映画『シンプルな情熱』に学ぶ恋愛診断、「ワルい男」にハマらないための3つの心得を処方!

シンプルな情熱
『シンプルな情熱』レティシア・ドッシュ

映画『シンプルな情熱』は、ある男性との恋愛にのめり込んでしまった女性を描いた作品です。

この男性は、妻がいながら他の女性とも交際する、いわゆる「ワルい男」です。

そこで今回はこの映画を参考に、主人公の女性を恋愛診断。

「ワルい男」にハマらないようにするために、心得を3つ処方したいと思います。

(冒頭画像:引用https://twitter.com/ceteramovie/)

フランス映画『シンプルな情熱』(20):作品情報

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https://www.cetera.co.jp/passion/  【YouTube:予告編】

この映画は、2022年にノーベル文学賞を受賞した現代フランス文学を代表する作家アニー・エルノーが、自らの実体験を綴ったベストセラー小説『シンプルな情熱』が、原作となっています。

その原作を、女性監督のダニエル・アービッドが繊細に撮り、2020年カンヌ国際映画祭に選出されました。

主演は、カンヌ国際映画祭のカメラ・ドール受賞作『若い女』で主人公を演じたレティシア・ドッシュ

その恋人役を人気バレエダンサーだったセルゲイ・ポルーニンが演じ、その美麗な肉体を披露しています。

●ダニエル・アービッド監督(Danielle Arbid)

ダニエル・アービッド監督
https://www.sankei.com/article/

誕生日: 1970年4月26日生まれ

星座:おうし座

出身:レバノン

▶おすすめの監督作品

シンプルな情熱(作品情報)

原作:アニー エルノー著 (ハヤカワepi文庫) 

 

『シンプルな情熱』:あらすじ

「私は何もせず、ある男性を待ち続けた」

物語は主人公エレーヌ(レティシア・ドッシュ)の語りから始まります。

舞台はフランスのパリ。

大学で文学を教えるシングルマザーのエレーヌは、ある男と出会ったことで恋にのめり込みました。

その男とは、ロシア人のアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)

彼はエレーヌよりも年下で、既婚者でもありました。

いずれロシアへ帰る彼と、自宅やホテルで逢瀬を重ねるうちにエレーヌは彼以外のことを何も考えられなくなったのでした。

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https://twitter.com/ceteramovie/

仕事や子育てにも身が入らない生活を続けるエレーヌ。

そんな彼女に、「次はいつ会えるか分からない」と言いアレクサンドルはフランスを離れてしまいます。

それでもエレーヌは、彼が戻ってくるのを、待ち続けるのでした。

恋愛診断:「ワルい男」にハマらない3つの心得

1.彼から愛されていないことを受け入れる

今作のアレクサンドルは、滞在しているフランスで妻がいながらエレーヌと不倫をします。

彼は仕事が終わればロシアに戻ることが決まっているため、エレーヌとの関係を続けていく気はなく一時の遊びだと捉えてよいでしょう。

そんな彼のことを、エレーヌは心を支配されるほどに愛しますが、アレクサンドルが妻と別れて彼女を選ぶことはあり得ません。

そもそも、彼がエレーヌを本当に好きなのかも怪しいところです。

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アレクサンドルのように、同時に複数の女性と交際できる男は「ナルシスト」だと思って間違いありません。

彼が愛しているのは「相手の女性」ではなく、「恋されている自分」です。

つまり彼にとって自分が一番であり、その自らの存在価値を高めるために、女性に恋をさせているのです。

そんな彼にいくら愛を与えても、それが返ってくることは望めません。

この事実を理解することで、「ワルい男」にのめり込まないようになります。

2.相手の都合に合わせない

この映画で、エレーヌはアレクサンドルに連絡をすることを禁じられています。

彼から電話がなければ、会う約束もできないのです。

そのため、彼女はずっと連絡を待ち続けます。

さらに、二人が会うのは決まって彼女の自宅かホテルだけ。

彼はドアを開けると話もせずにエレーヌと抱き合い、行為を終えると出て行きます。

全てアレクサンドルの都合で、エレーヌはそれに合わせているだけなのです。

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このように、相手に合わせてばかりいると、「都合の良い女」と認定されてぞんざいな扱いを受けてしまいます。

では、なぜ相手の都合に合わせてしまうのか。

それは「嫌われたくない」という思いが強すぎるがゆえに、自分の気持ちに蓋をしてしまうからです。

まず「嫌われてもいい」というマインドを持ちましょう。

耐えながら関係を続けても、あなたが壊れるだけです。

他の相手を見つけたほうが、よっぽど良いです。

そのうえで、自分の気持ちと向き合い、やりたいことだけをやるようにしましょう。

恋愛において、嫌だと思ったことはやらなくて良いのです。

これを心掛ければ、相手の都合に無理に合わせることはなくなり、彼から理不尽な要求をされても断れるはずです。

3.今の自分を尊重する

映画の主人公であるエレーヌは、大学で文学を教えながら一人で息子を育てている大人の女性です。

また、離婚した夫から譲り受けた持ち家もあり、生活も安定しています。

彼女は世間一般から見れば恵まれた環境にあり、多くの人から尊敬されうる存在です。

にもかかわらず、アレクサンドルとの恋愛にのめり込んでしまいます。

まず大切な家を、愛欲を満たすための逢瀬の場所として使います。

仕事では講義の最中にケータイばかり気にして上の空。

さらに家事を放棄して息子を困らせます。

その結果、何もやる気が起きない状態になってしまうのです。

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なぜこのようなことになったのか。

それは、彼女が自分を尊重していないためです。

周りからは尊敬される人間であるのに、自分自身がそれに気づいていないのです。

今の自分と生活に誇りを持ち、大事に思ってさえいれば、それを破壊するような行動はしないはずです。

まず今の自分を肯定して大切にすることが、「ワルい男」にハマらないためには必要なのです。

まとめ

エレーヌのように、寂しさを抱えていたり、自信がない、自分が嫌いなど、今の自分に不満を持っている女性が多いように思います。

なぜ恋愛にのめり込んでしまうのか。

それは、気持ちに欠けた部分があり、それを満たしてくれる存在として恋人を求めるからでしょう。

ところがその期待に、相手は応えることができません。

なぜなら、他人に気持ちを満たしてもらうことはできないからです。

自分の気持ちは、自分で満たすほかないのです。

まず、自分という存在を認めて受け入れることが、「イイ男」と恋愛をするための一歩なのだと思います。

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プロフィール,げん

こんにちは!ライターの「げん」と申します。

映像が好きで、テレビドラマのプロットなどを書いていました。また、恋愛小説をファッション誌で連載したこともあります。これらの経験をもとに、映画を通して恋愛を学ぶ記事を書いています。

げん(@GEN87187) / Twitter

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