プライムビデオ『眠りの地』、実話ベースの法廷映画の魅力を解説!主演二人の演技にも注目!

眠りの地
『眠りの地』左:ジェイミー・フォックス 右:トミー・リー・ジョンズ

昨今の映画業界ではサブスクの充実もあり、家でも手軽に映画が楽しめる時代となりました。

その中でも、Amazon Primeに加入されている方は多いと思います。

Amazon PrimeにはNetflixのようにオリジナル作品も数多く存在します。

今回は、2023年10月に配信されたAmazon Primeオリジナル映画『眠りの地』をご紹介します。

多くの人に観て欲しい、勇気と感動が詰まった作品です。

(冒頭画像:引用https://www.amazon.co.jp/)

『眠りの地』の原題は、“The Burial”

“Burial”とは、日本語で“埋葬”や“葬式”を意味します。

主人公ジェレマイアが葬儀屋を営んでおり、その事業の存続をめぐる訴訟が中心に描かれた、法廷ヒューマンドラマです。

依頼人と弁護士の間に生まれる友情にも焦点が当てられ、その内容には人種問題まで絡んでおり、裁判の展開には「そうきたか」と思うはず。

日本ではあまり起こらない展開だと思いますので、その“アメリカらしさ”も楽しんで頂きたいポイントです。

なお、実話をもとにしている物語です。

あらすじ:大企業相手の裁判、正義は貫けるのか?

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弁護士ウィリー(ジェイミー・フォックス) https://people.com/ 【YouTube:予告編】

地元で信頼を寄せるジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョンズ)

彼は代々葬儀屋を営んでいるが、最近は経営が厳しく、次の世代に残すことも危うい状態。

そんな小さな葬儀屋に目を付けた巨大企業ローウェン・グループにはめられ、当初は経営の一部を渡すはずだったものが、葬儀屋業自体が吸い取られてしまう事態に。

家族を守ろうとジェレマイアは、新たに弁護士ウィリー・E・ゲイリー(ジェイミー・フォックス)を雇い、闘うことを決意。

一方のウィリーは損害被害に関する弁護を専門としており、買収に関しては全く経験ナシ。

しかし、ジェレマイアのおかれた危機的状況と決意に動かされ、ウィリーも持ち前のグイグイさで本気モードに。

大企業相手に始まった裁判。

予想外の情報が飛び出してくる中、二人は正義を貫き通せるのか?裁判の行方は…?

『眠りの地』の魅力を、徹底して解剖

①主演の二人の俳優、観ないわけがない!

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左:ジェレマイア(トミー・リー・ジョンズ) 右:ウィリー(ジェイミー・フォックス)https://www.yahoo.com/entertainment/

この作品を素晴らしいものに昇華させているのは、何といっても主演を務めた二人の俳優です。

この二人には共通点があります。それは二人ともアカデミー賞受賞俳優であるということ。

トミー・リー・ジョンズは、日本ではBOSSの缶コーヒーCMでお馴染みかもしれませんが、数多くの映画に出演しています。

『逃亡者』(93)ではハリソン・フォードが演じる濡れ衣を着せられた“逃亡者”を追い詰める敏腕FBI捜査官で、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

少し古い映画ですが、逃亡劇や真実を明らかにしていくサスペンス映画としてシンプルに面白い作品です。

一方のジェイミー・フォックスは、『Ray/レイ』(04)で全盲のジャズピアニスト、レイ・チャールズを演じアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

自らのピアノ演奏だけでなく、薬物依存や黒人差別と闘う姿も非常に力強く描かれています。

そんな二人が初共演を果たした本作品『眠りの地』。

訴訟の中で様々な問題が勃発したときにトミー・リー・ジョンズが見せる表情は非常に人間らしく、イケイケで元気いっぱいの裏で弱音を吐くジェイミー・フォックスの演技など、自然で共感できる場面が多いです。

こんな二人が出るなら観ないわけにはいかない!と思いませんか?

②企業買収がテーマと思いきや、スリリングな展開に!

あらすじにも書きましたが、裁判の発端は“大企業にはめられた”ということ。

しかし、アメリカの裁判では(よく洋画に登場しますが)陪審員をいかに味方につけるか、という点も重要なポイントになります。

裁判が行われたのは、黒人も多い地域。

両者の弁護団も黒人で固めるという、裁判の前から闘いが始まっていることも印象的です。

法廷でも彼らに関係する人物の人種差別まで持ち込まれ、両者の作戦が大乱闘するスリリングでスピーディーな展開も、面白さのひとつといえるでしょう。

③実話ベースの作品、何かを共に成し遂げる素晴らしさ

眠りの地
https://www.yahoo.com/entertainment/

この作品は実話を基にして作成されています。

法廷でさまざまな攻撃にあうジェレマイア側でしたが、最後までウィリーの実力と作戦を信じたのも感動的でした。

お金で解決するのか?と思われたシーンでは、その場の人物たちの緊迫した雰囲気とはよそに、二人にしか分からない“アレ”で大金を蹴とばすジェレマイアとウィリーにあっぱれ。このシーンは非常に印象的でした。

裁判という時間と体力を要する一大イベントを、共に乗り越えた最後の判決シーンでは、誰もが晴れやかな気持ちになるはず。

ジェレマイアひとりでは成しえなかった、ウィリーだけではくじけていた…

二人がお互いに信頼し、最後まで闘う力を与え合ったという友情の過程も見どころです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

難しい展開もなく、深読みの必要もないストーリーです。

勧善懲悪、ガッツポーズを決めたいラストが待っていますので

ぜひ家族や友人も(もちろんおひとりさまでも!) チェックしてみて下さい!

《ライター:Halle》

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プロフィール,Halle
Halle

暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。

Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
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▶ハル・ベリー(と2匹の犬達withクリエヴァ)

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