2024年1月から、MCUドラマの最新作『エコー』がディズニープラスにて配信されています。
全5話が一挙に配信される本シリーズは、2021年11月に配信されたドラマ『ホークアイ』に登場したマヤ・ロペスが主人公。
MCUの本筋と直接的な関係がないスピンオフ作品で、「マーベル・スポットライト」としてのリリースです。
『ホークアイ』では、キャラクターと同じ聴覚障がいを持っている俳優アラクア・コックスによる手話の演技が話題になりました。
今回は、ドラマ『エコー』を楽しむために、マヤが初登場したドラマ『ホークアイ』のあらすじ復習と関連ポイントを解説していきましょう!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/hawkeyeofficial/)
『ホークアイ』あらすじ:『エンドゲーム』後の事件!
クリスマスに、思わぬ出来事がクリントに!
『ホークアイ』は、多くのMCUフェーズ4がそうであるように、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のヒーローたちがどう過ごしているかに焦点が当てられています。
ホークアイ/クリント・バートン(ジェレミー・レナー)は、サノスの指パッチンにより自分意外の家族を失ってしまう大きな悲劇に遭いました。
「自分だけが生き残ってしまった」と考えたクリントは行方をくらまし、世界のあちこちで犯罪組織に一人で立ち向かう「ローニン」となって、自らを顧みない危険な生活を続けます。
親友であるブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)に連れ戻され、サノスを倒す作戦に協力しますが、今度はその過程でナターシャまでもを失ってしまいました。
サノスは確かにいなくなったけど、傷が癒えたというわけではない。
『ホークアイ』は、そんな経緯のあったクリントが家族と過ごそうとしていたクリスマスに、思わぬ出来事が起きるという物語です。
もう一人の「ホークアイ」、ケイト・ビショップが登場!
さて、このドラマにはもう一人の主人公がいます。
ニューヨークに住む大学生のケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)は、小さい頃ニューヨークで戦うアベンジャーズを目にして以来ホークアイの大ファン。
これがきっかけとなってアーチェリーを始め、弓術の才能を開花させていました。
ケイトはいつかホークアイのようなヒーローになりたいと望んで、クリントの「ローニン」時代のスーツを盗んで自警活動を始めようとします。
ところが経験の浅いケイトは失敗し、「ローニン」のスーツはニューヨークのギャングに盗まれてしまい……。
「ホークアイ」、世代交代の物語!
「ローニン」のスーツが誰かの手に渡ってしまったことを知ったクリントは、スーツが原因で殺しの連鎖が起きることを恐れて取り返しにやってきます。
居合わせたケイトは憧れの人に会えて大興奮、スーツの奪還に二人は協力することになります。
本作の魅力は、アイアンマンとスパイダーマン、キャプテン・マーベルとミズ・マーベルのような二人の師弟関係。
そして、今まであまり語られなかったホークアイ/クリント・バートンの物語がたっぷり見られる作品に仕上がっています。
『エコー』ポイント①:マヤはヴィランとして登場!
ドラマ『エコー』の主人公であるマヤ・ロペス(アラクア・コックス)は、『ホークアイ』ではクリントを追い詰めるギャング側の一人として登場します。
聴覚障がいを持ったネイティブ・アメリカンの女性であるマヤは、耳が聞こえなくても自分の力で生きていけるよう父親から教育を受けてきました。
しかし、父親は他でもない「ローニン」に殺され、マヤはそれ以来ニューヨークのギャング「キングピン」の下で働いてきました。
本作では、マヤの父の死にキングピンが関わっていたことが明かされ、その物語がドラマ『エコー』へと続いていくことになります。
『エコー』ポイント②:キングピンはニューヨークの裏親玉
キングピン/ウィルソン・フィスクは、マーベルのキャラクターの中でも有名なヴィランです。
『スパイダーマン:スパイダーバース』ではメインヴィランとして登場したので、記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。
キングピンはニューヨークを拠点にしているギャングの親玉です。
裏社会で巨大な権力を握っているだけでなくかなりの冷血家で、マヤの父親を殺すための情報を「ローニン」に流した張本人でもあります。
また人間離れした力や速さがあるなど、直接戦うのも非常に難しい人物。
コミックでは『デアデビル』や『スパイダーマン』に登場しています。
ヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンは、実はNetflixでドラマ化された『デアデビル』からの同じキャスト。
フェーズ4からMCUに合流したため、満を辞しての出演になりました。
『エコー』ポイント③:ホークアイとの思わぬつながり!
実は、クリントとマヤには共通点があります。それは、クリントが補聴器をつけて生活しているということ。
詳しいバックストーリーは語られませんが、おそらく『エンドゲーム』での壮絶な経験で難聴になってしまったものと思われます。
原作のコミックでもホークアイが難聴という設定はあり、時代によって様々な理由があるようです。
程度や事情の違いはあるものの、エコー/マヤにも聴覚障がいがあります。
立場は違えど、同じものを抱えているキャラクター同士が一瞬のつながりを得るとても意義深い場面もあります。
ぜひチェックしてみてください!
まとめ:『エコー』はマヤ・ロペス復讐後の物語
こちらは『エコー』のポスター。
手話のサインで「エコー」と示されていて、好評を博しています。
『ホークアイ』でマヤが登場する最後の場面は、父親の死の真相を知ったマヤがキングピンに銃を向け、銃声が響くというものでした。
復讐を果たしたマヤがニューヨークの裏社会で追われる身になった様子が全5話に渡って描かれています。
ドラマ『エコー』は2024年1月9日よりディズニープラスで配信です!
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高校2年生で『アベンジャーズ』を観て以来の映画ファン。大学と大学院では映画研究にどっぷり浸かっていました。
アナログでファンアートを描いてはインスタグラムに載せています。楽し〜!
話題の作品や、そこにつながる過去の名作、注目のキャストなどをわかりやすく楽しく紹介していきたいです!
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