実写版『リトル・マーメイド』情報とディズニーの多様性、キャスティングから見えるもの

リトルマーメイド
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2023年6月公開の実写版『リトル・マーメイド』の紹介です。

本編公開まで、スクリーンでアリエルに会えるのが待ちきれない人もいたことでしょう。

今回は実写版『リトル・マーメイド』の情報をお伝えしつつ、キャスティングから見えてくるディズニーの「多様性」について考えていきます。

(冒頭画像:引用https://twitter.com/disneystudiojp/)

海上の人間世界、想いを馳せるようなアリエル!

2023年6月の劇場公開を控え、ついに実写版『リトル・マーメイド』の本編予告が解禁!

ついに※ヴィラン・アースラの全貌が明らかになっただけでなく、アリエルの父・トリトンやカラフルな海の仲間たちの姿も公開されました。

同日にお披露目された本ポスターがこちら。

リトルマーメイド
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海の王国がデザインされた本ポスターに写っているのは、まるで海上の人間世界に想いを馳せるようなアリエルの姿。

好奇心あふれ、凛とした美しさを持つアリエルの魅力が伝わってくるポスターです。

主要キャラクターたちの姿も収められており、アリエルがどんな冒険をするのかワクワクしてきますね。

2023年に創立100周年を迎えた※ウォルト・ディズニー社

記念すべき節目の年にディズニーの黄金期に公開された名作『リトル・マーメイド』を実写化するということで、期待が膨らみます!

また、現代の映像技術で『リトル・マーメイド』の世界観をどこまで表現できるのか今から楽しみです。

■参考:※ヴィラン・アースラそしてウォルト・ディズニーのこと【管理人・編】

ディズニー みんなが知らないリトル・マーメイド 嫌われ者の海の魔女アースラ (講談社KK文庫)

『リトル・マーメイド』のストーリーなら、多くの人が知っているでしょう。中でも悪役の魔女のアースラは、一途に恋するアリエルを騙して、3日間の間に王子と恋に落ちなければ、永遠に奴隷にするという条件で、アリエルの声と引き換えに彼女に足を与えます。さらに、アリエルの恋が成就しそうになると、自ら人間の女性に変身して、王子を誘惑します…。【引用:Amazon】

ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯 完全復刻版

※みなさんもご存じのミッキーマウスを始め、様々なキャラクターを創り出し、ディズニーランドなどのテーマパークも運営して、今やアメリカの大衆文化の象徴と言えるディズニーという会社は、このウォルト・ディズニーからすべてが始まっています。この本は、この巨大なエンターテイメント王国を創り上げた天才的な男、ウォルト・ディズニーの波瀾万丈の一代記です。

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リトルマーメイド
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ヒロイン「アリエル」を演じる、ハリー・ベイリー

『リトル・マーメイド』のヒロイン・アリエルに大抜擢されたのは、姉妹デュオのクロイ&ハリーの妹ハリー・ベイリー

ハリー・ベイリー
右:ハリー・ベイリー(https://twitter.com/HalleBailey/)

ハリーは世界的歌姫ビヨンセの秘蔵っ子シンガーと言われるほどの歌唱力を持っています。

11歳のころから姉とともにビヨンセアデルの歌をカバーし、YouTubeに投稿していたハリー。

それがビヨンセの目にとまって彼女のレーベールから姉妹揃ってデビューし、2018年にはグラミー賞にノミネートされるなど瞬く間にスターダムを駆け上がりました。

ハリー・ベイリー
https://twitter.com/HalleBailey/

ハリーが演じるアリエルは「誰よりも美しい歌声」を持つ人魚姫。

ロブ・マーシャル監督はハリーをオーディションに一番最初に呼び、彼女があまりにも素晴らしかったために、その後の俳優たちが全員かすんでしまったと語っています。

本編予告でもハリーが歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」の一部が流れていますよね。

このわずかなパートでも彼女が持つ圧倒的な歌唱力がわかり、まさにハリーはアリエル役にぴったりだと証明しています。

次回作『カラー・パープル』、ヒロインの妹役に抜擢

『リトル・マーメイド』を皮切りに俳優としてのキャリアを積み始めたハリー。

そんな彼女の次回作は、スティーブン・スピルバーグ監督が1985年に発表した名作『カラー・パープル』の再映画化作品。

1985年に公開された映画はオスカー11部門にノミネートという大成功を収め、その後ブロードウェイでミュージカルが制作されるほどでした。

ハリー・ベリー,カラー・パープル
『カラー・パープル』(85)https://www.facebook.com/thecolorpurplefilm/

新版『カラー・パープル』でハリーは、ヒロインの妹・ネティとして出演します。

さらに新版では1985年作品にも関わったスピルバーグ監督やクインシー・ジョーンズ、オプラ・ウィンフリーらもプロデュース陣として関わるというから、ファンは感無量でしょう。

キャスト陣には『ドリームプラン』アーンジャニュー・エリス『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』タラジ・P・ヘンソンら演技派俳優たちが名を連ねています。

古典となった名作の再映画化作品で、ハリーの演技が花開くことに期待したいですね!

「黒人のアリエル」、誕生が意味するもの

リトル・マーメイド,ハリー・ベリー
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白人のプリンセスキャラクターを黒人俳優が演じるという「人種の多様化」を反映したキャスティングは、良くも悪くも話題を呼んでいます。

残念ながら一部のSNSユーザーの中には「#NotMyAriel(私のアリエルではない)」というハッシュタグを付けた投稿をする人も。

こうした世間の反応に対してハリー・ベイリーは、「ネガティブな意見は気に留めない」とはっきり自分の意思を示しています。

ハリーが見せた強い姿勢は、まさに現代のプリンセスにふさわしいと言えますね。

ディズニーが目指す、「多くの人を巻き込む多様性」

アリエル役にハリーが起用されたことに対しては、多くの賛同の声も上がっています。

アフリカ系の親が子供たちに予告編を見せ、その反応をTikTokやインスタグラムに投稿したことで注目を集めました。

そしてハリー演じるアリエルを見た子供たちの中には、「私みたい」とつぶやく子もいたのです。

今まで遠い存在に思えたプリンセスが、自分と似たような容姿であれば親近感が湧きますよね。

ディズニーが目指しているのは、作品に「多様性」を取り込み、さまざまなバックグラウンドを持つより多くの人を物語に巻き込んでいくことなのではないでしょうか?

原作アニメのイメージを覆すというのは間違いなく大きな試み。

しかしディズニーの「多様性」に対する挑戦が、子供世代の心を突き動かしていく可能性はあるでしょう。

■アニメ版『リトル・マーメイド』について【管理人・選】

リトル・マーメイド スペシャル・エディション(作品情報)

『リトル・マーメイド』は1989年に米国で初公開され、その美しい映像や、アカデミー賞・最優秀オリジナル作曲賞と同最優秀主題歌賞を受賞した「アンダー・ザ・シー」をはじめとする陽気なメロディー、魅力的なキャラクター、そしてファンタジックなストーリーで世界中を魅了した、ディズニーが誇るミュージカル・ファンタジーの代表作です。
主人公はマーメイドのアリエル。明るく好奇心が強くて、何事にも一途な可愛いアリエルは、《ディズニープリンセス》の中でも一番の人気キャラクターで、小さな女の子から大人の女性までを幅広く魅了しています。また、原作はアンデルセンの世界的な名作「人魚姫」ですが、ディズニーならではのストーリー展開で、より楽しく、よりたくさんの感動を味わえる珠玉の作品となっています。【引用:Amazon】

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まとめ

近年勢いを増しているディズニーの実写化ムーブメント。

キャスティングや物語の脚色については毎度議論が巻き起こりますが、そこにはディズニーの「多様性」に対する挑戦が見えてきます。

原作アニメをそのまま実写化するのではなく現代らしさを取り込むという姿勢。

皆さんはハリー・ベイリーが演じるアリエルに対してどんな印象を抱くでしょうか?

《ライター:もな》 クリックで担当記事の一覧へ→

🔖もな

ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。

映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。

私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。

連絡先:h.mayu571@gmail.com

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