2019年に公開され、アカデミー賞で11部門にノミネートされるなどの高い評価を受けた映画『ジョーカー』。
『バットマン』シリーズの人気ヴィラン・ジョーカーの誕生までを描いた物語は、多くの観客の心をかき乱しました。
そんなヒット作の続編が2024年10月11日に日本公開されます!
シリーズ続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』【Joker: Folie à Deux(原題)】では新たにハーレイ・クインが登場。
ここでは、続編についてわかっている情報を元に、レディー・ガガが演じるハーレイについて考察していきます!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/ladygaga/)
レディー・ガガ版ハーレイ・クイン、写真が公開!
ジョーカーの恋人・ハーレイ・クインを、ミュージシャンであり女優としても活躍中のレディー・ガガが演じます。
2023年2月14日にはバレンタインデーにちなんで、ガガ版ハーレイのファーストルックがお披露目されました。
ジョーカーにすっかり心酔しているような、ハーレイの見開かれた目が印象的。
2人が恋に落ちたまさにその瞬間を切り取ったようなショットです。
さらにジョーカーの頬には口紅の痕が付いており、バレンタインデーにふさわしく2人がキスを交わしたと想像させられますね。
悪女がハマり役になった、女優ガガ様
レディー・ガガはミュージシャンである以前に、もともとは女優を志していたんです。
オーディションでの演技があまりにも下手すぎたために女優の道は断念し、シンガーソングライターを目指したそう。
しかし女優デビュー作『アリー/ スター誕生』では、早くもオスカー有力候補に名を連ねるほどの演技力を見せてくれました。
そして、2021年公開の『ハウス・オブ・グッチ』でさらに演技力に磨きをかけています。
同作でガガが演じたのは、グッチ一族の崩壊を招いたとされる悪女パトリツィア・レッジャーニ。
貧しい家庭で育ったパトリツィアは、グッチ家の御曹司マウリツィオと結婚し、狡猾な手段を使いながらイタリア・ファッション界を震撼させる「ある事件」を引き起こします。
強欲で抜け目ない悪女を見事に演じきったガガ。
監督を務めたリドリー・スコット監督も「彼女は創造力の塊」と評価しています。
そんなガガが演じるDC界の看板悪女ハーレイ・クインがどんなキャラクターになるのか、今から楽しみでなりません!
●レディー・ガガ(Lady Gaga)
誕生日:1986年3月28日生まれ
星座:おひつじ座
身長:155㎝
出身:アメリカ・ニューヨーク
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『ジョーカー』続編、どこまでわかっている?
ハーレイ・クインについて掘り下げる前に、『Joker: Folie à Deux(原題)』についてどこまで情報解禁されているかも気になりますよね。
原題にある「Folie à Deux(フォリ・ア・ドゥ)」はフランス語で、訳すと「2人の狂気」という意味。
ある人の妄想が別の人に乗り移り、妄想を共有してしまう「感応精神病」を指す言葉のようです。
つまり、続編ではジョーカーとハーレイ・クインの関係性にスポットが当てられると考えて良さそう。
『Joker: Folie à Deux(原題)』について、現時点でわかっている内容をまとめてみます!
続編はミュージカル映画になる予定?
残念ながら未だプロットは非公開のため、作品の内容に関する詳しい情報はわかりません。
しかし、続編はミュージカル映画になる可能性が高いとの報道がありました。
前作からは劇的な路線変更になるものの、映画『ジョーカー』では往年の名曲の数々が使用され、音楽に合わせて踊るジョーカー(ホアキン・フェニックス)の姿も印象的でしたよね。
ダンスの参考となったのは、『オズの魔法使い』(39)でカカシ役を演じたレイ・ボルジャーだったそう。
ホアキンはほとんどのシーンで即興でダンスを披露したと言われており、続編がミュージカルになるのであれば彼のダンス・シーンにも注目したいです。
すでに公開されているティーザー映像では、ガガとホアキンが踊る姿が映し出されています。
黒と赤のシルエットでダンスをする姿から、この2人がどんな狂気を作り上げていくのか期待が膨らみますよね。
新たなキャスト、レディー・ガガと4人が決定!
主人公であるジョーカー(アーサー・フレック)を演じるのは、もちろんホアキン・フェニックス!
アーサーの隣人・ソフィー役を演じたザジー・ビーツも続投が決まっています。
レディー・ガガ以外で決定している新キャストは4人。
主要キャラクターとしてキャスティングされたのは、『メイズ・ランナー』シリーズでアリス役を演じたジェイコブ・ロフランド。
凶悪犯罪者が収監される精神病院アーカム・アサイラムの患者で、ジョーカーと接近する役を演じるようです。
さらに、『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役で知られる熟練俳優のブレンダン・グリーソンや、『ゲット・アウト』のキャサリン・キーナーも登場。
キャサリンは「秘密の役」としてアンサンブルキャストに参加するそうです。
そして、『インダストリー』でロバート・スピーリング役を演じたハリー・ローティが、「大きな役どころ」で出演することが決まっています。
ベテランから新鋭までが揃ったキャスティング。
監督としてカムバックするトッド・フィリップスがキャストたちの魅力をどう引き出すかにも注目です!
『ジョーカー』続編の舞台は、アーカム精神病院?
物語のプロットは不明ですが、前作のラストでジョーカーが収容された精神病院アーカム・アサイラムが舞台になる可能性が高いでしょう。
ネット上の推測でも、アーカムでジョーカーとハーレイ・クインが出会いを果たすという展開を予想している人が多いようです。
ハーレイが初めて登場したのは『バットマン:アニメーテッドシリーズ』。
同シリーズでジョーカーがアーカムに収容された際、彼のセラピストになるのがハーレイです。
ジョーカーの歪んだ精神に魅了されたハーレイは彼のパートナーとなり、ハンマーを振り回すクレイジーな女ヴィランへと変貌していきます。
ファーストルックに写っているのはハーレイがヴィランになる前の姿のようにも見えるので、続編では彼女のオリジンストーリーが描かれる可能性もありそう。
なお映画『ジョーカー』は、DCエクステンデッド・ユニバース(映画『ジャスティス・リーグ』など)とは別のユニバースの作品として作成されています。
それでも本シリーズでホアキンが演じるジョーカーが、何らかの形でDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)にインスピレーションを与えることにも期待したいです。
いずれにしても、2024年になって予告編が公開されるのが待ち切れません!
●ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)
誕生日:1974年10月28日生まれ
星座:さそり座
身長:173cm
出身:プエルトリコ
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ガガのハーレイ・クイン、歴代とどう違うのか?
レディー・ガガが演じるハーレイ・クインはどんなキャラクターになるのか、歴代を振り返りつつ予想しましょう!
ハーレイはコミックではなくアニメシリーズでデビューしたという経歴の持ち主。
1992年放送の『バットマン:アニメーテッドシリーズ』で初登場した際は、テンション高めでお調子者なキャラクターで、黒と赤の道化師風コスチュームが特徴的でした。
1993年にはコミックにも参入し、単独タイトル作品も公開。
『バットマン:ノーマンズ・ランド』のクロスオーバー作品では、ジョーカーへの愛や、同じくバットマンに登場するヴィランのポイズン・アイビーとの友情が描かれています。
ハーレイ人気はどんどん加速していき、2002年ドラマ『ゴッサム・シティ・エンジェル』で、ミア・サラが実写として初めてのハーレイを演じました。
近年では『スーサイド・スクワッド』でマーゴット・ロビーがハーレイを演じ、これまでの道化師姿からストリート系ファッション姿になり、大幅にイメージが刷新されています。
マーゴット・ロビー版ハーレイクイン、今後は?
タトゥーも増え、ホットパンツにツインテールという現代的な姿をお披露目したマーゴット・ロビー版ハーレイ・クイン。
『スーサイド・スクワッド』の公開以来人気が爆発し、ソロ作品『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』も公開されたほど。
ジャレッド・レト演じるジョーカーとの出会いから闇に落ち、その後恋に敗れながらも1人の女性として成長していく様が描かれました。
マーゴット版ハーレイをもっと見たい!という人も多いと思いますが、『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』でハーレイは完全体になったと言われているので、今後はガガにバトンタッチとなりそう。
マーゴット自身も「ハーレイを演じるのは疲れるから少しお休みする」と語っています。
ただし、マーゴットとガガ、2人のハーレイは別のユニバースで存在していくようです。
「ハーレイが偉大な俳優から俳優へと受け継がれていくキャラクターになってほしい」と語るマーゴットは、ガガにハーレイが引き継がれることを嬉しく思っているようですよ。
関連記事:『ザ・スーサイド・スクワッド”極”悪党、集結』前作越え極悪党が集結!ジェームズ・ガン新監督で
ガガ様のハーレイ・クイン、ジョーカーのディーバに?
完全に予想になりますが、ガガ版ハーレイはジョーカーのディーバ的存在になっていくのではいでしょうか?
なんせ『Joker: Folie à Deux(原題)』はミュージカル映画になる予定。
そこに世界の歌姫レディー・ガガが出演するのだから、その歌声を披露してくれることを期待してしまいます。
続編の舞台はアーカム精神病院であることからも、精神科医だったハーレイがジョーカーという「闇」に触れ、一緒に堕ちていく様が描かれるのではないかと考えられます。
ハーレイが暴れ回るアクション作品ではなく、いびつな愛を描いたミュージカル作品になりそうですね。
ガガが演じるので、マーゴット版の可愛くて怖いハーレイから、力強くセクシーなハーレイになっていく可能性もありそう。
ティーザー映像にあるように、ジョーカーとハーレイのダンスシーンも登場するのか今から楽しみです!
まとめ:大人気ヴィランの今後は?
大ヒット映画『ジョーカー』の続編についてわかっている情報をまとめつつ、レディー・ガガ版ハーレイ・クインについてさまざまな予想をしてみました。
『バットマン』という枠を超えて、大人気ヴィランとなったハーレイ。
すっかり悪女役が板についてきたガガが、どのようなキャラクターを作り上げていくのかワクワクしますね。
続編の日本公開は2024年10月11日。
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
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