こんにちは!ミナギです。
普段映画をあまり見ない、もしくは好きだけど中々見れないという方。
理由の大きな一つに、「時間が無い」というのがあるかと思います。
日々忙しい中、2時間3時間と時間を確保するのは、物理的にも体力的にも実際中々難しいですよね。
そこで今回は、80~100分程でサクッと見れる、オススメのサスペンス系映画を4つ紹介します。
短いながらに工夫や仕掛けが散りばめられており、どれも満足度の高いインパクトある作品です。
長尺を見る気力や時間は無いけど、でも何か見たい……という方、是非とも参考にしていただけると嬉しいです!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/the_hunt_jp/)
①『フロッグ 』(19年: 98分)
あらすじ:2つの事件が重なり合い、物語は思わぬ方向へ
ベテラン警部のグレッグ(ジョン・テニー)は、現在町で起こっている、子供たちが立て続けに失踪する事件を捜査する事になります。
現場証拠から以前世間を騒がせた連続児童殺人事件との関連性が疑われますが、その犯人は既に捕まっており捜査は難航します。
またグレッグは妻のジャッキー(ヘレン・ハント)の不倫問題にも頭を抱えており、一人息子のコナー(ジュダ・ルイス)はグレッグ以上にジャッキーに腹を立てています。
時を同じくしてグレッグの家では、突然誰も操作してないテレビがついたり、食器がなくなったりと、まるで“家に他の誰かがいる”かのような不可解な現象が頻繁に起き始めます。
現象は加速する一方で、ある日ジャッキーを訪ねてきた不倫相手が、なんとそのままこの家で謎の死を遂げます。
ジャッキーは自分や不倫相手を恨むコナーの犯行だと思い込みます。
しかし、児童失踪事件とこの不可解な現象の2つがグレッグを挟んで交わり、並行して解決していくにつれ、もっと恐ろしく予想だにしなかった真実が見えてくるのでした。
おすすめポイント:視点が変わる事で、見えてくる真実
こちらは正に冒頭に書いた通り、何か見たいけど気力が無い……というタイミングで出会った映画。
適当にチョイスしたので、然程期待していなかっただけに意外と面白くて嬉しかった作品です。
100分以内で短いので起承転結は早く、ミステリー好きなら読めてしまう展開な部分もあると思います。
筆者も、「こうなのかな?」とある程度予想はついたのですが、「成程そこまでは読めなかった!」と想像を上回る仕掛けもあり、全ての伏線をしっかり回収してくれる納得感がとても良かったです。
この映画は途中から、ある別の人間からの視点へと変わります。
それによって物語は180度違ったものになる、そんなミステリらしい旨味が詰まった100分間です。
原題の「I See You」というタイトルの方が、筆者は好みですね。
②『ドント・ブリーズ』 (16年 :88分)
あらすじ:強盗に入ったのは、異常な「盲目の老人」の家!
ロッキー(ジェーン・レヴィ)、マニー(ダニエル・ゾヴァット)、アレックス(ディラン・ミネット)の若者3人は、街を出る為の資金を得る為、大金を持っていると噂の盲目の老人の家へ強盗に入ります。
しかし老人は元軍人であり、盲目ながらに異常なまでの聴力を持っていました。
少しでも音を立ててしまえば見つかる。
そんな絶望的な状況で老人から逃げる若者たちは、やがて老人宅の地下室へ追い込まれます。
しかしそこには、目を疑う光景が広がっていたのでした。
3人は無事にこの家から脱出することができるのか…。
おすすめポイント:圧倒的な没入感!主人公達の気分でレッツ恐怖体験
いわゆる「ヒトコワ系」というやつで、ホラー映画として人気の高い本作。
筆者はオカルト系が大好物ですので、一定の年齢を超えてからホラー映画はエンタメの一つになってしまい、純粋に「怖い!」と思うことはほぼ無くなってしまいました。
ですがこれはそんな筆者でも、ヒエ~!と思わず目を逸らしたくなってしまう様なシーンが沢山でてくる、かなり巧妙な作品でした。
物音を立てられない、息すらしてはいけない、そんな超ハードモードのかくれんぼ。
デスゲーム系にありがちですが、命がけの状況に誰もが経験した子供遊びの様な要素が含まれる事で、年齢性別問わず主人公たちと同じ体験をしている様な感覚になりやすいところがミソでしょうね。
緊迫感の出し方や恐怖表現、緊張の煽り方が実に見事な映画です。
老人が「盲目」という設定が上手く活かされており、侵入者を捜索している老人が、突然怒り狂った状態で真横を通っていくシーンなどは、恐怖で手に汗握ります。
物語が進むにつれて結構エグめの内容も含まれるので、苦手な方は注意してくださいね。
③『ザ・ハント』 (20年: 89分)
あらすじ:説明のないまま、突如始まる「人間狩り」
広大な森の中で目を覚ました12人の男女。
目の前には木箱に入れられた数々の武器があります。
何故ここにいるのか、どうやって来たのか。
何もわからないまま、男女たちは突然何者かに襲われ、咄嗟に武器を拾ってそれぞれ逃げ惑います。
この世界には「マナーゲート」と呼ばれる、セレブが娯楽として一般市民を狩るゲームが存在し、なんと彼らはそれに巻き込まれているのでした。
そんな中、狩られる“獲物”として参加させられていた男女の中の一人クリスタル(ベティ・ギルピン)が、持ち前の身体能力と頭脳を活かしセレブたちへの反撃に出ます。
狩るものと狩られるもの、壮絶なバトルがここに幕を開けるのです。
おすすめポイント:奇抜×王道!程よい刺激のバイオレンスアクション
ジャケットからずっと気になっていた作品。
滅茶苦茶面白いか、予告のインパクトだけで本編は超滑ってるパターンのどちらかかな……と思っていたのですが(笑)、良くも悪くも案外普通にエキサイトして見れる映画でした。
前半には仕掛けや工夫が多く、んん!?となるような奇抜な展開が続くのですが、途中から物語は想像よりもかなり爽快感のあるサバイバルバトルへと展開していきます。
奇抜さと同時に王道感も抑えてくるので、ちょっと刺激的なものを求めている、という方にはピッタリではないでしょうか。
とはいえ、グロ描写などは多々出てくるので、苦手な方は注意してくださいね。
④『インビジブル・ウィットネス』 (18年: 102分)
あらすじ:容疑者と弁護士の会話劇、真実は何処に?
映画の副題は、「見えない目撃者」。
主人公は実業家のアドリアーノ(リッカルド・スカマルチョ)。
愛人であったラウラ(ミリアム・レオーネ)の“殺人容疑”をかけられるところから物語はスタートします。
富、名声、全てを失う絶体絶命の状況。
そこへ凄腕の弁護士フェラーラ(マリア・パイアート)が現れ、どう見ても不利な状況のアドリアーノを無実にして見せるといいます。
「苦痛を伴わない救済はありません。」
彼女は弁護において真実を話すよう、アドリアーノに詰め寄ります。
審理まで180分、二人の会話劇が始まります。
おすすめポイント:やられた!と思わず拍手、衝撃のエンド!
今回のテーマの100分以内を2分だけ超えてしまいました……許しください。(笑)
こちらもかなり王道のミステリになります。
回想シーン以外は全て主人公と弁護士の会話劇。
しかし、感情を抑えようとしたり、真実を話すことをためらったりしている様子が秀逸な演技から良く伝わるので、見ていて全く飽きません。
また、主人公の自供や聞き手の予測によって回想シーンも変わっていくため、視聴者側も「真実はどれ!?」と翻弄されます。
最後は思わずオーッ!と拍手したくなるような、見事な結末を迎える満足感バツグンの一作です。
古い映画ですが、『ユージュアルサスペクツ』や『シックスセンス』のような、やられた!感のある展開がお好きな方には是非見てもらいたいですね。
また、ラストシーンが実にお洒落で大好きなのと、ラウラ役の女優が超絶キレイな所もおすすめポイントです。
ちなみにこちらはリメイク版らしいですね。
オリジナルの方も後日チェックしてみたいと思います。
まとめ
如何でしたか?
映画好きになってしまえば、長尺にしかないあの満足感も求めてしまいますが、中々時間が無い方や映画慣れしてない方には、コスパ最強な短尺映画もかなりお勧めです。
余談ですが、筆者はゲームだとRPGよりも都度終わるミニゲーム系が好きだし、漫画やアニメを見始める時は「完結しているかどうか」が結構大事だったりします。
小説も映画と同じく、長い作品ほど読破した時の満足感、幸福感はあるのですが、短編集の様にライトに読めて面白いものも大好きです。
きっとこういったものが元来好みなんでしょうね。
今日紹介した作品以外にもコスパ最強映画はいろんなジャンルにあるので、また別の機会に紹介できればと思います!
それでは。
《ライター:野元ミナギ》クリックで担当記事一覧へ→
■1998年生まれ、大分県在住。
「Sleeping Girls」というバンドでボーカルとギター、作詞作曲をしています。
音楽、映画、お酒、オカルト、猫、水族館、お笑いなどなどが好きです。
好きな映画達の魅力が上手く伝われば幸せです。
■X→https://twitter.com/ponagitin6937
■Instagram →https://www.instagram.com/minagi6937
■X(Sleeping Girls) →https://twitter.com/SleepingGirls_
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