イギリスの名作児童文学を映画化したシリーズ『パディントン』。
2014年に1作目が公開、続く2017年に『パディントン2』も公開され、その心温まるストーリーと作風が大人気となりました。
今回は、2023年から本格的な製作が始まった『パディントン3』の新監督や、豪華キャスト情報を紹介していきます!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/PaddingtonBear/)
『パディントン』は、世界で大人気のファンタジー作品
『パディントン』は、1958年から始まった※マイケル・ボンドの児童書「くまのパディントン」シリーズを原作としています。
主人公は、ペルーからやってきた身寄りのない子グマのパディントン。
ロンドンに住むブラウン一家に引き取られたパディントンが、個性豊かな隣人たちやその他の人物と共に暮らす日常を描いています。
ポール・キング監督による映画化では、舞台を現代に移し、大都会の中でも失われない親切心をテーマとした見事なファミリー映画となりました。
■映画『パディントン』原作と著者【管理人・選】
※ ブラウン夫妻が初めてパディントンに会ったのは、パディントン駅のプラットホームでした。だから、クマには珍しい「パディントン」という名前が付けられました。(中略)暗黒の地ペルーから、1人で移民してきて、身寄りもなく駅の隅に佇んでいましたが、親切なブラウン夫妻にひきとられ、縦横無尽に活躍します。一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1作目です。【引用:Amazon】
『パディントン2』は史上最高の続編、現代の名作に!
2017年の『パディントン2』は、辛口で有名な映画批評サイト「ロッテントマト」で軒並み高評価を獲得。
ミステリー要素やアクション・アドベンチャー要素も入った心温まるストーリーや、魅力的なキャステイングがぴったりとはまりました。
その評判は他の映画と比べても、「最高の作品」と言及されるほどです。
(気になる人は、ぜひ『マッシブ・タレント』(22)をご覧ください!)。
一時期は、高評価レビューの数が不朽の名作とされる『市民ケーン』(41)を抜くなど、驚くような記録も打ち立てているんです!
「僕がロッテン・トマトで(順位を)抜いたと聞いて、ケーンさんがあまり怒らないといいんですが」と、パディントン。
公式のツイートはパディントン本人のものという設定なのか、いつもとても丁寧な文章なのが可愛らしいです。
『パディントン3』、ドゥーガル・ウィルソン新監督へ!
前作『パディントン2』までの監督ポール・キングは、コメディドラマ『マイティ・ブーシュ』などで、独特のセンスの作品を作りを続けてきたイギリス人監督。
着ぐるみやストップモーションなど、要所要所にアナログの技術をふんだんに使った非常にシュールでパンクなコメディを製作してきました。
そして、『パディントン3』では、新しくドゥーガル・ウィルソンが監督を務めることが発表されています。
これまでCMやミュージックビデオなどで重ねてきたキャリアの中で、今作で長編映画監督デビューを果たします。
こちらは、ドゥーガル・ウィルソンが監督を務めたゴールドフラップの「ハピネス」という曲のミュージックビデオ。
少しレトロな色使いや画面と、楽しげな雰囲気がポール・キング監督と大いに通ずるところがありますね!
『パディントン3』故郷ペルーへ、超豪華な新キャストも!
現在発表されている『パディントン3』の原題は、『Paddington In Peru(パディントン・イン・ペルー)』。
ロンドンのほかに、ペルーでのロケも予定されているということだそうです。
主な内容は、パディントンがペルーの老グマホームに住むルーシーおばさんを訪ねることになるんだとか。
ジャングルや山の上での大冒険になりそうです!
新キャストに、オリヴィア・コールマンが参加!
ツイートによると、新キャストには『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞を受賞したオリヴィア・コールマンや、『ドクター・ドリトル』(20)のアントニオ・バンデラス、『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)のレイチェル・ゼグラーなどが出演するようです。
オリヴィア・コールマンは、過去のニコール・キッドマンやヒュー・グラントのような悪役になるのでは?という予想もあるようです。
なお、バンデラスとゼグラーは親子役で、パディントンとブラウン一家の冒険を手助けすることになるんだとか。
もちろん、自身の代表作の一つとなった主演のベン・ウィショーをはじめ、ブラウン氏役のヒュー・ボネヴィルや、バード夫人役のジュリー・ウォルターズなど、お馴染みのキャストもほぼ全員が再集結します。
●オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)
誕生日:1974年1月30日生まれ
星座:みずがめ座
身長:170㎝
出身:イギリス・イングランド
ブラウン夫人役が交代!エミリー・モーティマーへ
一作目と二作目を通して、パディントンと深い心の繋がりのあるブラウン家の母親役を演じてきたサリー・ホーキンス。
家族が反対する中パディントンを心優しく家に迎え入れた最初の一人であり、クリエイティブで明るいメアリー・ブラウンは作品に欠かせない存在です。
しかし、サリー・ホーキンスは『パディントン3』では出演しないことが発表されています。
ブラウン夫人役を引き継ぐのは、『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)で成長したジェーン・バンクスを演じたエミリー・モーティマー。
優しそうな雰囲気がぴったりであるばかりか、『メリー・ポピンズ』ではパディントンの声であるベン・ウィショーとは姉弟役でした。
素敵な化学反応が期待できそうですね!
●エミリー・モーティマー(Emily Mortimer)
誕生日:1971年12月1日 生まれ
星座:いて座
身長:173㎝
出身:イギリス・ロンドン
▶おすすめの代表作品(管理人・選)
※本好きのフローレンスが夢に見た本屋を開店!でも、邪魔ものが出現。一生懸命頑張る姿がかわいいですよ!
まとめ:『パディントン3』まで待てない人に!
さて、期待いっぱいの『パディントン3』の本格的な製作は2023年7月から始まります。
イギリスでは2024年11月、アメリカでは2025年1月公開予定となっています。
実は、『パディントン』は、子供向けの短編アニメシリーズ『パディントンのぼうけん』も制作されています。
ブラウン一家などは映画とは別のボイスキャストですが、パディントンの声はベン・ウィショーが引き続き務めており、映画よりもドタバタ要素の多いとっても可愛いアニメーションになっています。
映画だけでは足りない!という人や、ベン・ウィショーの声の演技をもっと聞きたい!という人は、NETFLIXやAmazonプライム(日本語吹き替えのみ)でこちらを見てみるのもおすすめです!
《ライター:ぜろ》 担当記事一覧はこちらをクリック→
高校2年生で『アベンジャーズ』を観て以来の映画ファン。大学と大学院では映画研究にどっぷり浸かっていました。
アナログでファンアートを描いてはインスタグラムに載せています。楽し〜!
話題の作品や、そこにつながる過去の名作、注目のキャストなどをわかりやすく楽しく紹介していきたいです!
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