゆる“難解”な映画もあります。
監督によっては「観終わった後の不思議な感情は、観る者それぞれで解釈して欲しい」というメッセージを込めた映画もあるように、非常に印象深く刺さるものもあります。
そんな映画たちに出会うきっかけになればと、ネタバレにならないよう「とにかく再生して観て欲しい」10作品をピックアップしました。
今回は前編ということで、まずは5作品をご紹介します。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/TheMenuFilm)
参考:難解映画は隠れた名作!知る人ぞ知るの怪作に挑戦、謎が解けたらHalleにお便りを!【後編】
①『マザー!』:登場人物に名前が付いていない!
■ダーレン・アロノフスキー監督、ジェニファー・ローレンス主演
『マザー!』(17)は、日本では公開中止になった問題作であり、賛否両論が激しく分かれる作品です。
●登場人物に名前がつけられていない
●突然、理解不能な行動をし始める訪問者
●再び同じことが始まるような、エンディング
ココに注目
冒頭から不気味な雰囲気が漂っており、何が始まるのかドキドキすること間違いなし。
そして、数々の訪問者の行動に気味悪さを感じ続ける2時間です。
ジェニファー・ローレンスが演じるのは無垢な女性役であり、唯一まとも(?)な人物であるため彼女の視点にはまりやすいのも仕掛けのひとつかもしれません。
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※詩人と彼の若い妻が、ある訪問者たちを招き入れたことから不穏な出来事が次々と起こり、平和な家庭は地獄のような悪夢と化していく。ジェニファー・ローレンスを主演に迎えたダーレン・アロノフスキー監督による、目が離せない衝撃のサイコスリラー。【引用:Amazon】
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②『リボルバー』:主人公は誰かに支配されていたのか?
『リボルバー』(05)は、ジェイソン・ステイサム演じる主人公が刑期を終えて出所するところから話がスタート。
主人公の心の声が多く、説明が多いと感じたものの、終盤にはそれが混乱を招くことになるとは…
●途中までは分かっていた話が、主人公の混乱と共に分からなくなる
●主人公は、結局誰かに支配されていたのか、が分からない
●主人公の現実の行動なのか、妄想なのか、が分からない
ココに注目
ガイ・リッチー監督作品の中でも、シリアスな色が濃くコメディ要素が少ない作品。
後半になると、だんだんと現実が何なのか、誰が味方なのか、というのが分からなくなってきます。
まるで、拳銃のリボルバーのようにぐるぐる回る…という意味がタイトルに込められているのかも?
ジェイソン・ステイサムが髪をなびかせて演じている、という点も注目です。
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リボルバー(作品情報)
※罠にはめられ投獄された、凄腕のギャンブラー、ジェイク・グリーン。獄中でギャンブルに勝つ究極のテクニックを学んだ彼は、出所後、彼をはめた暗黒街の大物マカに勝負を挑み圧勝する。マカは即刻、ジェイク抹殺の命令を下すが、突如現れた謎の二人組によってジェイクは救われる。しかし、それは新たな罠の迷宮の入り口に過ぎなかった・・・。【引用:Amazon】
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③『ザ・メニュー』:料理と共に行われる、謎のイベント?
■マーク・マイロッド監督、レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ主演
『ザ・メニュー』(22)は、レストランに招かれた個性豊かな客たちと、癖のあるシェフが繰り広げる心理バトル。
料理だけは、非常においしそうです…
・招待客は、なぜ招待されたのか?
・料理と共に行われるイベントが謎すぎる
・シェフが提供する料理のコンセプトが、斜め上すぎる
ココに注目
レストランが舞台ということもあり、工夫が凝らされた料理が魅力的です。
そしてその料理に込められた意味を紐解きながらストーリーが進んでいく、というのも新しい発想です。
心理戦の末に勝ち抜いたあの方法を、あなたは思いつくでしょうか、理解できるでしょうか…?
解釈はいろいろできそうです。 (私は未だに「??」の状態です)
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※孤島に佇むレストランを訪れた若いカップル(アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト)。そこではシェフ(レイフ・ファインズ)が極上のメニューを用意している。しかし、レストランのゲストたちはこのディナーに衝撃的なサプライズが待ち受けていることに気づくのだった…。脚本 セス・レイスとウィル・トレイシー、監督 マーク・マイロッドが贈るダーク・コメディー。【引用:Amazon】
④『もう終わりにしよう。』:会話がかみ合わない…?
■チャーリー・カウフマン監督、ジェシー・バックリー、ジェシー・プレモンス主演
『もう終わりにしよう。』(20)は、あるカップルの会話劇が主体の映画です。
難解レベルは非常に高い作品です。
(Netflixオリジナル映画)
●会話がかみ合っていない箇所が散見される
●心の声が、外に漏れているようなやり取りがある
●さっきまで観ていた場面と同じはずなのに、異なる情景に変化している
ココに注目
原作は小説なので、読んだことがある人もいらっしゃるかもしれません。
映像化ということで、テンポの良さや不気味さの表現など、工夫が凝らされています。
冬の寒々しい背景も、二人の凍った関係を表現しているように感じます。
とにかく、「理解するのではなく、感じろ!」的な映画かもしれません。
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※ジェイクとわたしは付き合いたてのカップル。これから彼の両親が住む農場に、挨拶をしにいくところだ。けれどわたしは、ふたりの関係を終わりにしたいことを彼に隠していた。打ち明けられないまま目的地が近づくなか、携帯の留守電に、謎の男からの着信がーー「答えを出すべき問いは、ただひとつ」。そして、ある寄り道が決定的な悲劇へと……。こじれ始めたふたりに訪れる驚愕の真実。孤独がもたらす心理に迫るスリラー…【引用:Amazon】
⑤『裸のランチ』:しゃべるタイプライター?
■デヴィッド・クローネングバーク監督、ピーター・ウェラー主演
害虫駆除業者のビルは、薬物関連で警察に連行され取り調べを受ける。
薬物によりおかしな幻覚を見ているのか、不思議な生物がビルに語りかけ、警察から逃れながら
長年の夢であった物書きとしてタイプライターを手に取るのであった…
・しゃべるタイプライター
・現実のジョーンと、インターゾーンのジョーンという二人のジョーンが登場
・そもそも、インターゾーンとは何なのか…?
ココに注目
タイプライターがあるものに変化し、語りかけたり逃げたり…、とにかく訳が分からないというのが感想です。
『裸のランチ』(92)は、不気味な世界を描く天才、デヴィッド・クローネングバーク監督作品らしく、気味の悪いモンスターにも注目です。
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※1953年、ニューヨーク。害虫駆除員として働くリーは、駆除薬と称して麻薬を密売している容疑をかけられ警察署へ連行される。そこで人間の言葉を話す巨大な虫から、妻ジョーンの殺害を命じられる。ジョーンはリーの駆除薬を麻薬代わりに使っており、彼女に引きずられるままリーもまた駆除薬に耽溺する。そんなある日、誤ってジョーンの頭を銃で撃ち抜いてしまったリーは、謎の組織に身を隠してスパイ活動をするはめになる…。【引用:Amazon】
気になる作品があれば、ぜひチェックし謎解きに挑戦してください!
続きは、後編でお会いしましょう!
参考:難解映画は隠れた名作!知る人ぞ知るの怪作に挑戦、謎が解けたらHalleにお便りを!【後編】
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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