ロザムンド・パイクは、たとえば20代で出演した『プライドと偏見』の長女役のように、無垢な女性がはまり役のような印象を持ちがちです。
しかし、30代の代表作品『ゴーン・ガール』の彼女はハッキリ言って「怖い!」のひと言に尽きます。
映画ジャンル的にはミステリー・ホラーと区分されるようですが、全体もクライマックス場面もはっきり言って「ホラー」そのもの!
女優だからなんでも演じるといえばそれまでですが、あの優し気な顔立ちからはとうてい想像できない、とんでもない人格を演じてくれます。
ロザムンド・パイク30代の代表作品『ゴーン・ガール』、あらすじを知ってさらに凍り付く女優賞の顔!
『ゴーン・ガール』:あらすじ
結婚5年目となる記念日に、ニック・ダン(ベン・アフレック)が家に帰ると、妻エイミー(ロザムンド・パイク)がいないことに気がつきます。
家の台所に残っている血痕や、リビングのガラステーブルが割れていることから、ニックはエイミーがきっとなんらの事件に巻き込まれたと判断。
すぐさま、警察に電話をかけます。
エイミーの母親が有名な児童作家だったこともあり、この事件はマスコミに大きく取り上げられます。
当然ニックはマスコミから取材を受けるのですが、取材時のニックの何気ない行動が発端となり、この事件にニックが関係しているのではと疑われ出したのです…。
●ベン・アフレック(Ben Affleck)
誕生日:1972年8月15日生まれ
星座:しし座
身長:192cm
出身:アメリカ・カリフォルニア州
▶おすすめの代表作品【管理人・選】
妻エイミーの失踪?夫にかかった嫌疑の理由…
求められるまま応じた、マスコミの取材に笑顔?
取材では、世間に目撃情報の協力をお願いするため、ニックはエミリーの写真と一緒に撮影を受けることに。
カメラに視線を合わせたとき、ニックはレポーターに言われるまま少し微笑んでしまったのです。
翌日、あろうことか、ニュースではおよそ失踪事件にはおよそふさわしくないニックの笑顔が出ることに。
それまでは仲の良い夫婦だったという同情の評判が一転します。
写真が出て以降、「失踪にはもしかしたらニックが関与しているのでは?」と疑われ出したのです。
可哀そうなエイミー、追い詰められるニック!
そう言えば、ニックには子供がいないのは夫婦間に何かあるのではと疑念を広げるものや、ニックの過去の浮気を証言するものも出てきてしまう始末。
結果事件は、なんともスキャンダラスな方向に向かい始めたのです。
残念ながら、ここままではニックは追い詰められる一方です。
劇中では、ニックとエイミーの結婚当初の楽しかったシーンが流れます。
特に、エイミーの幸せいっぱいの表情を見た人たちからは、彼女の安否を気遣うムードが膨れ上がっていきます!
ところで一体、エイミーはどこへ消えた?
さて後半から、映画のトーンは一変します。
すっかり悪者扱いをされてしまったニックは、弁護士を使い自分なりにエイミーが行方不明となった原因を調べていました。
すると、彼女と結婚する以前の情報を得ることができその事実に驚きます。
エイミーが過去に付き合った男性などを調べていくと、エイミーのとんでもない過去や企みが明らかに。
彼女の行動を解くキーワードは、ひとことで言えば「独占欲」だったのです。
5年目の結婚記念日の行方不明は、エイミーの独占欲がもたらした自作の「夫への愛情テスト」だったのでは…?
サスペンスから急転、イメージをはるかに凌ぐホラーへ!
映画はクライマックス、そしてエンディングへとどんどんテンションを高めてくれます。
一番気になるのは、行方不明後のエイミーの行動。
それまではニック側の行動や、ニックに視点を合せる世間のイメージからしか見てこなかった映画の流れが一転します。
エイミーの行動にスポットが当たり出した途端、想像をはるかに超えた「ホラー」が誕生します!
●ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)
誕生日:1979年1月27日生まれ
星座:みずがめ座
身長:174㎝
出身:イギリス・ロンドン
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※クライマックスは、震え上がります!
※ナチスの非情な№3「ラインハルト・ハイドリヒ」の妻を演じます。
まとめ:ロザムンド・パイクのイメージ回復?
あの綺麗な顔で、あんな冷たい目と表情ができるんだ!
と、つくづく感心させられる映画でした。
あの作品以降、ロザムンド・パイクを見る目が変わってしまいます。
映画としては最高に良かったのですが、彼女自身のイメージがすっかり変わってしまうほどのキャスティング。
翌年に彼女が出た映画『しあわせはどこにある』でイメージ回復を図ったとのうわさも?
あわせて観ると面白いですよ!
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