『ブリジット・ジョーンズの日記』
今や定番ジャンルの一つとなった、“大人おひとり様女子”の先がけの一つとも言える今シリーズ。
主役のブリジットを演じるのは『シカゴ』『コールド・マウンテン』『ジュディ 虹の彼方に』などのアカデミー主演女優レネー・ゼルウィガー。
ロバート・デ・ニーロとも並び評されることがあったほどに妥協の無い役作りをすると言われる彼女は、この役のために13kgの増量を行ったそうです。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/BridgetJonessDiary)
●レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger)
誕生日:1969年4月25日生まれ
星座:おうし座
身長:163㎝
出身:アメリカ・テキサス
▶おすすめの代表作品
※少女の時代の可憐さが、映画界に染まって次第に変わっていく姿に涙を誘われます。
アラサー・シングル・ちょっとぽっちゃり
そんなブリジットは32歳独身、彼氏ナシ。
新年の誓いは「日記をつける、タバコとお酒を減らす、痩せる、彼氏をつくる」
(このあたりは万国共通で女性ならきっと頷いてしまいますよね。)
そして「セクシーな上司、ダニエルに気をつける」こと。
このダニエルを演じるのが『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』などのヒュー・グラント。
●ヒュー・グラント(Hugh Grant)
誕生日:1960年9月9日生まれ
星座:おとめ座
身長:180cm
出身:イギリス・イングランド
▶おすすめの代表作品
粋でスマートでセクシーな男性を演じるなら間違いなしですよね。
ダニエルは仕事も有能、とても思わせぶりで積極的で、どう見ても女好きなんだろうな~
というのはブリジットも分かっているので、ディナーのお誘いも一度は交わしてみたりもするのです。
恋する女性の、「あるある」に共感
でも結局ダニエルの魅力にはあらがえないブリジット。
デートの予感のある日に、アンダーウェアに悩むシーンが可愛くてお気に入りです。
いざその時のために、レースのセクシーなパンツを一度は手に取ってみるものの、そもそも“いざその時”を迎える確率を上げるためには完璧なボディラインを演出してくれるベージュのガードルが必要かも?
下着の見た目と機能性は反比例するという葛藤。
女性ならつい頷いてしまうエピソードだと思います。
ブリジットの究極の選択とその夜の展開についてはぜひ作品をチェックしてみてください。
名作『高慢と偏見』をオマージュ?今作の、もう一人の主役
さて、このシリーズのもう一人の魅力的な男性と言えば『英国王のスピーチ』『キングスマン』シリーズなど、コリン・ファース演じるマーク・ダーシー。
ドラマ版の『高慢と偏見』でダーシー役を演じたのもコリン。
このマーク・ダーシー役はコリン・ファース以外考えられないのです。
ダニエルとは正反対なマークは知的で冷静で、そして何より誠実。
でも堅物で正直な彼は、女性を喜ばせるような気の利いたセリフの一つも口にしません。
そして、お母さんが選んだダサいトナカイ柄のセーターを着ることも厭わないような男性なので、最初の二人の印象は最悪なわけです。
●コリン・ファース(Colin Firth)
誕生日:1960年9月10日(おとめ座)
身長:187cm
出身:イギリス・イングランド
▶おすすめの代表作品
マイナスからのスタートだった二人。
けれど次第に取り繕った表面だけではないお互いの本質を知り、惹かれあっていく様子がとても素敵です。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の名セリフ
今作品より、心に残るセリフをご紹介。
“I like you very much, just as you are.”
「君が好きだ。ありのままの君が」
自分をちゃんと見ていてくれて、ありのままでいい、と言ってくれる。
こんなシンプルでまっすぐな告白って理想ですよね。
なんだかんだ言って二人の素敵な男性にモテモテのキュートなブリジットを、ぜひ作品でチェックしてみてください。
『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』
次に紹介するのは、『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』。
ぽっちゃりだけど底抜けにポジティブなヒロインを描いた作品です。
主役のレネーを演じるのは、コメディエンヌと言えば今右に出るものはいないかも?という勢いのエイミー・シューマー。
ダイエットのために通っていたジムでエアロバイクから転げ落ち、頭を打ったショックで自分のことを絶世の美女だと思い込んでしまうのです。
●エイミー・シューマー(Amy Schumer)
誕生日:1981年6月1日生まれ
星座:ふたご座
身長:170cm
出身:アメリカ・ニューヨーク州
▶おすすめの代表作品
超ポジティブ女子、尊重され頼りにされる存在に
自信に満ち溢れたレネーは今までできなかったような行動を次々と起こしていくのですが、周りの他の人たちにとってはレネーのルックスはそのままで変化はありません。
最初は「勘違いのイタい人」といったような、奇異な目で見られていたレネー。
しかし、次第に頭の回転が良く、ユーモアとコミュニケーション能力に溢れた彼女の本質を周囲の人々は認めるように。
そして、尊重され、頼りにされるまでになっていきます。
誰もが抱えている、意外で些細なコンプレックス
この作品では、他人から見たら全てを手に入れているように見える一見完璧な女性にも皆コンプレックスがあり、自信を持てずにいる様子も描かれます。
レネーが働く化粧品会社の女社長エイブリーを演じるのは、『ブルーバレンタイン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『グレイテスト・ショーマン』などのミシェル・ウイリアムズ。
インフルエンサーのエイブリーは女性たちの憧れの的ですが、自身は個性的な声に強いコンプレックスを感じているのです。
人から見れば些細な悩みでも、本人にとっては簡単には片付けられないのがコンプレックス。
シリアスな作品を中心に出演し、演技派と言われるミシェルの珍しい役どころも見どころです。
●ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)
誕生日:1980年9月9日(おとめ座)
身長:163㎝ 出身:アメリカ・モンタナ州
▶ミシェル・ウィリアムズの出演映画一覧
▶おすすめの代表作品
恋愛にも超積極的、勢いに押される男性も
ある日クリーニング店に行ったレネーはたまたま目が合っただけのイーサンが自分に一目惚れしたに違いないと思い込み、頼まれてもいないのに勝手に電話番号を交換します。
レネーの思い込みの深さに、最初はすっかり及び腰になっていたイーサン。
しかし、勢いに押されるままにデートしてみると、心底からポジティブなレネーの姿に自分には無い魅力を感じ、二人の交際は順調にスタートします。
でも、そんなレネーも本来の自分の姿に気付く時がやってきます。
『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』の名セリフ
頭を打ったショックから元に戻ったことで、自分の外見が変わっていないことに気付いて自信を失います。
「あなたは本当の私を知らないでしょ」と落ち込むレネーに、イーサンは次のように言うのです。
“I’ve always seen you.”
「ずっと君が見えてたよ。」
「僕はずっと君の姿かたちではなくて人としての本質が見えていたよ」、と。
このシンプルな一言で言い表してくれているのがとても素敵ですね。
今作のポイントと、エイミー・シューマーの魅力
この作品のポイントは、突然美人に生まれ変わるというわけではなく、生まれ変わったと思い込んだだけというところ。
映画を観ている人たちにとっても、レネー以外の登場人物の目線と同様、レネーはぽっちゃりのままなので、この物語を引っ張っているのはエイミー・シューマーの表現力のみなのです。
改めてそのコメディエンヌぶりに感服します。
人間は自分に自信を持ち、積極性と前向きな心さえあれば不可能だと思っていた多くのことが可能になる!
そんなとても大切な教訓を、楽しく再認識させてくれる作品です。
まとめ
前向きに生きる姿が眩しい、キュートなぽっちゃりヒロインたちの2作品をご紹介しました。
自分に自信が持てなくなる時は誰にでもあるものです。
あんなルックスだったら、と他人を羨んでしまうこともあるけれどコンプレックスはみんな同じ。
自分をハッピーにできるのは自分自身の心だけなのですね。
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