《目次2:輝く7人の秘書たち【後半】》
『アイアンマン』
❹「ペッパー・ポッツ」、スーパーヒーローを愛した秘書
アメコミ、マーベル、そして「アイアンマン」と聞けば、『アイアンマン』(3作)『アベンジャーズ』(4作)両シリーズのメイン・スーパーヒーローとしてあまりにも有名でです。
一方、忘れてならないのは、シリーズを通してアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)を支えたえた長年の秘書ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)の存在です。
アイアンマンが、もともと企業CEOのトニーだった頃からの関係です。
トニー自らが開発したパワードスーツにより、スーパーヒーロー集団のリーダーとなってからの彼の激務は相当なもの。
ペッパーは、秘書としての仕事以上にアイアンマンことトニーに愛情を注いでいくのがわかります。
「アイアンマン」は残念ながら、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で終わってしまいました。
エンディングで瀕死の状態になったアイアンマンにかけよる人物がいました。
共に戦ったスーパーヒーロー(キャプテン・アメリカ、ハルク、キャプテン・マーベル…)より大切だった人物。
今となっては結婚し、子どもも設けていた妻ペッパー・ポッツだったのです。
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『カフェソサイエティ』
❺「ヴォニー」、エンタメ業界実力者・憧れの美人秘書
ところで「秘書」からイメージするのは、有力者に仕える「美人秘書」。
魂胆があってもなくても、美人秘書となると近寄る男はいっぱいいます。
1930年代のハリウッドを描いた『カフェ・ソサイエティ』には、そんな典型的な秘書物語がありました。
映画産業・政治家・ギャングの人間模様と愛憎を描く、ウディ・アレン監督の作品です。
登場する秘書は、映画業界を取り仕切る実力者「フィル」の美人秘書「ヴォニー」(クリステン・スチュワート)。
一目見て採用を即決したフィルは、実は妻帯者だったのですがのちに彼から、妻との離婚を前提にしたプロポーズをすることになります。
モテる彼女は気ままで幸せな「お飾り秘書」…、と思っていたら人生そう簡単には行かず映画は意外な展開をします。
ある日、ヴォニーの前に現れたのはフィルの甥ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)。
マジメなボビーはヴォニーに一目ぼれし、奇妙な三角関係になってしまいます。
ボビーの気持ちも嬉しいし、実力者フィルとの玉の輿結婚も捨てがたいと悩む「お気楽秘書」。
シャレたラブ・コメディで、ちょっと息抜きしてみてはいがかでしょうか。
■作品情報と関連本【管理人・選】
※仕事ができて気くばり上手…愛される働き女子になれる方法、カリスマ秘書が教えます!!元ダメ秘書が外資系企業でバイリンガル凄腕秘書になれた理由。【引用:Amazon】
『J・エドガー』
❻「ヘレン・ギャンディ」誰もが恐れたFBI長官・実在秘書
さて、話はゴロっと変わってこちらの秘書は命がけ。
企業でも政界でも、秘書が仕えた要人の機密業務を扱うのは、相当の口の堅さと信頼度が必要となります。
「ヘレン・ギャンディ」(ナオミ・ワッツ)は、国家の最重要機密事項を扱うアメリカFBI(連邦捜査局)の初代長官に仕えた秘書で、歴史的にも名を残した人です。
初代FBI長官とは、「J・エドガー・フーヴァー」(レオナルド・ディカプリオ)のこと。
映画『J・エドガー』で描かれる※フーヴァー長官は、国家安泰を損なう人物を自らが法律となって容赦なく粛清。
盗聴も排せず徹底した情報収集を行い、大統領や政府高官のスキャンダルさえ見逃さない徹底ぶりでした。
得た情報は「ミス・ガンディ!」(エドガーがヘレン・ギャンディ秘書を呼ぶ声)を通じ、極秘ファイリングされていきます。
在任中、なんと8代の大統領に仕えた彼ですが、年齢には勝てず(77歳)任期中に自宅で突然死してしまいます。
秘書室で死亡の一報を受けたミス・ガンディが最初にしたこと。
彼女は一瞬驚いたものの、秘書室のドアをすぐに閉め、生前に長官と約束したすべての極秘ファイルの廃棄処分にとりかかるのでした。
■作品情報と、FBI長官フーヴァーの実態【管理人・選】
※その男の名は、合衆国の安全、価値観、そして恐怖と同義であった…。盗聴マニアの同性愛者は、いかにしてFBI独裁王国を築き、48年間も君臨したのか?(中略)民主国家という虚飾を利用し、卑劣な手段で国民的英雄となった男の実像を膨大な資料と証言で暴く渾身の記録。【引用:Amazon】
『最高の人生の見つけ方』
❼「トマス」、資産家の病院経営者・実直な男性秘書
さて、最後は「感動物語」で締めくくりましょう。
ガンのため、余命が約半年と宣告された二人の初老男性の「決死旅行」物語です。
ひとりはエドワード・コール(ジャック・ニコルソン )で、病院経営で財をなしたワンマン資産家。
もう一人は、カーター・チェンバーズ(モーガン・フリーマン )で自動車の整備工。
二人がガン治療のため入院したのはエドワードが経営する病院で、たまたま同室となります。
雑談を交わすうちに、二人はお互いの余命がほぼ一緒だということを知ることに。
二人は死の恐怖に怯えつつも、資産家エドワードの「死ぬまでにやりたいことを全部やろう!」の呼びかけで旅に出たのです。
同行は、エドワードに仕え旅程を管理する秘書「トマス」(ショーン・ヘイズ)のみ。
二人の「死出の旅」にも、感情を押し殺し付き合うだけでした。
(少しネタバレあり)
スカイ・ダイビング、世界の絶景観光、未体験ツアー…と、文字通り「命がけ」の旅で「やりたいリスト」を消し込んでいきます。
しかし、悪化する症状と死期は止まりません。
二人のリストには、まだ消されていない項目が…。
リストを見ることになった秘書トマスが、最後に取った行動に涙があふれてきます。
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※もし相手に「あなたは間違っている」と単刀直入に言ったら、相手はあなたに賛同したくなるだろうか? そんなことはまずない。
相手は自尊心を傷つけられるから反論したくなる。あなたがどんなに名論卓説を並べようと、相手は自分の信念を曲げようとしない。なぜなら、相手は論理の生き物ではなく感情の生き物だからだ。【引用:Amazon】
まとめ~名を名乗れ!素晴らしき秘書たち~
7つの物語(映画)で共通なことがひとつありました。
それは、秘書たちが仕えるボスの「わがまま」。
「あそこまで言われたら耐えられない!」と思える暴言や行動にハッとする場面が出てきます。
しかし、7人の秘書たちには、グッとこらえているかというとそうでもない雰囲気が。
プロ意識といえばきれいごとになりますが、気持ちの中に「消化する仕組み」が出来上がっていくのでしょうか。
映画自体の感動に加えて、さも端役のように出てくる彼ら彼女らに応援と賞賛の気持ちがこみ上げる瞬間です。
「名を名乗れ!素晴らしき秘書たちよ!」と。
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