こんにちは、ハンバーガーはバーガーキング派のすどうゆきです!
今回はバーガーキング…ではなく、マクドナルドを世界最大のレストランビジネスにしたセールスマン、レイ・クロックの伝記映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』をご紹介します。
今やマクドナルドと言えば、ビッグマック指数(その国の国際的な購買力を示す指標)なんてデータが取られるくらい、世界中で見かける人気バーガーチェーンとなっていますが、その世界展開の立役者はブランドの生みの親・マクドナルド兄弟ではなかった?!
そんなもう一人のファウンダー=創業者にまつわる映画から、現代社会にも通用する※ビジネスチャンスをモノにするためのカギについて探っていこうと思います!
(ちなみに、ちなみに本作の原題は”The Founder”と言います。)
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/thefounderfilm/)
あらすじ
1954年、レイ・クロック(マイケル・キートン)はシェイクミキサーのセールスマンとして米国中を駆け回っていたが、平凡な営業職に飽き飽きし、大成功への野望を燃やしていた。
ある日、南カリフォルニアの「マクドナルド」というハンバーガーショップから大量の注文が舞い込み、レイはマクドナルド兄弟と運命的な出会いを果たすのだった…
●マイケル・キートン(Michael Keaton)
誕生日:1951年9月5日生まれ
星座:おとめ座
身長:175cm
出身:アメリカ・ペンシルベニア州
▶おすすめの代表作品(管理人・選)
欲しいモノを明確化し、チャンスを手中に!
レイ・クロックが「マクドナルド」から受けたシェイクミキサーの注文はなんと一度に8台!
1台売るのも大変なのに…と不思議に思ったクロックがマクドナルドを訪ねてみると、そこはハンバーガーとポテトをメインにしたハンバーガーショップ。
マクドナルド兄弟が手掛ける「マクドナルド」は小さな店舗にも関わらず、手際良く、わずか30秒で料理を提供するサービスで意外にも大繁盛。
「スピーディー・サービス・システム」と呼ばれる、彼らの革命的なオペレーションやビジネスの歴史に大いに感銘と衝撃を受けたクロックは、「マクドナルド」フランチャイズ化構想を画策します。
こうして、業界のゲームチェンジャー、マクドナルド兄弟との出会いがクロックの運命を決めるものとなったわけですが、その下地にはビジネスに対するクロックの飽くなき野心がありました。
■チャンスは明確さから!普段から自分のかなえたいビジョンを明確に
それがあればこそ、いざチャンスが降ってきたときに迷いなく飛び込んでいけるのです。
ビジネスに必須な決断力!勝利の秘密は「執着」に
「マクドナルド」フランチャイズ化構想ですが、クロック同様、賢いマクドナルド兄弟も当然考慮には入れていました。
しかし以前フランチャイズ化を試みた際に直面した、品質管理、一貫性のないメニュー、不始末などのフランチャイズ問題に懸念を示しており、また業績も安定していたので、レイ・クロックが持ちかけたフランチャイズ化の話には気乗りしません。
反発もありながら、その後なんとかクロックは兄弟から最初のフランチャイズ権を獲得。
ビジネスの勢いを加速させようと、クロッグはフランチャイジーの対象を社交クラブで付き合いのあった上流階級のビジネスマンから郊外の夫婦に移し、「マクドナルドは家族だ」という信念のもと、郊外に浸透させていきます。
そしてマクドナルド拡大の次なる課題は、セールスマンとして失敗を重ねてきたクロッグに対して、銀行が融資に慎重になるという金融面の問題。
この資金不足に対しては、クロックは妻に内緒で自宅を抵当に入れることも…。
彼はどこまでもマクドナルドという会社が自分にとって「正しい」ものであると信じ、リスクを冒していきます。
■ビジネスに必須な決断力!信念に対する執着とスピーディな決断
クロックの成功要因の1つであったことは間違いないでしょう。
変化を厭わず、目指せビジネスのスイートスポット!
クロックはマクドナルド兄弟が心配するほど急速にフランチャイズを拡大していきましたが、カット率が低く、収益不足に陥ってしまいます。
クロックは兄弟が設けたフランチャイズの規定とマクドナルドの原則に縛られている現状を打破するため、フランチャイズ契約の再交渉を試みるものの、事業の安定を重視する兄弟たちの強固な姿勢を崩すことができません。
それでもなお革新的で大きなことを考えることに執着したクロック。
店舗の土地を所有するというアプローチによってクロックは兄弟を凌いでブランドを獲得し、最終的に、莫大な富を築き成功を収めました。
マクドナルドの本当の創業者であるマクドナルド兄弟は、「マクドナルド」を創業後、革新性の欠如と満足感によって自らのビジネスチャンスの機会を喪失。
その一方で、冷酷で賢いセールスマンから「創業者」と認められる実業家に登りつめたがレイ・クロックでした。
兄弟を貶めるような形でマクドナルドのトップとなったクロックに、ややもすると私たちは気分の悪さを感じてしまいますが…。
■変化を厭わず!満足しない不屈のスタンスを持ち続けること
ビジネスの勝者を目指す上で見習うべきポイントと言えます。
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まとめ
今回は、資本主義というルールでビジネスをする上での大事な原則を教えてくれる良作、『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を紹介しました!
クロック流の経営は冷酷で非情なやり方かもしれません。
しかし、ビジネスのゲームに勝つための戦略としては優れており、残念ながらマクドナルド兄弟が選択した善意や現状維持だけでは社会的成功には結びつかない…という厳しい事実をエンターテイメントとして示してくれる本作。
誰もが知っているブランドの話を通して社会のしくみがわかるので、これから社会に出ていく学生の教材として良い作品だと思います。
気になりましたら、ぜひお好きなバーガーを片手にご鑑賞してみてください。
《ライター:すどうゆき》 担当記事一覧はこちらへ→
●洋画好きのすどうです。英語が飛び交う環境で働くペーペー社会人。
映画鑑賞で英語上達を画策中。
▶レイ・クロック自伝本&関連ビジネス本
成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者
※1954年、マクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得、全米展開に成功。1984年には世界8000店舗へと拡大した(現在マクドナルドは世界119カ国に約30000店を展開)。後年にレイ・クロック財団を設立。さらにメジャーリーグのサンディエゴ・パドレス獲得など精力的に活動を行った
※時代を超える偉大な企業18社を選び出し、設立以来現在に至る歴史全体を徹底的に調査、ライバル企業と比較検討し、永続の源泉を「基本理念」にあると解き明かす。
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