③ブロウ
こちらは、ジョニーデップと共演したい!というペネロペの願望が叶った作品。
テーマは「麻薬」。
トム・クルーズ、マット・デイモン、オーランド・ブルーム、マシュー・マコノヒー・・・など数々の名だたるスターと浮名を流した「魔性の美女ペネロペ」ならではの役どころ!
しかし、ペネロペは映画の中でよくブチギレ演技をしております。(情熱的勝気な役どころが多いから?)
本作も気持ちいいくらいにブチギレています。
実在の麻薬ディーラー、※ジョージ・ユングの物語
主人公ユングのお家は所謂アメリカの中流家庭のちょっと上あたり、家庭環境に問題はないのですがママがヒステリックで観ていてちょっと辛いです。
70年代のアメリカのお話なのでファッションがかわいい!
ちょっとダサいんだけど、そこがいい味を出しております。
ユングを演じたジョニー・デップの演技はお見事!どんどん堕ちていくさまは胸が痛くなりました。
特にラストは本当に麻薬で稼ぐなんてしなきゃ、この人良い人生送れただろうなと、しみじみ思わせてくれる哀愁の見せ方。
徹底して役作りをするジョニーならではです。
麻薬映画によくある警察とのドンパチシーンはそんなになく、どちらかというとハートフルな映画と考えていいと思います。
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※アメリカの80%のコカインを操った男。30代で1億ドルを稼いだ男。(中略)「ユングの登場によりアメリカの歴史はぬりかえられた」と評される、裏社会でアメリカンドリームをつかんだ男のドラマティックな半生を描く、全米ベストセラー・ノンフィクション!【引用:Amazon】
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ペネロペの魔性の微笑、今だけは溺れたい…
さて、本作品のペネロペですが、すっごく細い!
麻薬をしているという役だからでしょうが、病的とただ痩せただけというギリギリなラインのスタイルをしているのがこれまた魅力的です。
魔性の微笑みで誘惑されたら、結末はわかっているけれど今だけはわからなくていいから溺れたい。
そんな願望を沸き立たせてくれる女性、どこにいるのでしょう?
この映画の中にいます。
しかし、楽して稼ごうなんて甘いし、楽して稼いできたからそれしか知らないというのはどうしようもないし、わかっている事ですが辛いものがありました。
「わが子」の存在は世界一。
「お前はパパのハートだ」作中のユングが娘にかける言葉です。
この言葉だけ嘘、裏切りがなくピュアそのものを表していて胸に響きました。
人生転落するも上がるも自分次第。
④『それでも恋するバルセロナ』
アメリカ・スペイン合作映画でウッディ・アレン監督作品。
ウッディ・アレンの映画は淡々としていて(ただ淡々なだけのものもありますが)、ゆっくり旅をしている感覚になります。
婚約中で恋愛慎重派のヴィッキーと、自由恋愛気質のクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は休暇でバルセロナを訪問中。
そこでセクシーな画家ファン(ハビエル・バルデム)に出会い、いきなり三人で旅行に行こうと切り出し困るヴィッキーだがクリスティーナは乗り気。
結局、クリスティーナは体調を悪くしてしまいヴィッキー、一人で画家の元へ徐々に惹かれ一夜を共にする。
もちろん画家は、クリスティーナにもちょっかいをかける。
そんな中現れたのは画家の情熱的な美しい元嫁マリア(ペネロペ・クルス)、四角関係はどう結末を迎えるのか・・・?
このセクシーな画家役を演じたハビエル・バルデムは、プライベートでペネロペの旦那様!
つまり、夫婦共演が見れる作品です。
ハビエルもザ・スペイン男性!というホルモンが濃~い感じの俳優さん。
「007スカイホール」にもご出演されていました。
筆者は、スカーレット・ヨハンソンも好きなので観たのですが、ペネロペとスカーレットが並ぶと圧巻されました!
これが女優だよね、という凄みがあります。
特にペネロペの情緒不安定なシーンや喧嘩のシーンは「スペイン女、こわっ」となりました。
ペネロペ・クルスは、本作でアカデミー賞に輝く!
本作品ではやっぱり、アカデミー賞助演女優賞を獲得したペネロペに釘付けです。
タバコの吸い方や仕草、すべてを目で追ってしまいます。
本当の夫婦だからでしょうか?(撮影時は恋人)
とにかくスペイン俳優陣が魅力的。
ウッディアレンはロマンティック・コメディの巨匠で、わかりやすくて少し疲れて何も考えたくない時に最適の映画です。
今作のロケ地はバルセロナなので、旅をしている気分になれます。
ちなみに筆者はサグラダ・ファミリアを訪問した時感動しすぎて泣き崩れた覚えがあります。
「Esta bien?(あんた大丈夫かいな?)」と地元おばさまに声をかけていただきました。
Gracias・・・。
スペインは食べ物も美味しいし、街並みも独特で個性的。
人は、よく笑いよくケンカし、よく食べ歌い、最後に踊れば万事OK!といった具合で陽気です。
まとめ:NOS VEMOS!!!
●ペネロペ・クルス(Penélope Cruz)
InStyle #200 | PENÉLOPE CRUZ (Spanish Edition)
誕生日:1974年4月28日生まれ
星座:おうし座
身長:168㎝
出身:スペイン
▶おすすめの代表作品
いかがでしたでしょうか。
今回はペネロペ・クルス特集でした!
どの映画も「安定の美しさ」と「一時停止するくらいのかわいらしさ」を観ることができます。
最後にスペイン語で、映画は「Pelicula」〔ペリクラ〕と言います。
ちなみに映画館は「Cine」〔シネマのシネと覚えましょう〕
それではまたお会いしましょう!
NOS VEMOS!!!
《ライター:なんじゅん》 クリックで担当記事一覧へ→
元舞台俳優・劇作家・現イラストレーター
中学生の頃から一人映画館をキめていたくらい大の映画好き。好きな映画は「髪結いの亭主」。
ポップコーンはバター多めで。
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