![ブルーズド ブルーズド,ハル・ベリー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ブルーズド-e1714985671675.jpg?resize=619%2C376&ssl=1)
今回ご紹介する映画は、Netflixオリジナル『ブルーズド~打ちのめされても~』(原題:Bruised)。
“Bruised”とは、「傷ついた、あざのついた」という意味。
身も心も傷だらけ、あざだらけとなった元UFCスーパーファイターが再起を図るスポーツ映画です。
(UFCとは、”Ultimate Fighting Championship”の略で、日本語では総合格闘技団体と訳されています。)
というわけで、総合格闘技好きには超オススメの作品です。
さらにラストシーンの試合では、美しきUFC王者のヴァレンティーナ・シェフチェンコと対戦します。
彼女はロシア出身の現役UFCファイター。
(モデル並みに綺麗、もちろん筋肉もヤバい)
![ハル・ベリー,ブルーズド](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ハル・ベリー/ブルーズド.jpg?resize=601%2C739&ssl=1)
まさか本物のプロ、しかも王者級の選手と殴り合いの流血試合が待っているとは思いませんでした。
(映画なので、実際には流血していないと思いますが)
約10分にもわたる、本物さながらの試合シーンは迫力満点です。
本作品をレビューに取り上げた理由
・(私の大好きな)ハル・ベリーが初監督を務めた作品!
・公開当時54歳のハル・ベリーの本気が垣間見える、肉体美が素晴らしい。
・くすぶっていた仕事もプライベートも、もう一度やり直す再生の物語に感動。
![ハル・ベリー,ブルーズド](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ハル・ベリー/ブルーズド2.jpg?resize=602%2C602&ssl=1)
1分で読めるあらすじ紹介
総合格闘技のスターであった主人公ジャッキー・ジャスティスは、ある試合で屈辱的な敗北を迎えます。
それ以来、ファイターとしても、プライベートも冴えない日々を送っていました。
ある日、マネージャー兼同居人の彼に連れられて、ルール無しの地下ファイトクラブへ。
見ているだけだったジャッキーは観客に正体がばれてしまい、喧嘩のようなファイトに巻き込まれます。
しかし、彼女のファイターとしての闘争心は当時のまま。
相手をボコボコにし、そのまま大手ジムのボスに声をかけられます。
![ブルーズド,マニー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ブルーズド/マニー.jpg?resize=602%2C339&ssl=1)
その帰り道、ジャッキーの母親が現れ、過去に捨てた息子を押し付けにやってきました。
息子の名前は、マニー。
マニーは父親の死のショックで、言葉を発することができなくなってしまいます。
ジャッキーは沈んだキャリアと息子との関係を修復させるべく、ファイターとしてもう一度UFCに戻る決意を下します。
鍛え抜かれたハル・ベリーの肉体美
ハル・ベリーといえば、どのような作品を思い浮かべるでしょうか?
『X-MEN』シリーズのストーム役や、ピアース・ブロスナン版『007/ダイ・アナザー・デイ』のボンドガール、
『ジョン・ウィック/パラベラム』のソフィア役が記憶に新しいでしょうか。
彼女がこなすアクションシーンの裏には、鍛え抜かれたボディーがあると筆者は思っています。
御年55歳、昔とほとんど変わらない女優としての姿に、今回もびっくりさせられっぱなしでした。
![ハル・ベリー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ハルベリー.jpg?resize=599%2C737&ssl=1)
トレーニングを行うシーンも数多く出てきますが、たとえ一瞬のシーンであってもこれは凡人にはこなせないトレーニングだと思いました。
これは彼女だからこそ作り上げることができた役・物語だと思います。
復活・決意の物語は、いつも感動的
![ハル・ベリー,ブルーズド](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ハル・ベリー/ブルーズド4.jpg?resize=599%2C885&ssl=1)
復活や決意の物語は、映画としては典型的なストーリーだと思います。
そう分かっていても、熱い思いや感動的な結末には心震えるものです。
その一つ、ジャッキーの同居人がマニーに対して手を上げたところを、必死に守るシーンがあります。
Look at me, Manny. I’m not gonna let that man hurt you.
(マニー、私を見て。あの男に、あなたを痛い目に合わせたりしないから)
Okay? I’m Big and you’re Little.
(分かった?私はビッグで、あなたはリトルなの)
And Big protects Little.
(ビッグはリトルを守るの)
“ビッグ”は母親であるジャッキー、“リトル”は息子のマニーを指しています。
非常にシンプルなセリフですが、ジャッキーが息子マニーを守る決意が込められていて、とても熱くなりました。
(しかも二人の横顔が、これまたいいアングルでした。)
ハル・ベリーが体当たりで描く本作品、ぜひチェックしてみて下さい!
もっと映画が好きになるプチ情報
①胸熱必須な、格闘技系映画というジャンル
![ミリオン・ダラー・ベイビー,ヒラリー・スワンク](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/07/ミリオン・ダラー・ベイビー.jpg?resize=600%2C402&ssl=1)
一口にスポーツ映画と言っても、たくさんのスポーツがあります。
その中でも格闘技系は、『ロッキー』『ミリオンダラー・ベイビー』『サウスポー』など、一度見たら忘れられないような印象的な映画が複数存在しています。
観客も熱狂するスポーツということや、選手自身がアメリカンドリームを叶えるような背景があり、映画を観ている観客も熱くなれることがポイントだと思います。
②ジャッキーのトレーナー、ブッダカン役を務めたシーラ・アティム
ジャッキーをトレーナーとして支えるだけでなく、マニーの面倒も見たり、ファイターとして復活を遂げようとするジャッキーをジムの外でも支える、重要なキーパーソンを演じていました。
そんなブッダカンを演じたのはシーラ・アティム。
2022年5月に公開された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にも出演していました。
(お気づきでしょうか?)
背も高くて、かっこいい女優さんです。
今後の活躍も期待ですね!
●ハル・ベリー(Halle Berry)
誕生日:1966年8月14日生まれ
星座:しし座
身長:165cm
出身:アメリカ・オハイオ州
▶おすすめの代表作品
※銃だけでなく、2匹のシェパードと息の合ったアクションも見どころ。
※パワーを使う際に眼が白くなるので「来るぞ!」とワクワクします。1作目の髪型が一番好き。
《ライター:Halle》
![プロフィール,Halle](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/06/プロフィール・Halle.jpg?resize=202%2C202&ssl=1)
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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