2023年もやってきた!ファッションの祭典『メットガラ』。
※NYメトロポリタン美術館にて毎年5月の第一月曜日に開催されており、その年のテーマに沿った豪華なファッションを身に纏ったゲストたちがレッドカーペットを歩く姿が見られることで有名です。
今記事では2023年5月1日(現地時間)に開催された「メットガラ2023」から、特に印象的だったルックをピックアップ!
今回取り上げたゲストたちのオススメの出演作品も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/ChanelJP/)
いまさら聞けない、メットガラってなに?
メットガラの開催場所であるNYメトロポリタン美術館の衣装研究所部門(The Costume Institute)が毎年5月の第一月曜日にファッション展覧会を開催しており、そのオープニングイベントとして実施されているのがメットガラです。
華やかなゲストたちが話題に上がりますが、メットガラの本来の目的は服飾部門の1年間の活動資金を集めるためのチャリティーパーティーです。
主催者は、アン・ハサウェイ主演『プラダを着た悪魔』の鬼編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のモデルとなった、US版ファッション誌「VOGUE」編集長の※アナ・ウィンターが務めています。
■※アナ・ウィンターと『プラダを着た悪魔』のこと【管理人・選】
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メットガラの裏側を公開した、ドキュメンタリー作品
メットガラのパーティーでは携帯はNGで、どのようなことが行われているかは(一応)シークレットになっています。
そんな展覧会ですが、メットガラを知るには最高のドキュメンタリー作品があります。
それが、2015年のメットガラを舞台にした『メットガラ ドレスをまとった美術館』で開催されるまでの裏側を紹介。
企画展『鏡の中の中国』の開催に向け、奔走する服飾部門の担当者とアナ・ウィンターたちの姿が映し出されますが、クリエイティブなプロ同士の高度なぶつかり合いに圧倒されてしまいます。
■「ファッション界のアカデミー賞」そして、メトロポリタン美術館とは?【管理人・選】
※メトロポリタン美術館(通称:メット)を舞台に、年に一度開催される世界最大のファッションイベント《メットガラ》に、カメラが初潜入&完全密着。“プラダを着た悪魔”ことアナ・ウィンターが主催するこのイベントは、一人25,000ドル(約285万)の高額な席が瞬時に満席になる、選ばれしセレブの美の祭典。《ファッション界のアカデミー賞》と言われる程の豪華絢爛な映像と、展示監修を行った映画監督ウォン・カーウァイなどの舞台裏スタッフの奮闘など、ファッショニスタは勿論、映画ファンも必見の映像満載!【引用:Amazon】
※ニューヨークで1870年に設立されて以来、民間資金によって成長し続けている唯一無二の私立美術館でもある。その背景にあるのは、「芸術が人間を根本から高め、思想の高揚、産業や製造業の進歩、よりよい社会の実現を促す」という確たる信念だ。ニューヨークで愛され続ける美の殿堂で、偉大なる芸術家たちの言葉に耳を澄ませてみよう。【引用:Amazon】
2023年テーマは世界的デザイナー、カール・ラガーフェルド
2023年の展覧会のテーマは、『カール・ラガーフェルド:美のライン』。
クロエ、シャネル、フェンディなどハイブランドのデザイナーとして活躍したカール・ラガーフェルドですが、残念ながら2019年に逝去しています。
メットガラのドレスコードは、『カールに敬意を表して』。
それでは、天才的デザイナー・カールをテーマにした、ゲストたちの豪華なファッションを見ていきましょう!
▶管理人・選
※「シャネル」、「フェンディ」など錚々たるブランドのアーティスティック・ディレクターであった「モード界の皇帝」がのこした、ウィットに富んだ名言の数々。
著者:カール・ラガーフェルド 1933–2019。ファッション・デザイナー。ポニーテールの白髪・暗い色のサングラス・高い襟のシャツがトレードマーク。【引用:Amazon】
マルチな才能が止まらない!ジャネール・モネイ
個性的なトム・ブラウンのドレスで登場したのは、ミュージシャン・俳優・モデルなどとマルチな活躍を見せるジャネール。
モノトーンでまとめたドレスには、チュール・ツイード・カメリアがあしらわれています。
ヘッドアクセ、ホワイトのアイラインを引いたメイク、キルティングバッグ(犬?)、ゴツめのブーツに至るまで全てがまとまっていてとってもステキ!
ドレスを脱いで衣装チェンジを行うパフォーマンスも話題になりました。
一人二役、抜群の存在感!『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』
ヒットとなった『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の2作目となる本作では、性格が全く異なるキャラクターを一人二役でジャネールが演じています。
プライベート・アイランドで起こる殺人事件を舞台に、ちょっと天然入っている探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)とともに事件を解決していく役どころ。
カメオ出演している豪華俳優を探すのも、なにげに楽しくてオススメです。
スチール写真( A4 ) ナイブズ・アウト グラス・オニオン
優等生キャラから一転!?リリー・ジェームズ
映画『シンデレラ』で主演のシンデレラを演じたリリー・ジェームズはタマラ・ラルフ・クチュールで登場。
映画で見るリリーはヘルシーで優等生キャラのイメージがありますが、そのイメージとは真逆のゴシック調でキメています。
ロングトーンのレザードレスは、レザーの柔らかさを感じさせる美しいラインの仕上がり!
レザー×チュールのグローブが遊び心を感じさせます。
コンパクトにまとめられたヘアスタイルと赤みブラウンのアイメイクとリップもドレスと良く合っていて、セクシーな魅力が醸し出されていますよね!
キュートなウエイトレスを好演、『ベイビー・ドライバー』
ホラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督作品を紹介します。
音楽を聴くと覚醒する天才ドライバーのベイビー(アンセル・エルゴート)は犯罪組織の逃し屋。
そんなベイビーが一目惚れをするウエイトレスのデボラ役としてリリーが出演しています。
オープニングの警察とのカーチェイスのシーンは音楽と合わさってテンション爆上がり!!!
全編に渡って選曲がとにかく良くて、音楽好きで音楽とシンクロした演出を得意としている監督らしい作品です。 ベイビー・ドライバー(作品情報)
イギリス期待の新星、デイジー・エドガー=ジョーンズ
美しい刺繍とパワーショルダーの立体感がとてもステキなグッチのドレスで登場したのは、『ザリガニの鳴くところ』で主演を務めたデイジー・エドガー=ジョーンズ。
これからの活躍が期待されるデイジーは初々しさが残るルックですが、いつものダークトーンの髪色からハイトーンへとチェンジしています。
前髪をセンターで分けることで王道のドレススタイルにラフさが加わり、デイジーのフレッシュな魅力も感じられるルックとなっています。
湿地帯で暮らす少女の運命とは…、『ザリガニの鳴くところ』
小説を原作とした本作は映像美がとても見応えがあり、特に湿地帯の美しさが素晴らしいんです!
家族が去っていった湿地帯でひとりたくましく生きてきたカイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)。
ある日、元恋人が遺体となって発見されアリバイがあるにも関わらずカイアは殺人の容疑者として告発されてしまいます。
本当の殺人者は誰なのか?
ミステリー作品ではあるものの心にズシッとのしかかってくるものがあり、観終わった後の余韻が残る作品です。
【2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位】ザリガニの鳴くところ
実は(?)イケオジ、タイカ・ワイティティ
『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ジョジョ・ラビット』などへの出演/監督でも知られるタイカ・ワイティティは、ANAの制服デザイナーも担ったプラバル・グルンのコレクションで登場。
ナイトガウンのように着こなしたラップコートと、グレイヘアがクールなカッコ良さを醸し出していますね。
色の使い方がとても上手なデザイナーらしく、コートの裏地はペールピンクになっていて表地のシルバーグレーと相性が良くとても上品!
世界最弱チームが1ゴールを目指す!『ネクストゴール・ウィンズ』
ワイティティが脚本/監督を手掛けた、2023年公開予定の次回作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』はスポーツコメディ作品。
1ゴールも決められない世界最弱(?)な米領スモアのサッカーチームにコーチとして就任したトーマス(マイケル・ファスベンダー)が、1ゴールを決めるために奮闘するストーリーとなっています。
ワイティティ監督作品らしく予告編もユーモアに溢れていて公開が待ち遠しい作品です!
まとめ
メットガラの紹介、楽しんでいただけたでしょうか?
カール・ラガーフェルドの愛猫シュペットに扮したルックもあり、2023年も大いに盛り上がったメットガラ。
参加ゲスト200名ほどの豪華なドレスはVOGUEのウェブサイトから見ることができますので、ぜひご覧になってみてください!
《ライター:咲里(えり)》 クリックで担当記事一覧へ→
映画大好き!ファッション大好き!が高じて、イメージコンサルタント
の視点から映画のファッション解説を書いています。
洋画ファッションを日本人が着こなすポイントもお伝えしていますので
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また、「星読みライター」としても、自ら学んだホロスコープを身近
に感じていただけるようにわかりやすく解説しています。
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