ヒット作を世に生み出す映画スタジオのA24が放ち、数々の映画賞で受賞、ノミネートされた映画『CLOSE/クロース』に今、熱い視線が集められています。
13歳の大親友である少年2人の友情と複雑な関係性を繊細に描いた物語で、2023年7月14日(金)に日本での公開も決定したということもあり気になっている!という方も多いはず。
ここでは、映画がさらに楽しみになるその世界観やキャストといった、『CLOSE/クロース』の魅力をネタバレ要素なしでお届けいたします。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/Closethefilm)
映画『CLOSE/クロース』:作品情報
映画タイトル | CLOSE/クロース |
原題 | CLOSE |
監督 | ルーカス・ドン |
出演 | エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ、レア・ドリュッケール、ケヴィン・ヤンセンス、イガー・バン・デッセル、マーク・ワイス他 |
日本公開 | 2023年7月14日(金)【YouTube:予告編】 |
大親友に訪れる不穏な空気:あらすじ
13歳であるレオとレミ。
2人は、学校にいる時もプライベートもずっと一緒に過ごす大親友でした。
ある日、その親密すぎる間柄をクラスメイトから指摘されたレオは、レミにどう接したらいいか悩み、冷たい態度を取るようになってしまいます。
大親友だったはずなのに、次第にぎくしゃくしだし気まずい空気が流れ、2人は些細なことで大喧嘩をしてしまうように…。
少年同士の友情にフォーカス、ピュアな物語
映画『Girl/ガール』などで知られる、ルーカス・ドン監督による最新映画『CLOSE/クロース』は、13歳の少年であるレオとレミの友情を描いた青春物語。
本作は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門グランプリに輝き、第80回ゴールデングローブ賞にて外国語映画賞、そして第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた大ヒット作であり、日本での公開が決まりました。
2人の主人公となるレオ役をベルギー人俳優のエデン・ダンブリンが演じ、レミ役を俳優・モデルでもあるグスタフ・ドゥ・ワエルが熱演。
既に公開されている予告編からは、2人が無邪気にじゃれ合い、美しい花畑を駆け巡ったり、四六時中ずっと一緒にいる姿が映し出されています。
しかし、クラスメイトからその仲の良さに対し、「オカマ?」などとからかわれたことにより、関係性に距離感が生まれ大喧嘩に発展。
それぞれの人生にも大きな試練や悲劇が生まれるシーンが登場しています。
本作では、楽しい瞬間から試練や受難、過去のフラッシュバックや少年時代の過ち、埋められないほど深い溝…といった湿っぽさや辛いシーンも強めに演出されており、それらの悲劇がどう再生していくのかに注目したい一作になっています。
いわゆる、多様性や同性愛といった社会的な背景を描いたものではありません。
ただただ、2人の少年の感情や心にグッと焦点を当て純粋に友情や絆に力を入れた作品であるため、LGBTQに重点を置いた作品が苦手だという方にも比較的触れやすい世界観で製作されています。
レオとレミを演じた新人役者、二人の演技に注目!
『CLOSE/クロース』は、なんといってもレオとレミの主人公を演じたエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエルの俳優2人にその魅力が詰まっています。
2人が学校にいた時に、本作がオスカーにノミネートされたという話を監督から聞き、その瞬間発狂するほど喜び、教室を飛び出しては走り回ったという微笑ましくキュートなエピソードも。
物語はもちろんのこと、2人が見せる凄まじく高い演技力もこの作品の魅力のひとつとなっているので、是非ともそのパフォーマンスにも注目したいところ。
エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエルという2人の役者の将来が楽しみとなることは間違いありません。
■レオ(演:エデン・ダンブリン)
今作で特に注目すべきなのが、レオ役のエデン・ダンブリン。
レオはフェミニンでありながらもストレートの属性、レミはぱっと見ると活発な男子に見えるもののゲイであり、メンタルに問題を抱えているという設定。
多くの人が持つであろう第一印象とは異なる属性を持っており、ビジュアルとのギャップも魅力のひとつに。
プライベートで電車に乗っている際に偶然隣に座っていたルーカス・ドン監督に声を掛けられ、スカウトされたという驚きのエピソードを持っています。
●エデン・ダンブリン(Eden Dambrine)
誕生日:2009年10月29日生まれ
星座:さそり座
出身:ベルギー
主な出演作品:『On est en direct』『L’invite』など(テレビシリーズ)
■レミ(演:グスタフ・ドゥ・ワエル)
ベルギー出身で、モデル活動をメインとしており、テレビシリーズ『Quotidien』に出演。
それまで演技の経験がほぼほぼなかったにもかかわらず、本作では自然体かつ繊細な演技を見事に披露。
予告編を観ただけでも驚異の演技力を持っていることが充分に伝わってきます。
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まとめ
すでに大きな注目を集め、2023年7月14日(金)に日本でも劇場公開が決定している『CLOSE/クロース』。
何をするにも一緒だった大親友の2人に訪れる受難や、人生の試練、そこから2人がどう変化していくのか…?
また、レオとレミを演じたエデンとグスタフの演技力にも注目したい、儚くも深みのある一作となっている『CLOSE』に是非ご注目ください。
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アクション映画を好み、エマ・ストーンとクリステン・スチュワートをこよなく推してます。
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