SFスリラー映画『トランス・ワールド』脱出不可能な森に隠された謎。3人の行く末は?

トランス・ワールド,スコット・イーストウッド
SFスリラー『トランス・ワールド』主演スコット・イーストウッド

出会うはずのない男女3人の行く末を描いたSFスリラー『トランス・ワールド』をご紹介します。

2011年公開、低予算で制作され日本では当時未公開でした。

今では多くの作品を手掛けるジャック・ヘラー監督の、原点ともいえる作品です。

それぞれ違う場所から辿り着いた森のキャビン。

3人が出会った瞬間少しずつ変わる運命、空間ループを繰り返し、脱出不可能な森の中で予想もできないラストが待っています。

参考記事:SFスリラー『レミニセンス』は記憶に潜入するエージェント、謎のミッションとは?

『トランス・ワールド』:あらすじ&楽しめる伏線

あらすじ:森のキャビンに辿り着いた3人の行く末は?

ジョディ(サラ・パクストン)と恋人のケビンは、とある店に強盗に押し入ると店主に銃を向け金庫を開けるよう要求する。

怯えることのない店主に、ジョディは躊躇することなく引き金に指をかけ銃声が鳴り響く。

トランス・ワールド
ジョディ(サラ・パクストン)https://www.facebook.com/ENTERNOWHERE/

一方、車がガス欠で動かなくなり助けを探しに行った夫を待つサマンサ(キャサリン・ウォーターストン)は、昨日から戻らない夫を探すため森を歩いているとキャビンに辿り着く。

ここでサマンサは、3日前に車が溝に落ちキャビンに辿り着いたトム(スコット・イーストウッド)と出会う。

妊娠しているサマンサを気使うトムに2人は徐々に打ち解けていく。

トランス・ワールド
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キャビンで朝を迎えたサマンサは、苦しみながら電話をかけようとする悪夢で目覚め、小屋の外で倒れているジョディを見つける。

その後、3人は脱出を試みるが森の中をまっすぐ歩いても小屋の場所に戻ってきてしまう。

トムは、森に響く銃声とプロペラ音に自分たち以外にも誰かいることを確信する。

それぞれが遠く離れた場所から、突如キャビンに辿り着いたことに気づく3人。

のちに現れるドイツ兵との出会いで大きく3人の運命を変えていく…

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左から、サマンサ、トム、ジョディ https://www.facebook.com/ENTERNOWHERE

映画に隠された伏線、10のポイント

さて、本作の楽しみ方で劇中に、なんと伏線が10個もあるので紹介しておきましょう。

  1. タバコを吸うサマンサのマッチを見て、トムは2011年11月21日の新聞に火をつけ暖をとろうとする。
  2. サマンサが苦しみながら電話をかけようとする悪夢
  3. 森に響く銃声
  4. ジョディのライターを見たサマンサの反応
  5. ジョディがベッドに手足を縛られている悪夢
  6. トムの悪夢
  7. ドイツ語が解かるサマンサ
  8. ジョディが強盗で手にした1984年発行のお金を見てサマンサが偽札だという
  9. 若いドイツ兵との出会い
  10. 3人がつけていたロケットペンダント

細かいカメラワークに隠されており、伏線を探すために2度3度と鑑賞を楽しまれる人も多いようです。

『トランス・ワールド』:主要の3キャスト

主要3キャストのひとり、トムを演じていたのはスコット・イーストウッドです。

『ワイルド・スピード ICE BREAK』『パシフィック・リム/アップライジング』、2023年公開予定のワイルド・スピードシリーズ『ファストX』にも出演が決まっています。

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サマンサを演じていたのは、キャサリン・ウォーターストンです。

『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『ミッドナインティーズ』などに出演しています。

キャサリン・ウォーターストーン,
https://twitter.com/kbwaterstonbr/

ジョディを演じているのは、サラ・パクストンです。

『シャーク・ナイト』『フロントランナー』などに出演しています。

サラ・パクストン
https://www.facebook.com/SaraPaxton

森の中のシーンがほとんどですが、豪華な出演者を起用しながらも低予算で傑作を生みだした理由には、制作者の実力あってのものといえるでしょう。

監督・制作費など今作の関連エピソード

2011年、アメリカ合衆国最大のホラーフェスティバル「スクリームフェストホラー映画祭」で当時上映され、日本では未公開だったこちらの作品は、サブスクの配信がスタートすると瞬く間にレビューで高評価を獲得。

監督は、『バッド・マイロ!』『ゾンビランド ダブルタップ』製作総指揮を務めたジャック・ヘラー

トランス・ワールド,スコット・イーストウッド
(メイキング画像)https://www.facebook.com/ENTERNOWHERE/

今では、ホラーからアクションまで様々なジャンルを癒合させた作品を手掛けている監督の原点ともいえる今作。

ドラマ『LOST』『トワイライトゾーン』から着想を得たと言われています。

制作費については、「It’s very, very low…, it was a nice six figure number」

(非常に非常に低いです。素敵な6桁の数字でした)とのこと。

<参考:『コリン LOVE OF THE DEAD 』>

コリン
https://www.facebook.com/COLINzombiemovie/

制作費が少ないことで成功をおさめた映画では『コリン LOVE OF THE DEAD 』が有名です。

なんと、45ポンド(日本円で約7000円)、1万円以内で制作されたゾンビ映画

ゾンビ映画といえば、メイク代など多額の費用がかかりそうですが、監督、俳優、コメディアンでもあるマークプライス自ら全てを手掛けたことで超低予算がかなったそうです。

当時ゾンビ映画としては高いクオリティーが評価され、各国の映画祭やカンヌでも上映し興行収入は1億円以上!

傑作映画が誕生することに、制作費は関係ないのかもしれません。

他にもある!タイムループ映画『バタフライ・エフェクト』

『トランス・ワールド』は、SF映画の中で時間軸がテーマとなる、いわゆる「タイムループ映画」のひとつです。

同じジャンル作品として、『バタフライ・エフェクト』がおすすめです。

2004年公開、カオス理論の一つ、バタフライ効果をテーマにした作品です。

バタフライ効果とは、時間の経過と状態が変化するシステムに少しの変化を与えると、変化がない場合とある場合で大きく変わることを言います。

ちょっと難しいですね。

バタルライ・エフェクト
https://www.facebook.com/thebutterflyeffectofficial/

ストーリーは、短時間の記憶を失くす少年が日記を書き続けることで過去に戻れることに気づきます。

自分のせいで幼馴染を不幸にしまったことを知った少年は、過去に戻り何度も運命を変えようとします。

しかし、結局誰かしらが傷つき幼馴染を幸せにできない結果になってしまうことで、少年はある決断をする切ないストーリーになっています。

あわせてぜひ、ご覧になって下さい。

まとめ

『トランス・ワールド』は、緊迫感と考察を楽しめるだけでなく、自分の行動次第で未来は変えられるという前向きになれる映画です。

序盤から伏線が散りばめられ、伏線回収と共にどんでん返しを繰り返し予想もできないラストが待っています。

絶妙なカメラワークに、ラストまで目が離せません。

《ライター:sanae》

プロフィール,sanae

子供の頃から映画が大好き。

今では日常生活の一部になっている映画はジャンル問わず鑑賞。

美容と新作映画のチェックは欠かしません。

日常生活を彩る映画との出会いのお手伝いができたら幸いです。

インスタグラム:https://www.instagram.com/sana_lovelife/

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