
名作映画のクイズ解説シリーズ、今回は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』です。
ルイーザ・メイ・オルコットの名作『若草物語』が新たに女性監督の新鮮な感性でリメイクされた作品をピックアップ!
1860年代に出版された原作『若草物語』は、これまで1世紀以上にわたり何度も映画化(日本映画も!)され、またドラマ、アニメ、ミュージカルと形を変えて公開、愛され続けてきた名作です。
クイズに答えながら、新しい名作『若草物語』を紹介していきましょう。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/LittleWomenMovie)
4択問題、正しいのを1つ選んで!
●全問答えたら、結果発表! をクリックすると正解率が表示されます。
#1. 4姉妹の中で、今作で特にスポットが当たったのは誰ですか?
https://www.facebook.com/LittleWomenMovie/
正解:次女ジョー・マーチ: シアーシャ・ローナン
次女であるジョーが、過去を振り返る形で進んでいきます。
まだまだ女性の生き方や成功に世間が消極的な時代で、信念を曲げずに夢を追って生きる次女ジョーに焦点が当てられています。
#2. 本作が第92回アカデミー賞でノミネートされたのは、何部門?
https://www.facebook.com/LittleWomenMovie
正解:作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、作曲賞、衣装デザイン賞の6部門
主演女優賞は、シアーシャ・ローナン
助演女優賞は、フローレンス・ピューが対象となっています。
なお、最終受賞となったのは、衣装デザイン賞です。
#3. マーチ家のお母さん、ミセス・マーチを演じたのは?
https://www.facebook.com/LittleWomenMovie
正解:ローラ・ダーン
この物語のキーとなる女性役は、四姉妹を分け隔てなく愛するお母さん、ミセス・マーチです。
ベテラン女優で今注目の、とても存在感のあるローラ・ダーンが演じています。
#4. 『ストーリー・オブ・マイライフ』の原題は?
https://www.facebook.com/LittleWomenMovie
正解:Little Women
邦題は正確には『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』と長ったらしい名前ですが、原題はあのLouisa May Alcottの名作「若草物語」が原題となっています。
#5. 今作の女性監督は誰ですか?
https://www.facebook.com/LittleWomenMovie
正解:グレタ・ガーウィグ監督
元俳優で、代表作としては『フランシス・ハ』『抱きたいカンケイ』などに出演しています。
監督としての代表作には、『レディ・バード』『バービー』などがあります。
結果:正解率
全問正解、おめでとうございます!
素晴らしい『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ファンですね!
関連情報もぜひ参考にして下さい!
マーチ家の隣人ローリー「ティモシー・シャラメ」https://www.facebook.com/LittleWomenMovie/
残念、惜しかったですね!
まとめ記事をぜひ参考にして下さい!
三女:ベス「エリザ・スカンレン」https://www.facebook.com/LittleWomenMovie
まとめ解説:新監督と新キャスト陣で広がる世界!

邦題は長いのですが、原題は原作と同じく「Little Women」です。
グレタ・ガーウィグ監督によってストーリーに新たな脚色も加わった本作、4人の新鮮キャストが名作を新しく紡いでくれます。
さっそく今作品の主なキャストを紹介しましょう。
主演は、女性の生き方がスポットとなる次女:ジョーに、「シアーシャ・ローナン」
長女:メグ「エマ・ワトソン」、 三女:ベス「エリザ・スカンレン」、四女:エイミー「フローレンス・ピュー」、の4姉妹。
マーチおばさん「メリル・ストリープ」、ミセス・マーチ(姉妹の母)「ローラ・ダーン」、マーチ家の隣人の男子ローリー「ティモシー・シャラメ」が主なところです。
グレタ・ガーウィグ監督といえば思い出すのは、『レディ・バード』ですよね。
監督とシアーシャ・ローナンは、この作品でそれぞれ監督賞と主演女優賞にノミネートされ、ベストカップルとして一躍有名になりました。
●グレタ・ガーウィグ監督(Greta Gerwig)

誕生日:1983年8月4日(しし座)
出身:アメリカ・カリフォルニア州
▶おすすめの監督作品
※監督出身のサクラメント時代を被らせているのでしょうか…。
(ガーウィグ監督の世界観を表した本も出版されています。)
●シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)
誕生日:1994年4月12日
身長:168㎝
出身:アイルランド
▶おすすめの代表作品

脇を固めるキャスト、存在感のある2人!
今回の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の大きな特徴で、脇を固める女優陣の層の厚さがあります。
エマ・ワトソンやメリル・ストリープはあまりにも有名ですが、それ以外の注目の2名を紹介しておきましょう。
➊ミセス・マーチ役:「ローラ・ダーン」、四姉妹を温かく包む、
まずこの物語のキーとなる女性役。
それは、四姉妹を分け隔てなく愛するお母さん、ミセス・マーチです。
ベテラン女優で今注目の、とても存在感のあるローラ・ダーンが演じます。
ちなみに彼女は、別の映画『マリッジ・ストーリー』で助演女優賞を受賞している名女優です。

➋四女エイミー役:今が旬のフローレンス・ピュー
話題のもう一人が、四女エイミー役に抜擢されたフローレンス・ピュー。
今や最旬となった彼女ですが、今作での演技が大きくステップアップとなりました。
マーチ家の末っ子エイミー役で、特に次女ジョーと微妙に距離を持ちながらよくぶつかりあうという難しい関係で登場します。
アカデミー賞では、助演女優賞にそれぞれノミネートされました。

第92回アカデミー賞、作品賞など6部門にノミネート!
さて、前述したように、何回もリメイク上映される『若草物語』。
リメイク版の中で筆者の好みは、ウィノナ・ライダー主演の1994年版で、この時の四女エイミーはなんとキルスティン・ダンストが可愛い子役での登場でした。
しかし、今回の作品がこれまでと大きく違うのは、アカデミー賞ノミネート作品に選ばれたこと。
まず、最主要部門である作品賞、次に主演シアーシャ・ローナンに主演女優賞、話題のニューフェイス、フローレンス・ピューには助演女優賞にそれぞれノミネート。
さらに、脚色賞、衣装デザイン賞(受賞)、作曲賞と、合計6部門もノミネートされておりこれまで例がありません。
今作の見どころは、夢を追う次女ジョーの生き方!

物語の時代背景は、19世紀後半。
まだまだ女性の生き方や成功に世間が消極的な時代で、信念を曲げずに夢を追って生きる次女ジョーに焦点が当てられています。
幼馴染のローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズも断ってしまうジョーにいったい何があったのでしょうか。
ジョーのキャラクターは、いつも母親と喧嘩ばかりしながらも独り立ちを夢見ていた『レディ・バード』の高校生クリスティンとダブります。
また、同じくシアーシャ・ローナン主演で若くしてアメリカに移民した女性を描いた映画『ブルックリン』の主人公エイリッシュも、悩みながらも自分の意志に忠実に生きようとした女性の話です。
溌剌さ、ひたむきさ、そして寂しさが入り混じるという人物像、こういう役をやらせたらシアーシャ・ローナンはさすが!
名作「若草物語」:関連情報

参考までに、これまでの歴代「若草物語」から、人気のものを紹介しておきましょう。
■本・コミック
■DVD
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