奇才デヴィッド・クローネンバーグ監督、カルト的人気映画3選。エロ・グロの世界へ案内!

デヴィッド・クローネンバーグ
デヴィッド・クローネンバーグ監督(at the Cannes CRIMES OF THE FUTURE photo call.)

2023年に公開された『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作です。

ところで、みなさんはデヴィッド・クローネンバーグ監督をご存知でしょうか?

彼の作品は、一度見たら夢に出てきそうなグロテスクなモンスターが登場したり、理解不能な発想をする人物などの描写で人々を魅了したり(?)、非常に変態的な作風で有名です。

カルト的な人気を秘める彼の作品の中から、Halleのオススメ作品を3作紹介します。

(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/neonrated)左から、クリステン・スチュワート、デヴィッド・クローネンバーグ監督、レア・セドゥ、ヴィゴ・モーテンセン『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』

①『ザ・フライ』(86)

ザ・フライ
https://www.facebook.com/TheFlyMovie/

■主な出演者:ジェフ・ゴールドブラムジーナ・デイヴィス

あらすじ

テレポートを研究する、科学者セス(ジェフ・ゴールドブラム)

世間の誰にも目を向けられていない中、記者ヴェロニカ(ジーナ・デイヴィス)の目に留まり、密着取材に応じる。

ヴェロニカとのやり取りでアイディアが浮かび、これまで無生物だけのテレポートしかできなかった研究で、ついに生物のテレポートが成功。

喜びも束の間、ある事情で祝杯の場を去るヴェロニカに対して嫉妬や悲しみを抱くセスは、お酒におぼれ、勢いで自らのテレポートを実施する。

しかし、そのテレポートで初歩的なミスを犯し、セスの体に異変が生じていく…

■作品情報とおすすめの動画配信【管理人・選】

ザ・フライ(作品情報) 

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ココに注目:見た目も衝撃的、人間の本性に迫る!

ザ・フライ
左から、クローネンバーグ監督、セス(ジェフ・ゴールドブラム)ヴェロニカ(ジーナ・デイヴィス)https://www.facebook.com/TheFlyMovie/

“フライ”とは、日本語で“ハエ”を意味します。

タイトルである程度想像できてしまうかもしれませんが、“ハエ”が重要な要素になっています。

セスとハエが合体していく様子、また、ハエの習性を人間が獲得したら…と現実ではありえない行動や描写が後半にどんどん出てきます。

正直、「そこまでする?!」とお腹いっぱいになること間違いなしです。

このグロテスクこそが、クローネンバーク監督の得意技。

見た目も衝撃的ですが、同時に人間の本性や欲望というテーマも根底にあり、「人間らしさとは?」という問いも仕掛けられているように思います。

見た目も中身も、どのように変貌するのか、ぜひ映画本編でお楽しみください!

②『エム・バタフライ』(93)

エム・バタフライ
https://www.amazon.co.jp/  【YouTube:予告編】

■主な出演者:ジェレミー・アイアンズジョン・ローン

あらすじ

1960年代の北京、フランス大使館で働くルネ(ジェレミー・アイアンズ)は、あるパーティーで「蝶々夫人」を鑑賞。

上映後に蝶々夫人役を務めた女優ソン・リリン(ジョン・ローン)と、「蝶々夫人」で描かれる東洋的思考について話をする。

彼女の自立した考え方や態度に興味を持ったルネは、元々は京劇役者であるリリンの舞台を鑑賞するなど、接点を重ねていく。

不倫関係となっていく二人だが、リリンの正体やルネの帰国など、次第に激動の時代の中で関係性は大きく変化していく…

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ココに注目:人間模様の描き方も、確固たる実力

東洋を代表する美形俳優ジョン・ローン(『ラストエンペラー』で溥儀を演じたのが一番有名かもしれません)が、ジェレミー・アイアンズの相手役という設定が、観る前から既にドキドキします。

見どころはズバリ、ジョン・ローンの演技です。

ストーリー自体も「蝶々夫人」をベースにしていることは早々に気付きますが、後半になると二人の関係性が大きく変化するので、その点は非常によく練られた脚本であると感心しました。

クローネングバーク監督らしいグロさはほとんどありませんが、幻想に翻弄される一人の男のラブストーリーも、観応えバッチリです。

単純にグロが得意というわけではない、クローネングバーク監督の人間模様の描き方も確固たる実力と言えるでしょう。

③『ヴィデオドローム』(82)

ヴィデオドローム
https://www.amazon.co.jp/  【YouTube:予告編】

■主な出演者:ジェームズ・ウッズデボラ・ハリー

あらすじ

ポルノを売りとするテレビ局社長のマックス(ジェームズ・ウッズ)

ある日、“ヴィデオドローム”という、謎の番組の盗聴に成功する。

その番組では、暴力や殺人など、過激な映像が延々と続いており、同業者としてマックスは非常に興味を持つようになる。

ある筋から情報を探り、“ヴィデオドローム”の核心に近づくも、彼の体に異変をもたらす危険なものであることが判明する…

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ココに注目:ラストシーン、クローネンバーグ監督の決意!

87分と、映画としては短いながらも、じわじわと攻めてくる作風。

不気味な音楽も気味悪さを際立たせてくれます。

“ヴィデオドローム”という番組の映像を見ることによって、主人公マックスに様々な幻覚症状が現れる設定ですが、この映画を観ている私たちもマックスと同じように“ヴィデオドローム”を見ていることになります。

いつの間にか、テレビに精神を蝕まれているのか…?

あるいは、テレビは洗脳の道具なのか…?と、思わずにはいられません。

とはいえ、ラストシーンでは、古きものを壊して新しい時代を作っていく、というクローネンバーク監督の決意みたいなものも感じました。

また、今ではほとんど流通していないビデオ(VHS)が懐かしさを感じる人もいらっしゃるかもしれません。

ビデオデッキやビデオ映像の粗さも、時代を感じることができるでしょう。

●デヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)

誕生日:1943年3月15日生まれ

星座:うお座

出身:カナダ・トロント

▶デヴィッド・クローネンバーグ監督作品一覧

▶参考本(管理人・選)

デヴィッド・クローネンバーグ 恐怖と官能のボディホラー(仮)

2023年8月16日発売(予約注文):カンヌ映画祭で話題沸騰!デヴィッド・クローネンバーグの禁断の新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が遂に日本上映!
改めて注目の集まるこの鬼才の全貌をここに徹底紹介!(中略)『スキャナーズ』『ビデオドローム』『ザ・フライ』といったカルト的な世界的な評価を獲得、その後『裸のランチ』『クラッシュ』『コズモポリス』などの文学作品の映画化を経ていまや大家の風格を備えるクローネンバーグ。【引用:Amazon】

まとめ

クライム・オブ・ザ・ヒューチャー
https://twitter.com/cotfmovie/

いかがだったでしょうか。

新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は2023年公開。

こちらは、内臓のグロテスクな描写が盛りだくさんのようです。

クローネンバーク監督のディープな世界を、ぜひ劇場で堪能しに行きましょう!

《ライター:Halle》

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プロフィール,Halle
Halle

暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。

Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//

▶ハル・ベリー(と2匹の犬達withクリエヴァ)

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