社会派クライム映画『12日の殺人』あらすじと見どころ、作品の背景にあるフランス社会問題とは?

12日の殺人
『12日の殺人』

皆さん、こんにちわ!洋画が大好きなライターの、Yuuriです。

今回は、2024年公開の、フランス発の新作映画『12日の殺人』についてご紹介したいと思います。

若い女学生が何者かによって殺害され、犯人を追うものの迷宮入りしてしまう…という大注目のミステリークライム映画である本作。

ここでは、あらすじや見どころ、そして作品の背景にあるフランスの社会問題にもネタバレなしでグッと迫ってみました!

(冒頭画像:引用https://12th-movie.com/)

『12日の殺人』:映画情報

映画タイトル12日の殺人
原題La nuit du 12/The Night of the 12th
監督ドミニク・モル
出演バスチャン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ、ヨアン・ディオネ、テイブー・エヴェラー、ポリーン・セリエ、ルーラ・コットン・フラピエ他
公開日2024年 【YouTube:予告編】

女子大生が焼死体で発見、いつしか迷宮入りに…:あらすじ

12日の殺人
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10月12日、フランス南東の美しい地方都市グルノーブル。

気難しい顔のヨアンという警察官が、地元で起こる殺人事件の担当を引き継いだこの日。

クララという名の活発で元気な21歳の学生が自宅に向かっている最中、何者かに襲われ、焼死体という無惨な姿で発見されるという事件が起こった。

班長となったヨアン。

相棒となるマルソーと共にクララの死体や事件の手掛かりを調べながら、地道に捜査を進めて行くうちに様々な容疑者が捜査線上に浮上。

容疑者に尋問を続けていくのだが、事件はいつしか迷宮入りとなり、謎が謎を呼ぶことになるのだった…。

セザール賞を総なめ!衝撃のクライム映画

12日の殺人
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カンヌ国際映画祭プレミア部門出品、そしてセザール賞を最多受賞し、ドミニク・モル監督(映画『悪なき殺人』)によって制作されたフランス映画『12日の殺人』。

2020年に発売されたポリーヌ・グエナによるノンフィクション小説「18.3. Uneannee passee a la PJ」を基に制作されており、高い評価を受けた名作ミステリークライム作品です。

殺害された女学生クララルーラ・コットン・フラピエ、警察官ヨアンバスティアン・ブイヨン、そしてヨアンの相棒となるマルソーブーリ・ランネールが演じました。

若い女性が生きたまま焼かれ、焼死体となって発見されるというこのあまりにも恐ろしく痛ましい事件。

容疑者が浮上し、やがてこの事件が計画的に行われたということが判明していきます。

しかし、容疑者を特定することが出来ずにマスコミからも興味を持たれなくなるという迷宮入りを果たしてしまいます。

ヨアンはこの事件を解決する為に必死で手掛かりを探していくのですが、やがて事件の奥底に潜む闇に足を踏み入れ、壮絶な捜査になることに。

予告編では、ヨハン達が危険な目に遭うシーンや、クララの知人達が「惚れっぽい女の子だった」、「お姫様のような女の子で、特別扱いしないと怒っていた」など、クララが生前でどのような人物だったのか分かるような生々しい証言も続々登場。

捜査の中で、複数の悪い男達がクララと関係していることも判明しており、どうやら一筋縄ではいかない闇の背景があることが伺えます。

真犯人は一体誰なのか、クララがなぜこんな事件に巻き込まれたのか?ヨアン達の行く末やフランスに潜む闇とは。

様々な点が結びつき、事件が解決への過程から目が離せない至高の物語である本作は、警察映画好きにとってもたまらない一作となっているのではないでしょうか。

フランスが抱える、社会問題を反映した作品

12日の殺人
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これほどまでに事件が迷宮入りしてしまう背景には、フランスの殺人事件の奥底に仄暗く潜むとある理由があります。

実は、フランスの殺人事件の20%は未解決

本作でもこの事件が迷宮入りしてしまい、捜査が思ったように進まないという描写は現実世界が抱える背景をリアルに反映して、フランスの社会問題の実体が浮かび上がっています。

また、クララは複数の男性と関係を持っていた女性なのですが、本作では警察官のヨアンが男女の間に起きた問題であると考え、強い視線を向けています。

女性軽視という社会に蔓延する問題もテーマにし、劇中ではクララが殺害されたのはクララが女の子だったからという考えを持っている者までも登場します。

フランスでは、ジェンダーや人種問題に対する認識が比較的遅れがちなのですが、本作ではそういった現代に蔓延る社会問題にもアプローチ。

これまでのフランス映画にはなかったような新しい切り口の一作になっています。

殺人事件のほとんどが男性による犯行で、それを解決するのも男性であることの奇妙さを指摘する女性刑事も存在。

何かとハッとさせられるような真実を描いた部分にも注目したいところです。

まとめ

12日の殺人
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フランス版のオスカー賞であるセザール賞を総なめにし、フランスで旋風を巻き起こした新たなクライム映画『12日の殺人』は、様々なことを考えさせられる深い映画。

バスティアン・ブイヨンらによる名演技と、複雑に絡み合う謎、そして社会問題にもフォーカスした本作を是非お見逃しなく!

映画『12日の殺人』は、2024年3月15日より日本公開となっています。

《ライター:Yuuri》

エマ・ストーン,ラ・ラ・ランド,映画の風道
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